フランス語+英語+生活の話ー。
「俺が本物のシュークリームを教えてやる…!」的な話ではありません。
クリームが入ったお菓子「シュークリーム(chou à la crème)」と、
靴を磨く「靴墨(くつずみ)」の英訳「shoe cream(シュー・クリーム)」の話を。
前置き。
昨日の記事ではお菓子の「エクレア」*1をテーマにし、
「シュークリームにチョコをかけたお菓子」などと書きましたが。
そもそも「シュークリーム」について書いてないなと思い、調べてみました。
※
まず「シュークリーム」とは、お菓子の一種ですね。
外見は丸く、ふわふわした皮の中にクリームが入っている感じです。
日本でも色んな所で売っているのをよく見かけますね。
で、シュークリームの名前の由来ですが。
Wikipediaによれば、シュークリームはフランス語で「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」と言うようです。
この「chou(シュー)」とは野菜の「キャベツ」など、
「crème(クレーム)」は「クリーム」を意味するのだとか。
なので、丸い外見が「キャベツ(シュー/chou)」に似ていて、「クリーム(crème)」が入っている→「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」みたいな感じですね。
そんな感じで、シュークリームの由来はすぐ分かったのですが。
ふと、Wikipediaに「英語の『靴(くつ)/shoe(シュー)』とは関係はない」とも書いてあるのを見つけまして。
気になってさらに調べてみると、
靴を磨くためのクリーム…「靴墨(くつずみ)」を、英語で「shoe cream(シュー・クリーム)」と呼んだりすることもあるようです(※英和辞典など参照)。
…一応、中に「・」は入ってますが、なかなかややこしいですね。早口で言ったら「・」も略されそうですし。
(ちなみに手元の和英辞典では「靴墨」は「shoe polish(シュー・ポリッシュ)」となっていました)
当然、食べ物の「シュークリーム(chou à la crème)」と、
この靴墨の「シュー(・)クリーム(shoe cream)」は違うものなので。
「『シュークリーム(chou à la crème)』は『シュークリーム(shoe cream)』じゃない!」と言えるかもです。
…ある意味当然ですが、なかなかシュールですね。
※
まあ日本での「シュークリーム」は、まず「お菓子」なので大丈夫ですが、
でもその感覚で英語圏の国に行くと、トラブルが起きるかもしれませんね。
もし外国のスーパーで「シュークリーム(chou à la crème)ください」と言ったら、
「靴墨(shoe cream)」を出されてしまう…なんてこともあるのかも?
「シュークリーム」というと甘いお菓子のイメージが強いですが.
その言葉の扱いは、あまり「甘く」見ない方がいいかもですね。
まあそんな感じで~。
*1:お菓子の「エクレア」については 7/21 生+フラ:あなたは「エクレア」が怖いですか? ~お菓子の「エクレア(éclair)」と「éclair(エクレア)/雷」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。