英語+国語+ゲームの話ー。
それぞれ「主(しゅ)」と「副(ふく)」の意味に対応する印象もある、
英語「メイン(main)」と「サブ(sub)」と。
「主題(しゅだい)」など「主○」系の意味を多く持つ、英語「subject(サブジェクト)」等の話を。
前置き。
今日は12月12日…数の「1」と「2」が並んだ日ということもあり。
1(主)と2(副)に対応するイメージもある、「メイン」と「サブ」の話を。
※
まず「main(メイン)」と「sub(サブ)」は、よくセットで使われる英語ですね。
それぞれ「主な(おもな)」と「副(ふく)/次の」といった意味合い…、
ざっくり言うと「main(メイン)」が「1番大事な」、「sub(サブ)」が「2番目の/1番ではない」的な意味のイメージです。
これらの語は、日本でもよく使われる印象で。
例えばマンガ等では、
「主役(しゅやく)」などの主要(しゅよう)なキャラが「メインキャラ」、
それに次ぐ…またはそれ以外のキャラは、「サブキャラ」(や「モブ」)などと言われたりする感じですね。
なので、上にも書いたように、
「サブ(sub)」は「副(ふく)」的なものを意味し、
「主」の方ではないイメージなのですが…。
しかし調べてみると、
英語で「サブ(sub)」が「主」に関わることはけっこうあるようです。
というのも英和辞典によれば、
英語の「subject(サブジェクト)」は「主題(しゅだい)」や「主語(しゅご)」、また「主観(しゅかん)」等を意味するらしいからですね。
…「主」のついた意味がいっぱいありますね。
なので、この「subject(サブジェクト)/主題など」等を見慣れた方は、
むしろ「『サブ(sub)』といったら『主(「主○」の意味が多い)』…!」と思ったりするかもですね。
※
ちなみに「subject(サブジェクト)」は「教科(きょうか)」の意味もあるので、
生徒(せいと)・学生(がくせい)の皆さまには、特に縁(えん)が深い言葉かもしれません。
まあ、だから何だというわけでないですが、
ただ今度どこかで「subject(サブジェクト)」や「サブ(sub)」という言葉を聞いたら。
「私は知っているぜ…『サブ(sub)』の語が意外と重要なことを…!」
「『副』だけじゃなく、時には『主(「主○」の意味)』になる可能性もあることを…!」
なんて思ってみるのも、「分かってる」感が出て楽しいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにRPGなどのゲームでは、
主人公が受ける「依頼(いらい)/クエスト(quest)」などが、「メインクエスト」や「サブクエスト」と呼び分けられることもあります。
また、主な「武器(ぶき)/ウェポン(weapon)」とそれ以外の武器が「メインウェポン」と「サブウェポン」なんて呼ばれることもありますね。
(ただ「サブウェポン」は「サイドウェポン」や「サイドアーム」と呼ばれたりすることもあり、場合にもよります)
追記2
ちなみに話は少し違いますが、
「substance(サブスタンス)」という英語には「本質(ほんしつ)」や「真実(しんじつ)」の意味があるようなので、
本文冒頭で書いた「sub(サブ)」=「副/メインほど重要ではない」の印象とはだいぶ違う感じですね。
むしろ「サブ~(substance)こそ一番大事だ!」って感じすらします。
追記3
ちなみに「メインテーマ」という言葉もありますが。
しかし調べてみると「theme(テーマ)」自体で「主題(しゅだい)」の意味を表せたりするので、
「メインテーマ」を直訳しすぎると「主な主題」(や「主主題」)となって、重複(じゅうふく)してしまいそうですね。
また「サブテーマ」という語もありますが、
こちらも同様に直訳で「副主題」となり、「副なのか主なのか…!?」って感じがしそうで面白いです。
(ただネットでは「サブテーマ」は「副題(ふくだい)」などと訳されていたりしました)
ちなみにいわゆる「サブタイトル(subtitle)」(文章の名前(メインタイトル)の横の部分)も「副題」と訳されることがあるので、
そちらで「副題」の語を見慣れた方もおられるかもですね。