生活+英語+社会の話ー。
日本ではよく「印税(いんぜい)」や「著作権使用料(ちょさくけんしようりょう)」の意味で使われる、
「ロイヤリティ/ロイヤルティ/royalty」という用語と。
「王位(おうい)」などの意味も持つ英語、「royalty(ロイヤルティ)」の話を。
前置き。
まず「ロイヤリティ(royalty)/ロイヤルティ」というと、お金のイメージがある言葉ですね。
英和辞典によれば「royalty」には、
「(本などの)印税(いんぜい)」や「著作権使用料(ちょさくけんしようりょう)」という意味があるようです。
(ざっくり言うと、何か本や物語を書いた人が、他の人から得られるお金って感じですかね)
だからか、マンガ等では「ロイヤリティが入る/生じる」とか、「あなたのロイヤリティは…」なんて表現も見る印象ですね。
で、そんな「ロイヤリティ/royalty」は、
一応、本が書けるなら、得ることはできるかも…という感じかもですが。
しかし「royalty」の他の意味を見ると、一気に難しく思えるかもしれません。
というのも英和辞典によれば、
英語「royalty(ロイヤルティ)」には、「王位(おうい)」などの意味があるらしいからですね。
関係語の「royal(ロイヤル)」に「国王の」、「王室(おうしつ)の」といった意味があるようなので、
順番としては、こちらの「王」系の意味が元っぽい気もします。
すると逆に、「royalty/著作権使用料」の意味が不思議に思えてきますが…。
英和辞典によれば「royalty」には「王の特権(とっけん)」という意味もあるようなので、
「王の特権(royalty)」→「特権」→「(制作者特権としての)著作権」→「著作権使用料(royalty)」みたいな感じかもですね。
(※あくまで筆者の仮説なのでご注意を)
で、小説やマンガ、あるいは歴史の話には、
人々が「王位(おうい)/royalty」を巡って戦(たたか)う…という話はよくありますので。
そんな話を読んだ後には、
「『ロイヤリティ(royalty/王位)』(を得る)には、『戦い』が必要なのかも…」なんて気分になるかもですが。
でもそれを、「ロイヤリティ(印税、著作権使用料)」のつもりで聞いた人は、
「『ロイヤリティ』を得るって、そこまで大変なんだ…」とか、「創作(そうさく)の世界も、甘くないんだな…」と誤解しそうで面白いですね。
※
ちなみに英和辞典によれば、「royalty」の発音は「ロイヤルティ」っぽいのですが。
でも日本ではよく「ロイヤリティ」と呼ばれている印象で、
またネットでも、「royalty」については「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」表記のどちらもありました。
またさらに「loyalty」という語もあるようなのですが。
見た感じ、こちらも「ロイヤリティ」表記だったりもするようです。
ただ、発音は英和辞典やネットで確認jすると、「ロイヤルティ」っぽかったので…、
…なかなかややこしいですね。
なので、例えば英語のテストにこれらの単語、
つまり「ロイヤルティ」、「ロイヤリティ」、
「royalty」、「loyalty」が出そうな方は、
ちょっと注意しておくといいかも?
まあそんな感じで~。