音楽+英語+こころの話ー。
「実はピアノにも正直者と、嘘つきがいて…」的な話ではありません。
縦(たて)に長い形のピアノ、「アップライトピアノ(upright piano)」と。
「直立(ちょくりつ)した」や「正直(しょうじき)」などの意味がある、
英語「upright(アップライト)」の話を。
前置き。
まず「アップライトピアノ(upright piano)」とは、ピアノの一種ですね。
Wikipediaによれば、弦(げん)などを縦(たて)にした種類を指すようです。
これは、弦が横(よこ)になっているグランドピアノより、性能(せいのう)が劣(おと)るらしいのですが、
代わりにアップライトピアノの方が(縦に長い分)場所を取らない…というメリットがあるようですね。
ちなみに英和辞典を調べてみると、
「upright(アップライト)」には「直立(ちょくりつ)した」とか、「垂直(すいちょく)」という意味があるようです。
なので「弦などが『(縦に)直立した/垂直(upright)』になったピアノ(piano)」
→「アップライトピアノ(upright piano)」って感じですかね。
さて、これらの「ピアノ」は生物(せいぶつ)ではないので、
特に性格(せいかく)はなく、
なのでどのピアノが「正直(しょうじき)」、ということもなさそうですが。
しかし英語圏で「アップライトピアノ」という名前は、
ちょっと「正直」に見えたりするかもしれません。
というのも英和辞典によれば、
英語の「upright(アップライト)」には「正直(しょうじき)」という意味があるらしいからですね。
ちなみに「upright」には他にも「背筋(せすじ)の伸びた」とか「まっすぐなもの」という意味があるようなので、
「心や背筋がまっすぐ(upright)」→「正直(upright)」というイメージなのかもしれません。
(日本語でも同様のイメージはある気がします)
そして、この「upright/正直」の意味を知ってから、
誰かに「この『ピアノ』は『アップライトピアノ(upright piano)』で~」と説明されたら。
少し「その『ピアノ(piano)』は『正直(upright)』なんですか…!?」と思いそうで、面白いですね。
※
まあ、実際には最初の方で書いたように、
アップライトピアノはグランドピアノより性能が落ちるらしいので、
出したい音に「正直(upright)」に反応してくれる…という訳では無いかもですが。
でももし「アップライトピアノ(upright)」を見て、
縦(たて)に「直立した(upright)」様子がカッコ良いな…と思ったら。
「私もこのピアノみたいに、『背筋を伸ばして(upright)』みるか…」とか、
「『正直(upright)』になってみるかー!」なんて思ってみるのも、いいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・アップライトピアノ:
・upright(アップライト):
関連用語:「up(アップ)」*1
*1:「up(アップ)」については 12/4 技+英:パソコン用語から英語を学ぶ! ~「アップデート(update)」と「ダウンロード(download)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。