社会+英語+体育+ゲームの話ー。
なんかスポーツ系マンガの悪役っぽいタイトルですが。
大会などで貰(もら)える記念品、「トロフィー(trophy)」と。
その元々の意味らしい、「戦利品(せんりひん)」などの話を。
前置き。
昨日の記事では「コンクール」*1について書いたので、
今日はコンクールでももらえたりする、「トロフィー」の話を。
※
まず「トロフィー(trophy)」というと、大会(たいかい)等でもらえる記念品(きねんひん)のイメージも強い語ですね。
形は「カップ/杯(はい)」が多いイメージもあり、
大会の優勝者(ゆうしょうしゃ)や、成績優秀者(せいせきゆうしゅうしゃ)に渡されたりする印象です。
また、色々なトロフィーが学校に飾ってあることも多いですね。
で、現代では、大会の運営者(うんえいしゃ)がトロフィーを用意してくれていて、
それを後で(平和に)「もらう」ことが多いかと思いますが。
しかし中には「トロフィー」と聞くと、
「奪(うば)い取る物だ!」と、答えたくなる方もおられるかもです。
というのも「トロフィー」には、「戦利品(せんりひん)」の意味があるらしいからですね。
まず英和辞典によれば、英語「trophy(トロフィー)」には
「(狩猟・戦勝などの)記念品」、「戦利品(せんりひん)」、「戦勝記念物(せんしょうきねんぶつ)」などの意味がありまして。
(「戦利品(せんりひん)」とは、戦いで勝った相手から奪(うば)った物などのことですね)
なので、上記「trophy」の意味は、基本「戦い」に関係する感じですね。
またWikipediaでも「トロフィー」は元々、
「戦争で敵から奪い取った鎧・兜・盾などを戦利品として飾る慣習(かんしゅう)」によるもの、という説明がありました。
(※詳しく説明すると残酷なので、ある程度ぼかしています)
なので、そういった昔の「トロフィー(戦利品)」をイメージした人にとっては、
「『トロフィー(戦利品)』は(敵から)『奪(うば)う』もの!」という感じかもですが。
…でも現代で「トロフィーは奪うもの」というと、
「あいつ、大会優勝者からトロフィーだけ奪う気か…!?」とか、
あるいは「最後に運営者と戦うのか…!?」なんて思われてしまいそうですね。
※
まあ、現代での大会は、だいたい平和な物かと思うので、
仮に「トロフィー」をもらっても、
あまり「戦利品を奪ってくる」という、激(はげ)しい」感じはしないかもですが。
でももし、あなたが何かの大会に参加することになり、
ライバルが多くてどうしよう…と不安になったら。
ちょっと「トロフィー(trophy)」の「戦利品(せんりひん)」の意味を思い出して、
心の中で「これは『戦い』だ…!」とか、
「『トロフィー』を『奪って』やるぜ…この手に…」
なんて(マナー悪くならない程度に)「激しめ」の気持ちになってみるのも良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「トロフィー」は、現代のゲーム系でもよく聞く語だったりします。
具体的には「実績(じっせき)」と呼ばれるような、
色々なチャレンジに成功した人に与えられる感じですね。
チャレンジは簡単な物から、とても難しいものまで色々あるイメージです。
で、この「トロフィー」を全部集めることは「トロコン」と呼ばれたりするのですが。
(「トロフィー」の「コンプリート」)
しかしこの「トロコン」は、大体のゲームにおいて、かなり難しいものとなっているようです。
まあ上記の「トロフィー」は、ゲーム側が用意してくれているものではありますが。
でもこれらの「トロコン」を目指すなら、
それこそ「奪い取ってやるぜ…!」という、気持ちになってみるのも良いかもですね。
◆用語集
・torophy(トロフィー):
・トロコン【ゲーム用語】: