のっぽさんの勉強メモ

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8/2 生+こころ:あなたの「性別(せいべつ)」はどんな「性別」? ~「(肉体的)性別(せいべつ)」、「性同一性(せいどういつせい)」、「性的指向(せいてきしこう)」~

 生活+理科+こころの話ー。
 「同性愛(どうせいあい)」*1に関する発言から考える
 「性別(せいべつ)」というものの在り方、組み合わせについての話です。


 ※デリケートな話題ですので、落ち度があったらすみません。


 前置き。

 新聞やニュースなどで見たのですが、
 自民党の「谷川とむ」衆議院議員が、あるネットの番組で、
 「同性婚(どうせいこん)」や「夫婦別姓(ふうふべっせい)」に関して「趣味みたいなもの」と発言したようですね。

 「夫婦別姓」に関しては筆者は不勉強なので、まだ詳しいことは延べられないのですが
 「同性婚」については昔、筆者が習ったこととちょっと違うようなーという感じがしたので、
 とりあえず今回はちょっとそのメモを。



 まず、「性別(せいべつ)」というと一個の要素や基準っぽく見えますが、
 実際にはいろんな要素が組み合わさったもののようです。

 筆者が知っているだけでも
 (※以下では過去を思い出しつつWikipediaを参照しています)


①「(生物的な)性別(せいべつ)」…染色体*2など、肉体の生物的なもの
②「性同一性(せいどういつせい)」…自分がどういう性別に属していると思うか
③「性的指向(せいてきしこう)」…どんな相手を好きになるか

 という三つの要素があったかと。


 これらの組み合わせで、色んな「性別」とか「自分をどういう性別と思うか」、「誰を好きになるか」というのができているわけですね。

 ちなみに「同性愛(どうせいあい)」と「性同一性障害(せいどういつせいしょうがい)」というのは結構一緒にされがちのようですが、
 上でも書いたように
 「性同一性障害」は①「(肉体的)性別」と②「性同一性」の組み合わせに関わる話で、
 「同性愛」などは①「(肉体的)性別」と③「性的指向」の組み合わせに関わる話なので、また違う話だったりします。



 社会では「男性」「女性」と、わりとシンプルに言ったりしますが、その内容に含まれる人々、あるいはその区別では表しきれない人々にはけっこうバリエーションがあるわけですね。

 ちなみに筆者は区別的には「男性」ですが、それは言ってみれば単なる「男性」というわけでなく。
 ①性別は「男性」で、②性同一性は「男性」で、③性的指向は「異性である女性」というわけです。
 いわゆる「女性を好きになる」タイプの男性ですが、
 それも単なる組み合わせのパターンの一つ、なのかなーと思います。


 皆さまや身の回りの方はどうでしょうか?
 2020年には東京オリンピックで「自分と違う国の人」について考える機会は増えるでしょうが、
 それだけでなく、「自分と違う性別の人」について考えてみるのも良いかもしれませんね。


 目指せ、心のグローバル・オリンピック!(適当発言)


 まあそんな感じで~。



関連用語:「愛(あい)」*3、「性転換(せいてんかん)」*4、「個性(こせい)」*5、「アイデンティティ*6、「魅惑(みわく)」*7、「魅了(みりょう)」*8



追記
 上の3つの要素のちょっと細かい説明を一応載せておきます

①「(生物的な)性別(せいべつ)」…染色体など、肉体の生物的なもの
 …英語では「sex(セックス)」と呼ばれるもの。
  例:「生物的には男性/女性」など。
    ちなみに男性器・女性器の両方を持つ「半陰陽(はんいんよう)」、「両性具有(りょうせいぐゆう)」という場合もあるようです。


②「性同一性(せいどういつせい)」…自分がどういう性別に属していると思うか
 …英語では「gender identity(ジェンダーアイデンティティ)」
  例:「自分は男性の体に生まれたが、女性に属していると思う」など。このように「性別」と違う場合は「性同一性障害(せいどういつせいしょうがい)」と言ったりする。
  ちなみにもちろん「自分は男性の体に生まれたし、男性に属していると思う」という場合もあり、その場合は「性別」や「性同一性」は余り区別して考えなくなりがちかも。


③「性的指向(せいてきしこう)」…どんな相手を好きになるか
 …英語では「sexual orientation(セクシャルオリエンテーション)」。
  例:「自分は女性に生まれたが、(同性である)女性が好きである」など。
  このように性別と同じ性の相手を好きになる場合は「同性愛(どうせいあい)」という。
  違う性の相手を好きになる場合は「異性愛(いせいあい)」という。
  両方の性別の相手を好きになる場合は「両性愛(りょうせいあい)」という。
  ちなみにこれらはまだ一部であり、正確にはもっとたくさんの組み合わせがある。
  また似た言葉で「性的嗜好(せいてきしこう)」という言葉もあるが、こちらはもっと広い趣味の話。
  「こういう服の人が好きー」といかそんな感じの話である。



追記2
 ちなみにインターネットで調べたら、
 タイでは性別の分け方(性的指向なども含めたものですが)が、「18種類」あるそうです。
 すごいですね…。
 複雑で載せられませんでしたが、分け方が勉強になるので見てみるのも良いかもしれません。
 数学の「組み合わせ」とかの参考にもなります。
 いろんな可能性を網羅(もうら)したり、考えておくのは大事ですね。


追記3
 ちなみにこういう話題になると「同性を愛するのは不自然」とか「人間だけ」という意見も時々見ますが、
 調べてみたら「動物の同性愛」、結構ありました。自然界すげえ。
 …Wikipediaのページではなんか山のように動物の名前が載ってました。外れる動物を探すのが難しいくらいには。
 とりあえずすごいです。個人的には「キリン」と「ボノボ」の事例がすごかったです。
 見ても大丈夫~という方は見てみるとちょっと驚けるかもしれません。

 あと魚などの生物・動物では途中で生物学的な「性別」が変わったりするものもいます。
 これもすごいですね。


追記4
 ちなみに要素の組み合わせを数学的に考えることもできます。
 「場合の数」などの感じですね。

 例えば今回は①性別、②性同一性③、性的指向の「3つ」の要素を紹介しました。 
 それらについて仮に「男性」「女性」の「2つ」の場合があるとすると、表にすると

 ①生物的に男性である/生物的に女性である
 ②性同一性が男性である/性同一性が女性である
 ③性的指向が男性に向いている/性的指向が女性に向いている

 って感じでしょうか。
 全体の場合の数は2×2×2=8、全部で8種類の場合があり得ることになりますね。
 仮にでシンプルにやりましたが、これでも「男性/女性」区分の4倍の数になっています。
 本文で紹介した筆者はこのなかの1パターンなので、「8分の1」のケースですね。

 実際にはここにまだ他の要素も絡んできたりします。
 例えば

 ④「服装(ふくそう)」…どんな性別の格好をするか。
  自分と違う性別の格好をすることは「異性装(いせいそう)」*9クロスドレッサーなどどいう。
  いわゆる「男装(だんそう)」「女装(じょそう)」はここに関わる話。

 ⑤「振る舞いや言葉」…どんな性別の行動・言葉を使うか
  (※分けるべきかもですが、今回はまとめました)

 なども考えられます。
 これを含めますと要素は「5」、そのため2×2×2×2×2=32。
 つまり全体の数は「32」になります。
 筆者は「①生物的に男性で②性同一性が男性で在り③異性である女性が好きであり④男性の格好をして⑤男性の言葉を喋っている」わけですが、これは32分の1ケースということになりますね。
 
 あとそもそも「男性/女性」以外の場合もあり得るわけです。
 追記で書いたように「両性愛」など両方の性別が好きな場合もありますし、服装に関してもその場合もあります。また「両性具有」という場合もあります。
 あと特に誰も好きにならない「無性愛(むせいあい)」という場合もあるみたいなので、
 それらとの組み合わせを考えると、さらに全体の数は増えていく、と言えるでしょう。
 よくLGBTの方はマイノリティ(小数派)という扱いをされたりもしますが、全体の組み合わせ数からするといわゆる「男性」…「女性が好き(以下略)な男性」の方がマイノリティとも言えます。そうでない方が多いわけですしね。
 なので筆者などはある意味、限られた「確率」*10の中で生まれてきた、ということもできます。

 ちなみにこの時の数学的な組み合わせや場合の数え方については、過去記事の「愛国心(あいこくしん)」*11、「『ぼっち』という言葉について考える」*12などで扱っていたりもします。違うテーマでも考えたい、という方はどうぞ。



◆用語集
・性同一性(せいどういつせい):
 自分がどんな性別に属していると思うか。 
 ところで、性別的に男性でも性同一性が「女性」、つまり自分が女性だと思う人物がいた場合、その人にとって「男性」を好きになることは別に「同性愛」ではないことになる。
 「女性として男性を好きになることは「異性愛」になるからだ。
 むしろ女性を好きになれと言われたら、その人物にとっては「同性愛」を要求されていることになるだろう。
 そこら辺もあって、「性同一性障害」と「同性愛」はけっこう違う物である。ここら辺はタイの性別の18分類を見るとわかりやすいかもしれない。
 ところでマンガやアニメなどではよく人物のキャラクターの「入れ替わり」が起こることがある。
 (例:アニメ映画『君の名は』)
 これはお互いの意識や性格とともに、「性別」、「性同一性」、「性的指向」が交換されている事態とも言える。

 例えば男性Aが女性Bと入れ替わり、「女性A(仮)」になったとしよう。
 そのあと、その人がある男性から「付き合って欲しい」と言われることは女性A(仮)にとっては男性―男性の「同性愛」となる。
 そして「女性A(仮)」がある女性に「付き合ってほしい」ということは彼にとっては「異性愛」である。、
 だが周囲からは女性ー女性の「同性愛」とみられるだろう。



・両性具有(りょうせいぐゆう):
 男性・女性の両方の性別を肉体的に持っていること。
 英語では「hermaphroditism(ヘルマフロディティズム?)」。
 ギリシャ語の「androgynos(アンドロギュヌス)」の方が有名かもしれない。
 日本語では「半陰陽(はんいんよう)」と呼ばれたりもする。
 昔から神話などでは結構出てくる。「天使」がこの形をとっていることも(あるいは「無性別(むせいべつ)」)。
 錬金術では、生物としての「完成」とみなされていた時期もある。また日本語の「半陰陽」という呼び名にも、男性が「陽(よう)」、女性が「陰(いん)」と置かれ、それが合わさった…という考えが下敷きにあると思われる。
 マンガとかゲームだと結構よくでてくる。特にファンタジー系など。
 関連用語:「両性モデル」*13


性的嗜好(せいてきしこう):
 その人の持つ、性的な(強い)こだわり。
 英語では「sexual preference(セクシャル・プリフェレンス)」。
 恋にしろ性にしろ、人によって好みはあったりするものだが、
 あんまり度が過ぎていると「性的倒錯(せいてきとうさく)」と呼ばれることもある。
 自分の強い好みをパートナーにいきなり押し付けることは、相手を傷つけることになるかもしれないので注意。
 ちなみに時代や国によってモテる人はけっこう変わる。調べてみるのも面白いかも。
 関連用語:「文化(ぶんか)」*14、「脂肪(しぼう)」*15


benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「同性愛(どうせいあい)」や「LGBT(エルジービーティー)」については 1/31 国語:言葉と色(いろ)のイメージ ~赤っ恥、青二才~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「染色体(せんしょくたい)」については 12/22 理+英:理科の細胞(さいぼう)や「生殖(せいしょく)」に関わる単語英訳メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「愛(あい)」については 4/9 社会:お金と価値と愛(あい)の話 ~give me money, give me love~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「性転換(せいてんかん)」については 12/10 世界史:正義(せいぎ)は変わるし、性別(せいべつ)も変わる。…え、性別? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「個性(こせい)」については 11/10 英語:個性(こせい)、この分かちがたきもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:アイデンティティ」については 11/29 国+こころ:自分の「顔(かお)」は一つじゃない!? ~こころといろんな「面」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「魅惑(みわく)」については 12/6 英+歴:「魅惑(みわく)」的なものにはご用心!? ~fashion、fascination、fascism~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「魅了(みりょう)」については 10/3 英語:ゲームの「ステータス異常」についての英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「異性装(いせいそう)」については 4/30 理+国語:「変形(トランスフォーム)」してテストを迎え撃つ!? ~日々にあふれる「変形(へんけい)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「確率(かくりつ)」については 4/19 数学:確率(かくりつ)の話メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:愛国心(あいこくしん)」については 8/9 社会:愛国心(あいこくしん)と「愛・他国・心」!? ~「愛・自国・心」と「愛・他国・心」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「ぼっち」という言葉やその関連記事については 9/28 こころの話:「ぼっち」という言葉について考察メモ ~行動と思いの9分類~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:男女両方のモデルをする「両性モデル」については 6/30 国語:気になった単語の適当メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「文化(ぶんか)」については 12/23 英語:お遊び/ファンタジー的な英文例 ~魔王と、呪われし名の勇者~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「脂肪(しぼう)」については 11/18 歴+美:「愛」と「脂肪(しぼう)」の物語 ~時代による美しさの基準~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。