生活+英語の話―。
「本場のトイレ(toilet)は、ひと味違うんですよ…」的な話ではありません。
用を足す所を表す語「トイレ/便所(べんじょ)」と、
他に「化粧(けしょう)」*1等の意味もある語、「toilet(トイレット)」の話を。
前置き。
まず「トイレ」とは、日本語だと便所(べんじょ)を表す語ですね。
あんまり説明するのも下ネタになるのでアレですが、
ざっくり言うと用を足す場所、という感じです。
で、そんな「トイレ」と同じっぽい英語に「toilet(トイレット)」もあります。
日本でもトイレのドア等に「toilet」と書いてあることもありますし、
「トイレットペーパー(toilet paper)」などの語でもお馴染みですね。
なので「『トイレ』は『toilet(トイレット)』と同じ!」と言ってしまいたくなりますが…。
しかし、そこはちょっと注意が必要かもしれません。
何故なら、「トイレ」と「toilet」の意味が「違う」ことがあるからですね。
英和辞典によれば「toilet(トイレット)」には、
もちろん「トイレ」の意味もあるらしいのですが、
他にも「化粧(けしょう)」等の意味があるらしいです。
(※イギリス英語では「浴室(よくしつ)」(お風呂)も指すらしいですが、そちらの関連語はあまり載っていませんでした)
また英和辞典に載っている関連語も、
「toilet table(トイレット・テーブル)/化粧台(けしょうだい)」、
「toilet water(トイレット・ウォーター)/化粧水(けしょうすい)」と、
「トイレ(便所)」ではなく、「toilet(化粧)」に関する物が複数ありました。
しかし、日本で「トイレ」とカタカナで書いた場合、
「化粧」や「化粧○○」といった意味を表すことはあまりない印象です。
(「トイレ水」と言うと、あまり「化粧水」っぽくないかもですし)
そのため、「『トイレ』と『toilet(トイレット)』は(意味の範囲が少し)違う!」と言えるかもですね。
※
まあ、日本では普段「トイレ」と「toilet(トイレット)」を、
そんなに区別しなくで良い気もしますが。
ただ「toilet=トイレ」と思いすぎると、英語を使う国に行った時、
「toilet water(トイレット・ウォーター)/化粧水」等の語を見て、ビックリしそうですね。
化粧水(toilet water)の売り場で、「トイレ(toilet)の水(water)を売ってるの!?」なんて思いそうです。
まあ、そうやって驚(おどろ)くのも良い経験になりそうですが。
でも「トイレ」と「toilet(トイレット)」の違いを知っておくと、
次に「toilet」表記を見たとき、少し賢(かしこ)い気分になれるかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・トイレ/便所(べんじょ)【場所・施設】:
関連記事:『宿屋を表す外国語セブン』*2
・toilet(トイレット):
*1:「化粧(けしょう)」や「化粧品(けしょうひん)」については 4/24 英語:costume/氷上の美少女戦士!? ~スケート、コスプレ、習慣~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:記事『宿屋を表す外国語セブン』については 11/17 社+諸外他:「宿屋(やどや)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。