国語+英語の話ー。
「明日(あした)」という言葉と、英語の「tomorrow」等に関する話です。
「あした」と聞いたとき、まず思い浮かべるのは
今日の次の日である「明日(あした)」ではないかと思いますが。
日本語などでは「朝」を指して「あした」ということもあります。
「朝(あした)」みたいな感じですね。
これに関しては中国の「孔子(こうし)」という人物の
「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
という言葉が有名かもしれません。
ちなみに意味としては
「朝に人としての大事なことを学べれば、その日の夕方に死んでもかまわない」みたいな意味です。
で、ここまでは日本や中国など、アジアの話なのですが、
実は英語圏でも似たようなイメージがあったかもしれません。
というのも手元の『プラクティカルジーニアス英和辞典』によれば、
「明日」を意味する「tomorrow(トゥモロー)」という言葉の語源は
「morrow(朝)」にあるそうです。
それぞれの詳しい流れは分かりませんが、
「明日が来た」と実感するのは、夜が明けて「朝」が来た時なので、
「明日」≒「次の朝」みたいな感じなのかもしれません。
(まあしばらく日が差さない「極夜(きょくや)」とかもありますが)
うろ覚えですが、人間は朝の日光によって体内時間を調整しているそうです。
なので「朝(あした)」の内に適度に光を浴びておけば、
また気持ちのいい「明日(あした)」を迎えられるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・孔子(こうし):
関連人名:「荀子(じゅんし)」*1、「孫子(そんし)」*2
関連地名:「曲阜(きょくふ)」*3
*1:思想家「荀子(じゅんし)」については 1/19 歴史:王ではないのに、強い「4人」!? ~中国の「戦国四君(せんごくしくん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「孫子(そんし)」については 1/7 歴史:薪(たきぎ)に寝て、肝を舐める話!? ~「臥薪嘗胆(がしんしょうたん」と「復讐(ふくしゅう)」の連鎖~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:孔子の生まれた土地とされる「曲阜(きょくふ)」については 2/21 社会:「岐阜(ぎふ)」と「鳳凰(ほうおう)」と「孔子(こうし)」の関係!? ~「岐阜県(ぎふけん)」の名前の由来について~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。