1/21 英＋学：「家庭教師（かていきょうし）」と「守護神（しゅごしん）」の関係！？　～「tutor」と「tutelar」～

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　英語＋学習の話ー。

　「家庭教師（かていきょうし）」などの意味の「tutor（チューター）」と、
　「守護神（しゅごしん）」*1などの意味の「tutelar（チュテラー）」等の話です。

　前置き。
　昨日「チュートリアル（tutorial）」*2について調べているうちに見つけた、
　「tutor（チューター）」と「tutelar（チュテラー）」等の話を。

※

　まず「tutor（チューター）」とは、「家庭教師（かていきょうし）」などの意味を持つ単語ですね。
　他にも「個人教師（こじんきょうし）」、「塾講師（じゅくこうし）」、「個別指導要員（こべつしどうよういん）」などの意味があるようです。
　どれも「複数人を教える人」というよりは「個人に付いて教えてくれる人」というイメージなので、そこら辺で「teacher（ティーチャー）／先生（せんせい）、教師（きょうし）」*3と違いがあるのかもしれません。
　学校の先生はクラス（複数の人数）をいっぺんに教えることが多いですからね。

　　
　で、辞書を見ていたら、
　「tutor」に似た語に「tutelar（チュテラー、テュテラー）」という物もありまして。
　これは形容詞では「後見人（こうけんにん）の」といった意味もあるのですが、
　なんと、名詞では「守護神（しゅごしん）」という意味もありました。
　なんか強そうですね…。

　この「後見（こうけん）」とは「後ろにいて世話（せわ）をすること」を指すので、守護神も「後ろから人間を支えてくれる存在」って意味で「tutelar」かもしれません。
　（※あるいは逆に、「守護神」→「守る存在」→「後見人」という順で意味が発生した可能性もありますね）

　「tutor」と「tutelar」の関係は辞書には書いてなかったのですが、
　どちらも個人について世話をしたり教えたりするイメージなので、関係のある語かもしれません。
　（「tutelar」に似た単語「tutelage（チュートレイジ）」には「教育（きょういく）」という意味もあるようですし）

※

　まあ大抵の「家庭教師（tutor）」は人間かと思いますが。
　受験（じゅけん）の時に助けてくれた人は、それこそ「守護神（tutelar）」のように見えるかも？
　そう考えると、両者は意外と遠くないのかもしれませんね。

　まあそんな感じで～。

追記
　ちなみに昨日紹介した「tutorial（チュートリアル）」は「家庭教師の～」とか「個別指導時間（こべつしどうじかん）」といった意味があるので、「tutor」の関連語だと思われます。

◆用語集
・tutor（チューター）【英単語】：

・tutelar（チュテラー）【英単語】：
　関連用語：「守護（しゅご）」*4、「守護天使（しゅごてんし）」*5

・家庭教師（かていきょうし）：
　家庭（かてい）*6、つまり家（いえ）に来て勉強などを教えてくれる人。
　英語では「private teacher（プライベート・ティーチャー）」、「private tutor（プライベート）」、「tutor（チューター）」など。
　ちなみに「private（プライベート）」*7は「私的（してき）な」と言った意味。
　つまり学校などの「公的」な空間じゃなくて、家庭などで個人的に教えてくれる人、と言った感じか。
　ちなみに家庭教師はラブコメや恋愛ゲームだと、やたら魅力ある人物であったりもする。
　例えばイケメンや美人さんであったり、セクシーであったり。
　一種の夢（ゆめ）や願望（がんぼう）が詰まっているのかもしれない。
　関連用語：「coach（コーチ）／家庭教師」*8、「governess（ガヴァネス）」*9、「グランドツアー」*10、「指南役（しなんやく）」*11
　関連作品：『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』*12