「フォロー」に関する話ー。
ツイッターとかのフォローじゃなくて、「補足」「弁解」って意味のフォローですね。
結論から言うと「言葉を多くした方が、気にならなくなることがある」ってことです。
例えば「相手にとって耳の痛いことを言う時は、他のこともいっぱい話しましょう!」ってことです。
うちでは「木の葉を隠すために森を作る」って言ってます。
ご存じ「木の葉を隠すなら森の中」をもじったものですが、
まあ悪い意味ではなく、「相手が一つの言葉だけに囚われないように、言葉を増やす」ってことです。
例えば、一個の言葉で伝わることってそれほど多くないですよね。
誰かに「愛してる」っていうことはできますが、それだけで相手に愛が伝わる訳じゃなし。
「信用*1して」って言っても、すぐに信用してもらうことは難しい。
以前「アドバイス」についての難しさを書きましたが、
相手のためを思って言ったことでも、違うメッセージを伝えてしまうこともある訳です。
そういう時、アドバイスした側が「俺はだめだ…!」と諦めてしまうのも手ですが、
そうではなく、逆に「普段からの言葉を増やす」という手もあります。
何故なら「あなたの(私の)言葉が思うように相手に響かない」のは、「あなたの思いについての情報が足りない」からかもしれないからです。
ここんとこ、僕は昔分かってなかったわけですが。それはさておき。
例えば、あなたがあることについて注意される時。
相手が「普段から言葉を交わす人」と「注意するときにしか話しかけてこない人」とでは、印象が全然違いますよね。
前者なら「あーごめん」で済みますが、後者だと「こいつ俺のこと嫌いなのかな」とか思うかもしれません。
しかもそれが続けば、段々その人を苦手になって、注意とかアドバイスとかを聞く気も失せてきますよね。
ところが意外と、相手には全然そんなつもりは無いかもしれません
「こいつ普段はよくやってるけど時々ミスするな。言ってやるか」位の気持ちかもしれません。
どうしてこうなってしまうのでしょう?
じゃあ何で明暗が分かれるかというと。
僕が考えるに、相手との「交わした言葉の多さ」じゃないかなと思います。
それはお互いについての「情報」のやりとりでもあります。
お互いについて知っていることが少ないと、考えられることには限界ができます。
例えばあなたが、誰か好きな人について、考える時。
その人と出会って1日なら、どれだけ相手のことを思っても、1日分の情報しかないわけです。
すると、その情報にこだわるしかないわけですな。
だからどうしても限界がある、ということになります。
逆に言えば、「手元の情報が多ければ1日分の情報にこだわらなくていい」ということになります。
だから冒頭の「木の葉を隠すために森を作る」とか「嫌なことを言う時は、他のこともいっぱい話しましょう!」ってことです。
普段との相手との関係がいいと、注意しても相手にショックを与えにくくなります。
どうしても注意をしなきゃいけない時でも、いっぱい喋って(うんざりさせるのはアレですが)
「あなたのことが嫌いじゃないんだよ!」ってことをこまめに伝えると、相手は意外と安心したりします。
まあ要は「いつも上手いことやんなくても、いいセリフを言えなくても、
共に過ごす時間を増やしたリ、その中で言葉を増やしたりとか、それでできることがある」ってことですね。
ひょっとしたらそれの方が大事かもしれませんし。
まとまりませんが、こんな感じで~。
*1:「信用(しんよう)」については 4/22 社+数:売買/儲けと信用とリピーター ~結果的に儲ける方法~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。