のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

2/23 理+英他:「コバンザメ」は「サメを吸う者」ですか? ~「コバンザメ(小判鮫)/shark sucker(シャーク・サッカー)」の話~

 理科+英語+国語+社会の話ー。
 別にホラー的な話ではありません。


 他の大きな魚にくっつく魚「コバンザメ(小判鮫)」と、
 その英訳の一つ「shark sucker(シャーク・サッカー)」の話を。

 
 前置き。
 昨日は「小判(こばん)」*1の話をしたので、
 今日は「コバンザメ(小判鮫)」について調べてみました。


 まず「コバンザメ(小判鮫)」とは、魚の一種ですね。
 サメの名がついてますが、Wikipediaによればスズキ科の、関係ない魚らしいです。


 コバンザメは頭に「吸盤(きゅうばん)」…他にくっつく部分がついており、
 それでサメやクジラなど他の大きな魚にくっつき、おこぼれをもらう…というのが特徴ですね。
 ちなみにこの吸盤部分の模様(もよう)が、日本の昔のお金「小判(こばん)」に似ていたりもします。
 それらが名前の由来のようですね。


 そんな「コバンザメ」を和英辞典で調べてみると、
 英訳の中に「shark sucker(シャーク・サッカー)」というものがありました。


 「shark(シャーク)」は「サメ(鮫)」、
 「sucker(サッカー)」は「吸う者/もの」といった意味なので、
 (そして動詞「suck(サック)」は「吸う」とか「吸い付く」って感じですね)
 直訳すると「サメを吸う者(shark sucker)」って感じにも読めますね。
 …何だか強そうにも見えますが、実際はおこぼれをもらう立場ですね。


 まあ「吸う」といっても別に血とかを吸う訳ではなく、
 吸盤で吸い付いている…ということだと思われます。
 英和辞典によれば、「sucker」自体に「吸盤」という意味もあるようですし。


 ところでWikipediaを見ていて知ったのですが、
 コバンザメの吸盤は、面白い仕組みを持っているようです。


 というのも、コバンザメの吸盤は、
 くっついた先の大きな魚が、速く泳いでも外れることは無く、
 逆に自分がちょっと速く泳ぐだけで、外れるようにできているようです。
 なので、意外と自由自在に着脱(ちゃくだつ)できるようですね。高性能です。


 人間でも、誰か強い者にくっついて回る人は、
 悪口として「コバンザメみたい」と言われたりもしますが。
 「コバンザメ(shark sucker)」の、「サメが速く泳いでも吸い付く!」というスゴ技を思うと、
 本当の意味で「コバンザメみたい」になるのは、なかなか大変かもしれませんね。 



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに何故冒頭に「ホラー話ではない」という注意書きをしたかというと。
 ゲームとかではよく「ブラッド・サッカー(blood sucker)」…
 つまり「血を吸う者」みたいな名前・キャラクターが出てきたりもするからですね。
 吸血鬼やコウモリに関係していることが多い気がします。
 カードゲーム『遊戯王』にも、《ブラッド・サッカー》というモンスターがいたりします。


追記2
 ちなみに「コバンザメ」は英語で「remora(レモラ、リモーラ)」ともいうようです。
 和英辞典ではこちらの名前が先に出ていたので、
 「shark sucker」より「remora」で呼ばれることの方が多そうですね。
 ちなみにカードゲーム『遊戯王』には《エクシーズ・リモーラ》というモンスターがいたりします。



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