のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

9/8 国+英他:「秋(あき)」は「春」で「夏」で「冬」ですか? ~「小春日和(こはるびより)」の話~

 国語+英語+理科の話ー。
 別に「全ての四季(しき)は一つになり、消滅した…」みたいな話ではありません。


 春のような秋*1の晴天(せいてん)を表す語「小春日和(こはるびより)」と、
 その英訳の一つ、「Indian summer(インディアン・サマー)」などの話を。


 風邪っぽくてだるいので簡単に。


※現在の社会では「インディアン」の語を「ネイティブ・アメリカン」他などに言い換えることもありますが、
 「インディアン・サマー」については、特に他の言い回しが見つからなかったため、
 英和辞典・Wikipedia他ネットに載っていた「インディアン・サマー」表記を使用しております。
 でもこれが死語などであったり、もっといい表現があったらすみません。


 前置き。
 何となく秋に関する語を調べていたら、
 「小春日和(こはるびより)」という語が面白かったので、その話を。


 まず①「小春日和(こはるびより)」とは、気候(きこう)を表す用語ですね。
 「春」という漢字が入ってますが、実際には②「秋(あき)」の言葉です。
 国語辞典などによれば、秋の時期の、穏(おだ)やかな晴れの天気を指す語で、
 「春のように温かく、穏やかな天気」ということで、こう呼ばれるようですね。
 (ちなみに「日和(ひより)」とは天気などのことです)


 「秋」の天気の「小春日和」ということは、
 この時点でもう「秋なのに春」という感じで面白いですが。
 さらに調べてみると、他の季節*2も関わったりしているようです。
 

 まず和英辞典で「小春日和」を調べてみると、
 英訳に③「Indian summer(インディアン・サマー)」という語もありました。
 直訳すると「インディアンの夏(なつ)」という意味ですね。
 英和辞典によると、「暖かく乾燥し霞(かすみ)のかかった春を思わせる気候」らしいです。
 

 そしてWikipediaによれば小春日和は④「冬の季語」であるようです。
 陰暦(いんれき)の「冬」は旧暦10月~12月なので、今だと「秋」の10月も含むようですね。


 …つまり上の①~④の情報を合わせると、
 「『秋(の小春日和)』は『春(小春日和)』で『夏(インディアン・サマー)』で『冬(の季語)』!」なんて言えそうですね。
 …なんか矛盾だらけというか、四季(しき)が揃ってしまいましたね。


 まあ上のはかなりジョークですが、
 でも最近は「異常気象(いじょうきしょう)」も多かったりするので、 
 それこそ「秋なのに他の季節っぽい…」という気候も増えているかもしれません。


 それが「春」のような「小春日和」ならまだ穏やかですが、
 いきなり「夏」や「冬」っぽい気候になったら、体調を崩してしまうかも?
 (現にこの前寒かったからか、筆者は風邪をひいてますし)


 なので「秋は○○な気候のはずだから…」と思い過ぎず、
 他の季節にも対応できる準備をしておくと、過ごしやすいかもですね。



 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみにWikipediaによれば、「小春日和」に当たる外国語は他にもあるようです。
 例えばロシアでは「婦人の夏(бабье лето/バービエ・レータ)」、
 中欧や北欧では「老婦人の夏」、イギリスでは「聖マルタンの夏」とも言うようです。
 まあ実際には少し時期がズレたりするみたいですが、
 「小春日和」→「○○の夏」という感覚は、結構外国語で共通しているのかもですね。
 (あるいはもっと探してみると、他の季節に例えた語も見つかるかもです)





◆用語集
・小春日和(こはるびより):
 関連用語:「秋麗(あきうらら)」*3
 関連記事:『秋を表す外国語セブン』*4、『季節を表す外国語セブン』


・日和(ひより):
 ちなみに『ギャグマンガ日和』というマンガ・アニメ作品もある。


・『ギャグマンガ日和』:
 関連人名等:「聖徳太子(しょうとくたいし)」*5



benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com