生活+英語+美術の話ー。
ややこしいタイトルでお送りしておりますが。
化粧台(けしょうだい)としての「ドレッサー(dresser)」と、
「服を着こなす人」としての「ドレッサー(dresser)」の話を。
前置き。
昨日「レッサーパンダ」の記事を書いた流れで、
「ドレッサー」という言葉を連想したので、調べてみました。
※
まず①「ドレッサー(dresser)」というと、家具(かぐ)の一種の印象ですね。
英和辞典によれば「化粧台(けしょうだい)」や「鏡台(きょうだい)」、「鏡つき化粧だんす」等の意味があるようです。
日本語でも家具関連でカタカナ名を見ることは多いですし、
家具の出てくるゲームでも、名前を見ることがある印象ですね。
そんな「ドレッサー」ですが、英和辞典によれば同じ字でまた違う意味の物があるようです。
それが②「dresser(ドレッサー)」ですね。
これは「服装が~な人」とか、劇場などの「着付け師」という意味を持つようです。
家具ではなく、「人」を表す訳ですね。
確かに日本でも「ベストドレッサー賞」等の語を聞く気がしますが、
家具ではなく、「服をうまく着こなす人」が表彰(ひょうしょう)されていますし。
英語の接尾辞「-er」は「~するもの(物・者)」の意味を持っていたりしますが、
ちょうど①家具の「dresser」では「家具」(物)の意味、
②人の「dresser」では「人」の意味を持っている感じですね。
(そしてそもそもの「dress(ドレス)」が「服」とか「服を着る、着せる」と言う意味を持ち、
「dress」+「-er」=「dresser」という感じですね)
なので、2つの「ドレッサー」は違う訳ですが。
もし人の②「ドレッサー」が家具の①「ドレッサー」を使った場合、
「『ドレッサー(人)』が『ドレッサー(家具)』を使っている!」なんて言えるかもしれません。
ちょっとややこしくて面白いですね。
※
ところで「ドレッサー(dresser)」が「dress+er」と考えると。
毎日「服を着る/dress」ことをしている「人(-er)」は、
実はみんな「ドレッサー」と言えるかもしれません。
なので「(鏡つき)化粧台(dresser)」を持っていなかったり、
「ベストドレッサー(best dresser)」ほどオシャレではなかったとしても。
たまに「今の私は『ドレッサー(dresser)』だぜ!」なんて思いながら
「鏡」を見て身支度をしてみる…なんてのも、楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。