国語+こころの話ー。
好きなこと、それについて人と話して何故かモメる時についての話です。
こころの話に思えますが、「話し方」の問題でもあるので国語タグも。
筆者も詳しくはないのですが、考えていることを少し描いてみました。
多分間違っている部分も多いかもですが、ご容赦を。
前置き。
突然ですが、皆さまは何かを好きになったり、気に入ったことはありますか?
また、それを誰かにおススメしたことは?
そしてそれが思うようにはいかなかったり、逆にモメたり、ケンカになってしまったことは?
まあ人によって好みは違うので、当然「趣味が合わない」こともあるでしょう。
当然ですが、自分が好きなものを相手が好きとは限りませんからね。
でも、人から思うように反応が返ってこない・またはモメる時、というのはまた違う理由があるかもしれません。
何故なら「話(はなし)」というのは、いくつかの部分やレベルがあるからです。
なので相手の反応が悪くても、それはその話の「テーマ」(好きな物)自体に反応しているとは限らず、「その他」の部分に反応している可能性もあるわけです。
で、この「その他」の部分にはススめる側の「話し方」といったものも入ってきます。
例えば、極端な例ですが、筆者(のっぽ)が突然あなたに
「俺はカレーライス好きだよ!カレーライスは世界最高だ!他の料理はどうでもいい!お前もそう思うよな!?」
と言ったとしたら、あなたはどう思うでしょうか?
(※あまりにアレな例で申し訳ありません)
…おそらく、ちょっと受け入れづらいのではないかと思います。
あなたが例えカレーライスが好きだとしても、
「こいつの話し方うざってえな…何決めつけてきてんだよ」とか、
「私は他の料理も好きだから、その意見には同意できないなあ」とか思うかもしれません。
で、続けて、あなたがそのことを伝えたとしましょう。
ですが、それに対して筆者がキレながら
「俺の言うことに同意できないなんて!お前はカレーライスが嫌いなんだな!」と言ったとしたら。
あなたはどう思うでしょうか?
「いや、それは違うだろ」とか「カレーライスじゃなくてお前の問題だよ」と思うかもしれません。
あなたが筆者に対して怒ったり、ケンカになったりすることもあるかもしれません(その怒りは割と正当だと思われますので、ご安心を)。
…で、これはかなり極端な例でしたが、このように「話」にはいくつかの部分やレベルがあることになります。
すなわち
①「テーマ」(上では「カレーライス」について、好きか嫌いか
②「話し方」(上では筆者の話し方)について、好きか嫌いか
(※本当はもっとレベルはありますが、ここでは略)
って感じですね。
なので、①の「テーマ」がまあ好きでも、②の「話し方」が相手の好みに合わないと、
相手としては「その意見はちょっとなー」となるかもしれません。
ところが、自分にとって好きなものを語る時というのは、テンションが上がっていたりしますので、
語り手である「あなた」(あるいは筆者)は、相手のイマイチな反応には、つい、
「そんな!私の好きな物の魅力が否定されたのか!?」とか、
「この愛や熱が伝わらなかったのか!?」ということを思うかもしれません。
そしてそこで、さらにおススメしたり(例:「このシリーズ全部見てもらえば良さがわかるから!」)、逆に相手を批判したり(例:「これの良さがわからないなんてセンスないね!」)して、結果的にちょっとモメたりすることもあるかも。
でも、上で書いた「カレーライスを薦めてくる筆者(のっぽ)」への対応例を考えてみると、
相手は別に①の「テーマ」(好きな物)とか、「あなたがそれを好きな気持ち」を否定しているとは限らないわけです。
あくまで話し方とか、その他を気にしている、という可能性もあるわけですね。
ここら辺の行き違い・誤解があるとモメやすいでしょうし、
逆にここを整理できれば、少しモメにくくなるかもしれません。
上に書いたように、テンションが上がっている時というのは、バーッとしゃべりがちですので、
結構見逃していることも多かったりします。
そしてつい、相手に「負担(ふたん)」をかけるしゃべり方、薦め方になってしまってる可能性もあるかも。
何が良い悪い、というのは筆者にはよく分かりませんが、
でも話し方などを少し調整できれば、相手も話がしやすくなるかもしれません。
そうすると、あなたが「好きなこと」の話ができる時間を、
結果的にはより楽しく、長いものにできるかもしれませんね。
気が向いたら気を付けてみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに人へのおススメの仕方についてはマンガの『トクサツガガガ』*2が詳しくて面白かったりします。
まあ…気が向いたら読んでみるのもいいかもしれません(控えめなオススメ)。
追記2
ちなみに日本とアメリカではまたプレゼントの時の言葉が違ったりするそうです。
英語の教材などでもよく紹介されますが、
日本の「つまらないものですが…」という言い方はあまりアメリカではウケない、みたいなことをどこかで読んだ記憶があります。
なんか「あなたはつまらないものを私に贈っているの?」みたいな気分になるとか。
日本は諸外国に比べて自信を持ちにくい、またはそれを表に出さない、ということはしばしば言われるので、
そういった国民性などがプレゼントの言葉にも現れているのかもしれません。
(強調すると偏見的かもですが、アメリカでは日本より派手めな言葉を使う感があるかもです)
文化や謙遜(けんそん)、おススメというのもなかなか難しいものですね。
追記3
本文に書いたことを考えると、「何かをおススメしたのに相手の反応が悪い」という時は
・相手がそれは好きではない
・あまり興味が無い
という、分かりやすい例の他にも、色々考えられます。
例えば
・興味はあるけど、あなた、またはあなたのしゃべり方自体がなんか気にくわない
・興味はなくはないが、あなたとテンションの差にちょっと戸惑っている
・興味はあるけど、聞き手はたまたま疲れている
・とりあえず情報が一気に来て、聞くだけでいっぱいいっぱい
・興味があって自分もしゃべりたいけど、あなたの話の邪魔をしたくないのもあって割り込むタイミングがわからない。待つ時間が長くなって結果イライラする。あと元気をなくしたりむくれたりする
みたいなことなどもあるかもしれません。
好きな人にとっては苦にならないようなことでも、相手にはそうでないこともあるかもしれません。
例えば「カレーライスの話なら何時間でもできるぜ」という方もいるかもですが、
あなたが話をしたい時に、相手がちょうどそれくらい聞きたいとは限らないわけです。例えカレーライスが好きであっても。
追記4
うまい話し方というのは分かりませんが、逆に「これはケンカになるな」とか「これはむしろ関わる気を失くすな」という話し方はちょっと予想もつきます。
まあ人によっても違うでしょうが、おススメしたい時は、そういったものは避けた方がいいかもしれません
参考までに以下に例を記しておきます。
(以下、わりとイヤな感じでワルい内容が含まれているのでご注意。あと具体例も交じってますが想像であり、別に筆者が言われたわけではありません)
(薦め方)
・やたら上から目線で話す
・話し時間がすごく長い
・1セリフが長い
・すごい早口
・相手が何か返事しようとしたら怒る
・返事されても無視して話す
・返事をしないと怒る
・よくわからない用語が多いのに説明が無い
・過度に大声で周囲からにらまれているのに気づかない
・何か他のものと比較して、しかも他のものへの悪口を言う
・同意されないと、相手への悪口を言う
(反論・質問に対して)
・反論されるとすぐ怒る
・「(例えばあるドラマを)むしろなんで見ないの!?」というようなことを怖いテンションで言う
・反論へも何かと「説得力がない」、「口だけ」などといって聞かない
・「センスがある人は」、「センスが無いから」といった能力に関する言い方をする
・「まあ○○は経験が浅いからね」「大人になればわかるから」という、経験や時間、年齢に関する言い方をする
・「女性には分からないかな」「男性だから~」といった性別に関する言い方をする
・「○○なんて好きな人には分からないかなー」と、他の趣味への悪口を言ってくる
・こちらは時間が無いと言っているのに、やたら長いドラマシリーズを「これ全部見てもらえば良さがわかるから!」と言ってくる(事情の無視)
って感じですかね。
これらはあくまで筆者の考えた一例で、
人によっては「むしろこういう言い方をされたい」というのも入っているかもしれません。
が、まあ知らない人にやるとリスクが高い話し方というのはあるかもなので、そういったものは避けるとよいかもです。
追記5
ちなみに宣伝と気づかせないように宣伝することを「ステルスマーケティング」というそうです。
「ステルス」というのは「隠密(おんみつ)」とかこっそりという意味ですね。戦闘機(せんとうき)*3の「ステルス機」のステルスです。
で、「ステルスマーケティング」という時は特にマイナスの意味合いもあり、「ある商品がに人気が無いのに、人気があるように装う」とか「企業からお金をもらっているのに、それを隠して第三者のように宣伝する」などがあるそうです。
日本語でも「やらせ」や「サクラ」などに近い行為のようですね。
ちなみにあるお客に対して直接宣伝することなどは「ダイレクトマーケティング」といったりするそうです。。
◆用語集
・ステルスマーケティング:
関連用語:「PR(ピーアール)」*4、「広告(こうこく)」、「試聴(しちょう)」*5
・ステルス:
ちなみに麻雀マンガ・アニメ『咲-Saki-』に出てくる「東横桃子(とうよこ・ももこ)」というキャラクターは「ステルスモモ」という異名を持っている。
関連用語:「光学迷彩(こうがくめいさい)」*6、「戦闘機(せんとうき)」
・『咲-Saki-』:
麻雀*7マンガ、アニメの作品名。
色んな特殊能力を思った女子たちが麻雀で戦う。
関連用語:「チカラ」*8
*1:「アドバイス」については 12/11 国語:話法(わほう)/べ、別にあんたのことが嫌いなんじゃないんだからね! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:漫画『トクサツガガガ』については 5/8 社+生:本から仕事を考えてみる? ~職業とファンタジー、趣味とマンガ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「戦闘機(せんとうき)」については 7/4 理+英:「速さ」に関わる英語メモ(少し) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「PR(ピーアール)」や「広告(こうこく)」については 3/13 社+ゲーム:宇治市(うじし)はゲームでPR(ピーアール)!? ~ゲーム風PR動画~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。」
*5:音楽などを試しに聴くこと「試聴(しちょう)」については 2/1 音+英他:ちょっと「音楽(おんがく)」を「オーディション(試聴)」しますか? ~「試聴(しちょう)」と「audition(オーディション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「光学迷彩(こうがくめいさい)」については 9/8 数学:変数(へんすう)/変幻自在のカメレオンX ~そしてその限界~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「麻雀(まーじゃん)」については 1/30 社+国他:あなたは「麻布」を読めますか? ~あざぶ、あさぬの、まふ、あさふ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:特殊な能力を表す「チカラ」については 4/10 社会:お金の入手方法と感覚 ~教えてくれ、どうやってこのチカラを使えばいい~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。