理科+英語の話ー。
「ああ、ゲームとかに出てくる、金のパンね!」的な話ではありません。
砂金(さきん)を見つけるときに使う、皿(さら)状の道具、
「パンニング皿」こと「ゴールドパン(gold pan)」の話を。
前置き。
まず英語には「pan(パン)」という単語があったりします。
といっても、日本で言う食べ物の「パン/bread(ブレッド)」とは違い、
こちらは主に「平鍋(ひらなべ)」…平べったい鍋(なべ)や皿(さら)の形のものを表すものですね。
「フライパン(Frying pan、fry pan)」などの「パン」の方です。
で、この「パン」に関してちょっと面白い単語もあったりします。
その名も「ゴールドパン(gold pan)」というものですね。
Wikipediaによればこの「ゴールドパン(gold pan)」は、
砂金(さきん)を見つけるときに使う道具、「パンニング皿」の別名のようです。
「砂金(さきん)」は砂状*1の金*2であり、川底(かわぞこ)の砂(すな)の中から見つかったりもするらしいのですが。
でもたくさんある砂から、砂金を見つけ出すのは難しいですね。
そこで、「パンニング皿」が重要になるみたいです。
Wikipediaによれば、金は他の砂などに比べて比重(ひじゅう)が重い…つまり、物質として重いようです。
なので川から砂を取って、パンニング皿に乗せて流水にさらしたりすると、
金(砂金)は重いので、流されにくく残りやすい…ということみたいですね。
で、話は戻りますが、
この「パンニング皿」を「ゴールドパン(gold pan)」ともいうようです。
なかなか面白い名前ですが、
ネットにも商品名としてあったので、一般名のようです。
なので「パンはパンでも、『ゴールドなパン』ってなーんだ?」というクイズには、
「『ゴールドパン(gold pan)/パンニング皿』!」なんて答えられるかもですね。
…知らない人にはポカンとされそうですが。
※
まあ、冬に川*3の話をするのも寒くてアレですが。
でも筆者としては「砂金の重さを利用して、水で流しつつ見つけ出す」方法は結構面白いですね。
理科の教科書で「金は物質として重い」と習った記憶はありますが、
それがどういう意味を持つのかは、ちょっとイメージし切れていなかったので。
他にも「実は教科書に書いてあること」は、世の中に色々あるかもしれません。
中には、自分の生活や夢を助けてくれる知識もあるかも?
そう考えると教科書の中に、「砂金」のように貴重な知識が眠っているかもですね。
あいにく教科書に「ゴールドパン/パンニング皿」は付いてませんが、
代わりに「参考書」や「先生」などの力は借りれます。
いざ「砂金採り」ならぬ「知識採り」…なんてのも、いいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・砂金(さきん):
関連用語:「金粉(きんぷん)」*4、「金塊(きんかい)」*5
関連記事:『金を表す外国語セブン』*6、『川を表す外国語セブン』*7
・パンニング皿:
関連用語:「砂利(じゃり)」*8
*1:「砂(すな)」については 12/26 英語:単語/関係(かんけい)を意識してみる ~石と山とか、朝と夜とか~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「金(きん)」については 12/3 世界史:塩とコショウ、保存と時間 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「川(かわ)」については 1/13 地理:「かわいた大きな川」(札幌/さっぽろ)のラーメン! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「金粉(きんぷん)」については 2/15 理+英他:「金粉(きんぷん)」は「金のゴミ」ですか? ~「gold dust(ゴールド・ダスト)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:金のかたまり「金塊(きんかい)」については 3/9 生+英:「ナゲット」といえば「金塊(きんかい)」ですか? ~「chicken nugget(チキン・ナゲット)」と「gold nugget(ゴールド・ナゲット)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:記事『金を表す外国語セブン』については 5/7 理+諸外:「金(きん)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:記事『川を表す外国語セブン』については 7/9 理+諸外:「川(かわ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「砂利(じゃり)」については 11/16 理+音他:「砂利(じゃり)」は「国歌(こっか)」に出てきますか? ~「砂利」と「さざれ石(細石)」と「君が代(きみがよ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。