のっぽさんの勉強メモ

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11/28 社+英:「コンサルタント」は「コンサルタント」じゃない!? ~「consultant(コンサルタント)」と「consult(コンサルト)」の話~

 社会+英語の話ー。
 「サル」という言葉が何度も出てきますが、「猿(さる)」とは関係ありません。


 ビジネス関係で相談*1に乗ってくれる人「コンサルタント」と、
 元になっている英語「consultant(コンサルタント)」や「consult(コンサルト)」についての話を。



 前置き。
 先日は「コンシェルジュ*2という語を紹介しましたが、
 そこから「コンサルタント」という語を連想したので調べてみました。


 まずコンサルタントというと、「相談(そうだん)に乗ってくれる人・職業」というイメージですね。
 ビジネス等でよく聞く言葉で、何やら知識をいっぱい持ってる人…という感じです。
 そして会社(かいしゃ)で起きている問題に対して助言をしてもらう、みたいな。
 「コンサルタント業務」や「コンサルティング」という言葉もありますね。


 で、この「コンサルタント」について英和辞書を調べてみると、
 英語では「consultant(コンサルタント)」となっておりました。
 動詞の「consult(コンサルト)」に関係する語のようですね。


 ところが、この動詞の「consult」について辞書を見てみると、
 「相談する」とか「話し合う」という意味もあるのですが、
 他にも「意見を求める」とか「(医者に)診察(しんさつ)してもらう」、また「(何かのために)辞書や本などを調べる」といった意味がありました。
 つまり「(困ってる人の)相談に乗る側」だけじゃなく、「(困ってるから)相談に乗ってもらう」側の意味がある訳ですね。


 同様に「consultant(コンサルタント)」の方も、「相談を受ける人」、「相談する人」の意味が両方ある感じでした。
 日本で「コンサルタント」というと「相談する側」はあまり指さないイメージですが
 元の英語「consultant(コンサルタント)」の方は、どちらも指すことがありえるようですね。


 これをまとめると「『コンサルタント(相談する側)』は『コンサルタント(相談される側)』じゃない!」と言えるかもしれません。
 ある意味当たり前ですが、文字で見るとちょっとシュールですね。


 ちなみに上でちらっと書いたように、
 「consult」は「(何かのために)辞書や本などを調べる」ことも表します。
 つまり何か辞書などで調べ物をしている時、
 自分は「consult(コンサルト)」している人…「consultant(コンサルタント)」であると言えるかも?

 
 なので何か調べ物が多くて大変、というときには、
 「今日は『コンサルタント(調べもの)』の仕事が多いな…」なんて考えてみると、
 ちょっとカッコいい気分になれるかもですね。



 まあそんな感じで~。




◆用語集
コンサルタント
 関連用語:「有識者(ゆうしきしゃ)」*3、「臨床心理士(りんしょうしんりし)」、「生き字引(いきじびき)」*4
 関連記事:『心に関する英語セブン』、


・consultant(コンサルタント):
 英語で「相談を受ける人」、「相談する人」、「顧問(こもん)」などの意味を持つ言葉。


・consult(コンサルト):
 英語で「意見を求める」、「(医者に)診察(しんさつ)してもらう」、「(何かのために)辞書や本などを調べる」、「話し合う」などの意味を持つ言葉。
 似てる語:「コンセント」*5【電気関係】


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