国語+英語+生活+社会の話ー。
何かが活き活き(いきいき)としている事を表す語、「活気(かっき)」と、
それに対応する英語の一つ、「animation(アニメーション)」等の話を。
前置き。
昨日は「活性化(かっせいか)」について書きましたが。
その後、似た語の「活気(かっき)」を調べたら面白かったので、その話を。
※
まず「活気(かっき)」とは、何かが活き活き(いきいき)としていること、またはその雰囲気(ふんいき)のことですね。
ざっくり言うと元気(げんき)で、勢い(いきおい)のいい感じです。
例えば「この町は活気がある」、「この港は活気がある」というと、
町や港の人々が、元気でわいわいしている…というイメージですね。
で、同じように何かが活き活きとしている状態は、
「テンションが高い」や「盛り上がっている」などとも言えます。
それらに比(くら)べると、「活気(がある)」は少し堅(かた)い表現の気もしますが…。
しかし英語にすると、その印象も変わるかもしれません。
というのも「活気」には、「アニメーション」などの語が関わるらしいからですね。
まず和英辞典によれば、
「活気」を表す英語の一つに「animation(アニメーション)」、
また「活気のある」を表す英語の一つに「animated(アニメイテッド)」がありまして。
そして英和辞典によれば「animation(アニメーション)」は「活発(かっぱつ)」や「生気(せいき)、元気(げんき)」という意味、
また「animated(アニメイテッド)」は「活気に満(み)ちた」という意味があるようです。
ちなみに和英辞典の「活気」の欄(らん)でも、「港が活気づいた」という例文に「animated(アニメイテッド)」が使われていました。
なので例えば、港を訪れた観光客(かんこうきゃく)などによる、
「この『港』に『活気(animation)』はありますか?」という問いかけは、
ある意味「この『港(みなと)』に『アニメーション(活気)』はありますか?」と言い換えられるかもですが。
…でも言われた港の人は、「ここでアニメを見る気か…!?」とか、
「この港が舞台のアニメを求められている…!?」って思いそうで、ちょっと面白いですね。
※
ちなみに上ではジョーク風にしてしまいましたが。
しかしアニメで実在(じつざい)の土地を舞台にする…というのは近年よくあり、
また逆にその土地の人が、自分たちでアニメを作る場合もあるようです。
(例えば地元(じもと)の宣伝(せんでん)、PR(ピーアール)のためなどですね)
なので、活気がなくなっていた港や商店街が、
「アニメーション(animation)」で「活気(animation)」を得た、というのは、
普通にあり得る、あるいはよくあることだったりするかもしれません。
なので、あなたのお住まいの地域も、
どこかで「アニメーション(animation)」に関わっているかも?
「なんかこの辺り、最近『活気(animation)』づいてるな…」と思ったら、
ちょっと調べてみるのも面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・活気(かっき):
関連用語:「活用(かつよう)」*1、「応用(おうよう)」
逆っぽい語:「過疎(かそ)」*2
*1:「活用(かつよう)」、「応用(おうよう)」については 12/2 国+英他:この「問題(もんだい)」は「アプリケーション」ですか? ~「応用(おうよう)/application(アプリケーション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「過疎(かそ)」については 4/3 社会:「コスト」と「効果(こうか)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。