国語+英語+ドイツ語の話ー。
誰かと誰かを仲直り(なかなおり)させること、「仲裁(ちゅうさい)」と。
それに対応する英語の一つ、「arbitration(アービトレーション)」等の話を。
ドイツ語の「Arbeit(アルバイト)」や、それが由来と言われる「アルバイト」の話を添えて。
幼児で遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
昨日の記事では「アルバイト」について書きましたが。
今日も「アルバイト」に関係する語について書こう…と思っていたら、
しばらくして「これ『アルバイト』と違うスペルじゃん!」と気づくことがあったので、その関連話を。
※
まず「仲裁(ちゅうさい)」とは、誰かと誰かを仲直り(なかなおり)させることですね。
例えば「ケンカの仲裁に入る」といった感じで使います。
あと「裁く(さばく)」的な漢字も入っていますが、特に結果や善悪を判断せず(裁かず)、両者をなだめる(落ち着かせる)場合もあるイメージですね。
で、そんな仲裁」と、
働き方の一つ「アルバイト」は特に関わりがある感じはしないのですが。
しかし「仲裁」を英語にすると、意外と似ているかもしれません。
というのも和英辞典によれば、
「仲裁(ちゅうさい)」に対応する英語の一つが「arbitration(アービトレーション)」というらしいからですね。
Wikipediaによれば、「アルバイト」の由来であるドイツ語が「Arbeit(アルバイト)/仕事」らしいので、スペルがけっこう似ている気がします。
…まあ、実際に似ているかどうか、というより、
単に筆者が、「arbitration/仲裁」を最初「アルバイト(Arbeit)」の関係語かと勘違い(かんちがい)しただけなんですが。
(なんとなく「a-r-b-i-tration」の最初の「r」を「ル」読み、
最初の「i」の部分を、「アイ」読みかと思っていました)
実際には英語でのアルバイトは、「part-time job(パートタイム・ジョブ)」等というらしいので、
それはそれでまた「arbitration/仲裁」とは似ていないのですが。
でも英語やドイツ語など、色んな外国語由来の「カタカナ語」を使う日本では、
もしかして筆者と同じように、
「『仲裁(arbitaration)』は『アルバイト(Arbeit)』と似ている…かも?」なんて思う人が、いたりするかもですね。
※
ところで英和辞典によれば、
上記の「arbitration(アービトレーション)/仲裁」の関連語には、
「arbiter(アービター)/裁決者(さいけつしゃ)」というものがあるようなのですが。
…これもどことなく、いわゆる「アルバイター」っぽく読めてしまいそうですね。
まあどれもこれも筆者の空目(そらめ)、勘違いではあるのですが。
でももし「arbitration(アービトレーション)/仲裁」や、
「arbiter(アービター)」といった語のスペルが覚えにくくて苦労したときは。
「ちょっと『アルバイト(Arbeit)』に似てた気がする…」なんて思い出して見るのも、いいかも?
まあそんな感じで~。