生活+英語の話ー。
「本気を出せば、人間は何でも食える…!」的な話ではありません。
下腹部(かふくぶ)等にあたる牛肉(ぎゅうにく)の部位「ランプ(rump)」と、
そのステーキである「ランプステーキ(rump steak)」等の話を。
前置き。
昨日の記事では、英語の「lump(ランプ)/かたまり」*1や、
「角砂糖(かくざとう)/lump sugar(ランプ・シュガー)」について書きましたが。
まだ他にも、「ランプ」と名前につく食べ物があったりします。
それが「ランプステーキ」というものですね。
…といっても、英語のスペルだと「rump steak(ランプ・ステーク)」なので、
昨日(の「lump」)とはさらに別の「ランプ(rump)」の話なのですが。
Wikipediaやネットで調べた感じによれば、
「ランプ(rump)」は牛肉(ぎゅうにく)の部位(ぶい)の一種であり、
牛の下腹部(かふくぶ)…腰(こし)・太もも(ふともも)・お尻(おしり)の辺りの肉を指すようです。
(また手元の英和辞典によれば、「rump(ランプ)」は動物や人のお尻を指すこともある、と説明されていました)
ただ、Wikipediaによれば牛肉部位としての「ランプ」はイギリスやオーストラリアでの呼び名で、
アメリカでは「ラウンド(round)」などと呼ばれるらしいですね。
それを使ったステーキは「ラウンドステーキ(round steak)」などと呼ばれるようです。
(ネットで調べた感じでは、こちらの名称も日本で使われているようです)
ともあれ、手元の古い辞典にも「ランプステーキ」は載っているほど有名でしたので、
日本でも「(牛肉の)『ランプ(rump)』は『ステーキ(steak)』にできる!」と言えそうですが。
…しかしやはり、「ランプ」というと照明(しょうめい)の「lamp(ランプ)」*2のイメージも強いので、
「照明の『ランプ(lamp)』をステーキにするの…!?」と思いそうで、面白いですね。
※
ちなみに当ブログでは今まで、英語の4つの「ランプ」を紹介してきました。
具体的には、
①「lamp(ランプ)」…「照明(しょうめい)」の一種
②「lump(ランプ)」…「かたまり」等を意味する
③「ramp(ランプ)」*3…「傾斜路(けいしゃろ)、スロープ」を意味する、
④「rump(ランプ)」…今回紹介した、「牛肉の部位の一種(下腹部など)」
…という感じですね。
まあ別に、海外で発音を少し間違えても、
いきなり「『傾斜路(③ramp)』のステーキを出された…!」なんてことは無いかと思いますが。
でも、もし「ランプステーキ(rump steak)」やお肉が好きという方は。
海外でも望んだ物をしっかり食べられるように、
とりあえず④「rump(ランプ)」の発音や聞き取りを、頑張ってみるのも良いかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・rump(ランプ):
・ランプステーキ:
*1:「かたまり」等を表す英語「lump(ランプ)」や、英語では「lmnp sugar(ランプ・シュガー)」ともいう「角砂糖(かくざとう)」については 12/10 生+英他:「砂糖(さとう)」で「ランプ」は作れますか? ~照明(しょうめい)の「ランプ(lamp)」と「角砂糖(lump sugar(ランプ・シュガー)」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:照明の「lamp(ランプ)」については 8/22 理+英:「spirit lamp(スピリット・ランプ)」は何のランプですか? ~精霊(せいれい)とアルコ-ル~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:傾斜路(けいしゃろ)やスロープなどを表す英語「ramp(ランプ)」については 7/17 オラ+英他:「船(ふね)への道(みち)」は「ギャング道」ですか? ~「タラップ/gangway(ギャングウェイ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。