のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

10/13 英+こころ他:「異性愛(いせいあい)」は「異端(いたん)」ですか? ~「heterosexual(ヘテロセクシャル)」と「heterodox(ヘテロドックス)」の話~

 英語+歴史+体育(保健体育)+こころの話ー。
 現代では、たぶん異性愛は異端ではないですが。

 
 「異端(いたん)の」という意味の「heterodox(ヘテロドックス)」と、
 「異性愛(いせいあい)の」という意味の「heterosexual(ヘテロセクシャル)」、
 そして両者に含まれる語「hetero(ヘテロ)」についての話です。



 前置き。
 筆者が英和辞書を調べていると、「heterodox(ヘテロドックス)」という単語を見つけまして。
 面白かったのですが、あまり聞きなじみがない言葉なので、
 まずは反対語の「オーソドックス」の説明から。


 まず「オーソドックス(orthodox)」とは、「正統(せいとう)な」とか「公認(こうにん)の」といった意味の言葉ですね。
 ざっくり言うと「正しい」とか「公式の」、「王道(おうどう)の」って感じです。
 日本のカタカナ語でもよく使われる印象ですね。
 主に「正統派(せいとうは)」とか「普通(ふつう)」みたいな意味合いで使われる気がします。


 で、この「オーソドックス」の反対語の一つに
 上にも書いた「heterodox(ヘテロドックス)」というものがありまして。
 辞書によれば「異端(いたん)の」「正統でない」等の意味だったりします。
 (ちなみに「異端(いたん)」は「heterodoxy(ヘテロドキシー)」といいます)
 「異端(いたん)」という言葉は時に「間違った」という意味も含むので、マイナスめの表現ですね。


 ところで「hetero(ヘテロ)」の関連語には、
 「heterosexual(ヘテロセクシャル)/異性愛(いせいあい)の」という語もあったりします。
 (ちなみに「異性愛(いせいあい)」は「heterosexuality(ヘテロセクシャリティ)」といいます)
 これは異なる性別…例えば「男性が女性を、女性が男性を」愛する感じなのですが。
 では「heterodox(異端の)」の話から考えると、異性愛は異端の…「間違った」ものなのでしょうか?


 …というと、別にそういうことはなく
 英和辞書によれば、「hetero(ヘテロ)」という語要素は「他の」「異なった」という意味を持っているようです。
 なので、

 ・「正統と異なる」→「heterodox(ヘテロドックス)/異端(いたん)の」
 ・「異なる性別の人を愛する」→「heterosexual(ヘテロセクシュアル)/異性愛(いせいあい)の」

 と、いうわけですね。
 お互い「hetero」の語がかかる場所が違うわけです。


 ですが、「heterosexuality(ヘテロセクシャティ)/異性愛の」を縮めて「ヘテロ(hetero)」ということもあるようなので、
 その流れで「heterodox」の語を見ると、
 異性愛(heterosexuality)は異端(heterodoxy)なのか…!?」という気分になって、なかなか興味深いですね。


 ちなみに上では割と語ネタとして書きましたが、 
 筆者が今まで読んだ資料では、古代ギリシャでは「男性同士の同性愛*1こそ至高」みたいな流れも(哲学者とかの中で)あったっぽいです。
 その見方ではそれこそ「異性愛は異端」、あるいは「劣ったもの」みたいな感じだったかもしれませんね。


 なので、何がいいか悪いかも、時代によって変わるのかもしれません。
 あるいは、人はみんな何かしらの「異端(heterodoxy)」を持っているのかもしれません。
 時には誰かに「異端だ!お前は間違ってる!」と言いたくなるかもですが。
 自分も何かしらの「異端」だったりするかもしれませんし、
 また「異端」と思った相手をよく観察してみると、いい所も見つかるかもしれません。


 違いを受け入れる、というのは時に難しいことですが。
 でももし相手の、自分と「異」なる(hetero)「性」格を「愛」せたら…、
 言わば、性別とは違った意味の異性愛(異なることを愛すこと)」ができたら、
 またちょっと視野が広がって、楽しいかもしれませんね。




 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみにこの記事を書いたときは気づいてませんでしたが、
 「heterosexual(ヘテロセクシャル)/異性愛の」や「heterodox(ヘテロドックス)/異端の」は「形容詞(けいようし)」ですね。
 名詞ではそれぞれ「heterosexuality(へテロセクシャリティ)/異性愛」と「heterodoxy(ヘテロドキシー)/異端」という風になります。
 編集してて後から気づき、記事を修正させていただきました。すみません。



◆用語集
異性愛(いせいあい):
 関連用語:「愛(あい)」*2、「同性愛(どうせいあい)」、「LGBT」、「性同一性(せいどういつせい)」*3、「性的志向(せいてきしこう)」、


・異端(いたん):
 ちなみに「異端審問(いたんしんもん)」というものもある。
 関連用語:「異色(いしょく)」*4、「宗教(しゅうきょう)」*5、「魔女(まじょ)」*6、「悪魔(あくま)」*7、「神(かみ)」*8
 関連ゲーム:『ドラクルージュ』*9
 関連記事:『宗教についての英語セブン』*10


・異端審問(いたんしんもん):
 関連用語:「執行(しっこう)」*11
 関連人名等:「イサベル1世」*12


・heterodox(ヘテロドックス):


・orthodox(オーソドックス):


・正統(せいとう):
 関連用語:「統(とう)」*13、「統一(とういつ)」


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*1:「同性愛(どうせいあい)」や「LGBT(エルジービーティー)」については 1/31 国語:言葉と色(いろ)のイメージ ~赤っ恥、青二才~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「愛(あい)」については 4/9 社会:お金と価値と愛(あい)の話 ~give me money, give me love~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「性同一性(せいどういつせい)」や「性的志向(せいてきしこう)」については 8/2 生+こころ:あなたの「性別(せいべつ)」はどんな「性別」? ~「(肉体的)性別(せいべつ)」、「性同一性(せいどういつせい)」、「性的指向(せいてきしこう)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「異色(いしょく)」については 11/18 国+理:色んな「いしょく」のメモ! ~「移植(いしょく)」、「衣食(いしょく)」、「医食(いしょく)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「宗教(しゅうきょう)」について 12/17 社会:水(みず)と宗教(しゅうきょう)の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ はを参照。

*6:「魔女(まじょ)」については 2/20 社会:悪→善チェンジ ~ランダは白魔術を覚えた!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「悪魔(あくま)」については 12/10 世界史:正義(せいぎ)は変わるし、性別(せいべつ)も変わる。…え、性別? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「神(かみ)」については 3/3 国語:運命(うんめい)、神(かみ)、そして社会(しゃかい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:異端という言葉が出てくる、吸血鬼TRPG『ドラクルージュ』については 9/24 社+ゲーム:「吸血鬼(きゅうけつき)」の経営するカフェ!? ~「ヴァンパイアカフェ」の紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:記事『宗教についての英語セブン』については 10/25 社+英:「宗教(しゅうきょう)」についての英語7つ+α! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「執行(しっこう)」については 7/15 国+英他:「執行(しっこう)」と「演奏(えんそう)」のあいだ? ~「執行」と「execution(エグゼキュ―ション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:異端審問を行ったという女王「イサベル1世」については 1/21 歴+学:勝つまで「下着を替えない」女王!? ~カスティーリャ王国「イサベル1世」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「統(とう)」の字や「統一(とういつ)」については 10/12 国+こころ他:「グループ」に「統一(とういつ)」は必要ですか? ~「統一」のメリット・デメリットの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。