のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/9 歴史:剣豪「愛洲久忠(あいす・ひさただ)」、またその年の「世界」の話 ~「一向一揆」と「喜望峰」~

 歴史の話ー。

 室町・戦国時代の剣豪「愛洲久忠(あいす・ひさただ)」という人物の話と、
 ついでにその活躍した年代から、その時代の色々を知ってみよう、みたいな話です。


(本文中・人名敬称略)


 前置き。

 先日、ふとしたことで友人と日本の「剣豪(けんごう)」、つまり剣の強い人の話をしていたのですが、
 その中で「愛洲久忠(あいす・ひさただ)」という人物を教えてもらいました。
 …「あいす」という名前がちょっと面白いですね。


 この方は室町・戦国時代(1452-1538)の兵法家であり、
 「陰流(かげりゅう)」という剣の流派*1の始祖(しそ)であるとされています。
 過去記事でも書いた「上泉信綱(かみいずみ・のぶつな)」*2という人物の師匠とも言われていますね。
 (ちなみに「上泉信綱」の弟子に「柳生石舟斎(やぎゅうせきしゅうさい)」がおり、そこから「柳生」の流れにつながっていったりします)


 剣豪などは教科書にはそんなに載っていない人物も多いので、
 「剣の歴史」だけを取り出してみると、「教科書の歴史」とは大分離れている気もしますが。


 でも世界が別なわけではないので、時代は一緒に動いています。

 例えば愛洲久忠は36歳の時に修行して「陰流」を開いたとされています。
 生まれが1452年なので、36歳の時は「1488年」になりますね。

 この「1488年」は日本の加賀(かが)で「一向一揆(いっこういっき)」というものがあり、その後100年、国が民衆に統治されるという事態が起きています。
 また世界的に見れば「バルトロメウ・ディアス」という人物が「喜望峰(きぼうほう)」*3に到達しています、
 これによってヨーロッパから割と安全な「南周り航路」が開拓されていくわけです。


 これらが愛洲久忠の修業に直接かかわりがあった、という訳ではありませんが、
 一人の人物が修行をし、流派を開いた時にも世界で色々起きている、というのはちょっと面白いですね。


 皆様の場合は、自分の生まれ年や大事な年に、
 世界で何が起きていたか、というのを調べてみると面白いかもしれません。


 まあそんな感じで~。


◆用語集
愛洲久忠(あいす・ひさただ):
 室町・戦国時代の兵法家。伊勢国(いせのくに)、現在で言う三重県の出身。
 愛洲移香斎(あいす・いこうさい)とも呼ばれる。
 Wikipediaによれば、若いころには当時の中国である「明(みん)」に渡ったりもしたらしい。
 またソーシャルゲームに出ていたりもする。


・陰流(かげりゅう):


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