国語+英語+学習の話ー。
「この問題は、スマホのアプリ専用です!」という話ではありません。
知識(ちしき)を工夫(くふう)して使ったりすること、「応用(おうよう)」と。
それに対応する英語の一つ、「application(アプリケーション)」の話を。
前置き。
昨日の記事で「活気(かっき)」*1について書いたので、
似た語の「活用(かつよう)」について調べていると。
それ(活用)と「応用(おうよう)」周りが面白かったので、その話を。
※
まず「応用(おうよう)」とは、何かの知識(ちしき)などを使うことですね。
国語辞典によれば、知識や理論(りろん)を当てはめるだけでも「応用」というようですが、
広い意味だと、「臨機応変(りんきおうへん)に処置(しょち)すること」という意味もあるようです。
つまり「状況(じょうきょう)に合わせて上手く使う」という意味もあるようですね。
実際、教科書(きょうかしょ)等に載ってる「問題(もんだい)」などでは、
よく「基本(きほん)」の難しさの問題があって、
その次に、より難しい「応用(おうよう)」問題があったりする気がします。
なので「応用」というと、「知っていることを、ちょっと工夫(くふう)して使ってね!」というイメージもある気がしますね。
で、そんな訳で教科書でよく見る気もする「応用」ですが。
しかし英語にすると、また違う意味で「よく見る語」っぽくなったりもするようです。
というのも和英辞典によれば、
「応用(おうよう)」を表す英語の一つに「application(アプリケーション)」がありまして。
(ちなみに「活用(かつよう)」に対応する英語の中にもありました)
英和辞典によれば「application(アプリケーション)」には
「応用(おうよう)」や「(言葉などを)あてはめること」という意味があるようです。
で、その意味の関連として、いわゆるスマホなどでよく聞く「アプリケーション/アプリ」の意味もあるようですね。
(順番的には、スマホ等の「アプリ」の方が後にできた意味と思われます)
でもそう考えると、例えば紙(かみ)の教科書についての、
「この『問題』は『応用(application)』です」という言葉を、
「この『問題(もんだい)』は『アプリケーション(応用)』です」と言い換えられるかもですが。
…なんか一気に「続きは『アプリ』でやれってこと…!?」とか、
「紙の教科書に載らないほど、多いのかな…(絶句)」なんて思いそうで、面白いですね。
※
ところで上では、問題は「基本」より「応用」が難しいことが多い…って感じで書きましたが。
しかし筆者個人の感想としては、
時々「基本より、応用の方がよく解ける」という方もおられる気がします。
もちろん全く基本が身についてないと、応用も難しかったりするのですが。
でもなんというか、「簡単に思える問題をたくさん解くのは面倒だけれど、難しい問題の方がやる気が出る」というタイプの方もおられる気がする訳です。
そういう方、またはそういう気分の時は、あえて「応用」問題に挑(いど)んでみるのもいいかもですね。
まあ、人の学習タイプはそれぞれで、筆者には詳しいことは分かりませんが。
でももしも勉強で、「基本の問題に飽きちゃったぜ…」という時は。
勉強を止めてスマホの「アプリ(application)で遊ぶ」のもいいかもですが、
たまに「私は『応用(application)』問題で遊ぶぜー!」なんて、やってみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・応用(おうよう):
関連用語:「活性化(かっせいか)」*2、「変化(へんか)」*3
関連記事:『変化を表す外国語セブン』
・活用(かつよう):
*1:「活気(かっき)」については 12/1 国+英他:この「港(みなと)」に「アニメーション」はありますか? ~「活気(かっき)/animation(アニメーション)等」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「活性化(かっせいか)」については 11/30 理+英他:「冷蔵庫(れいぞうこ)」に「アクティベーテッド・カーボン」は置いてますか? ~「活性炭(かっせいたん)/activated carbon」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「変化(へんか)」や、記事『変化を表す外国語セブン』については 8/26 国+諸外:「変化(へんか)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。