国語+社会の話ー。
「筆者(のっぽ)が、ことわざを間違って覚えてる…」という話ではありません。
良い物の価値が分からない…的な意味のことわざ「猫に小判(ねこにこばん)」と、
小判(こばん)を持っていることも多い置物、「招き猫(まねきねこ)」の話を。
前置き。
今日2月22日は「猫の日」らしいので、
ことわざの「猫に小判(ねこにこばん)」などの話を。
※
まず「猫に小判(ねこにこばん)」は、ことわざの一種ですね。
「小判(こばん)」とは昔の、金(きん)でできたお金のことで、
猫に小判を与えても、価値が分からないので無駄…的な意味です。
まあ小判はあくまで、人間が使うお金ですしね。
そんな訳で、プラスの雰囲気ではない「猫に小判」ですが、
世の中には、むしろよく小判を持っている姿の猫もいたりします。
それが猫の置物(おきもの)、「招き猫(まねきねこ)」ですね。
「招き猫(まねきねこ)」とは、前足で何かを招いている姿の猫の置物ですね。
Wikipediaによれば右手は「金運」、左手は「人」を招くようです。
で、招き猫は片手を上げている事が多いのですが、
もう片方の手で「小判(こばん)」を抱えていることもあります。
こちらでは小判は無用どころか、めでたい雰囲気に一役買っているところもありそうですね。
Wikipediaによれば、昔の招き猫は小判を抱えていなかったようなので、
どれが正しい姿…というのは分かりませんが。
でも、招き猫が小判を持っている姿に慣れた人にとっては、
「『(招き)猫』に『小判』は必要!」と思うかもですね。
ことわざ(猫に小判)とは反対っぽくて面白いです。
※
ちなみに上のことは半分ジョークですが、
「猫に小判」という言葉は現代でも有名であり、
アニメやゲームでも、むしろ「小判」と関係づけられた猫キャラもいたりします。
例えば有名ゲーム『ポケットモンスター』の「ニャース」は、
頭に小判を付けた猫のキャラクターですしね。
またゲーム中には「ネコにこばん」という技もあるようです。
使うと戦闘の後にお金を貰えるようなので、お世話になっている人も多そうですね。
その意味では、実は現代では「猫に小判は必要!」ということも多いかも?
今度ことわざの「猫に小判」や、
置物の「招き猫」を見た時に、
そんなことを思い出してみても、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
「猫に小判」に似たことわざとしては、
「豚に真珠(ぶたにしんじゅ)」、 難しい言葉だと「無用の長物(むようのちょうぶつ)」などもあったりします。
◆用語集
・猫に小判:
・小判(こばん):
関連用語:「コバンザメ(小判鮫)」*1
関連記事:『お金を表す外国語セブン』*2
*1:「コバンザメ(小判鮫)」については 2/23 理+英他:「コバンザメ」は「サメを吸う者」ですか? ~「コバンザメ(小判鮫)/shark sucker(シャーク・サッカー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:記事『お金を表す外国語セブン』については 11/18 社+諸外:「お金(おかね)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。