のっぽさんの勉強メモ

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12/8 社+生:「子ども」の時ほど大事な「ニュース」!? ~入管難民法、水道法、漁業法~

 社会+生活の話ー。

 「入管難民法(にゅうかんなんみんほう)」など、最近の重要な「ニュース」*1などを紹介しつつ、
 「ニュースって、大人向けに思えるけど実は子どもの時ほど重要かも?」という話を。



 前置き。

 この前現場で、「公民や社会科は生活に関わってくる重要な教科」という考えを述べたのですが、
 うまく伝わっていなかったようなので、まとめるためにも具体例を。


 今朝、「入管難民法(にゅうかんなんみんほう)」についての改正案が、衆議院を通過したようですね。
 これはまあ、外国人*2の方が日本で仕事をする時に関わる重要な話です。
 他にもこの頃「水道法(すいどうほう)」の改正と、「漁業法(ぎょぎょうほう)」の改正などが話題に上がっておりました。


 これらは重要なニュースかと思いますが、こういう話をすると、学生・また若い皆様はイヤな顔をすることが多い印象ですね。
 「まだ子どもだから関係ないよ」というようなことを仰る方もおられます。

 まあ色々難しいですし、ややこしいですしね。
 筆者が子どものころも、別に社会への意識が高かったわけではありません。むしろアホでした。


 ただ、「将来、何かの職業に就きたい」と思う方は、
 例えば上記の「入管難民法(にゅうかんなんみんほう)」については知っておくとよいかもしれません。

 何故かというと、あなたが大人になった時の職業選択に関わるかもしれないからです。
 ざっくり言うと、就職できるかできないか、ということです。


 たとえば 今は「少子化社会(しょうしかしゃかい)」、つまり子どもが少ないことで人材が不足しがちです。
 なので企業は「とりあえず新入社員などを確保する」というのが大事になります。能力を求めるよりは、まず人員をそろえる感じですかね。

 そのような時には、どちらかというと、企業に対して学生の方が立場が強い、ということになったりします。
 例えば学生がある会社に無理して入らなくても、他にいい条件の会社があるならそっちを選べる、という感じですね。まあ他の時よりは就職しやすくなると思われます。
 これあいわゆる「売り手市場」ってやつですね。
 もしあなたが大人になった時この形であれば、、就職でそんなに苦労をしなくて済むかもしれません。



 ですが、それまでに外国などから人材がいっぱい入ってきたらどうでしょうか?
 今まで「人数が足りなかった」から立場が強かったのが、薄れてしまいますね。

 単純に「外国人が入ってくると仕事を奪われる」というわけではない(それは一部であり、それだけだと差別的になってしまいますね)と思いますが、
 それでも人材が増えれば、企業はその中から人を選ぶことができます。
 (ちなみにこれは人材が多ければ起こるので、別に外国とかに限った話ではありません。昔は田舎から都会への「集団就職」というもので人材があふれることはあったようです)

 つまり、企業にしても、人材が多ければ、人が少なかった時のように「就職してもらう」必要はない、ということになります。
 上にあげた例とは逆で、企業の方が人材を選び、またある人を雇わなくなる、ということもあるでしょう。
 どちらかというと企業の方が立場が強くなります。これがいわゆる「買い手市場」というやつですね。
 この時には単純にライバルが多いので、「売り手市場」より就職が大変になると思われます。

 まあそんなことがあるので、
 別に誰が悪い、ということはなくても、将来就職の時にライバルがいっぱいいるならば、
 あなたが彼らに「競り負けて」就職できない、ということは、ありえると思われます。


 また外国人労働者が増えれば、当然「同僚や上司が外国人」というケースも増えてきます。
 そういう職場には外国語のスキルが必要になるかもしれませんし、またそれで就職できるか・できないかが、変わるかもしれません。
 なので、とても極端な話をすれば、若い「あなた」が大人になるころには、
 「英語ができなければ日本国内でも就職は厳しくなる」ということも、まあ起こりうるわけです。


 なので「入管難民法」などが外国人労働者、いえそもそも「労働者」にかかわる法律である以上、
 それは未来の「あなた」の働き方・職場・職業にも関わるかもしれない、と言えるわけですね。


 一応書いておくと、別にこの分は「外国人労働者を増やすな!」と言いたいわけではありません。
 ただ「仕事の状況が大きく変わるような法律やニュースは知っておくといいよ」ということですね。



 そしてこれは、あなたが子どもであるほど、あるいは若ければ若いほど重要な問題とも言えます。
 何故なら極端な話、あなたの寿命が後「1年」というなら、「不便でも何とか1年しのげばいい」と思うこと可能かもしれませんが、
 あなたが若くて寿命があと「80年」あるというなら、それはまさしくあなたの「一生」に長くかかわる問題になるからです。
 実際には1年なら不便でいいという訳でもありませんが、残り80年だと単純に「80倍」の時間関わることになりますね。




 まああんまり書き過ぎると暗い気分になるかもしれないのでアレですが、

 「分かっているけど面倒くさいから」、「今すごく大変だから」という理由でニュースを見ないなら、まあそれは一つの決断かもしれませんが、
 「自分は若いし子どもだから、関係ない」と思っている方がおられるなら、それはちょっと違うかもしれません。

 …というような話でした。



まあそんな感じで~。





追記
 ちなみに各ニュースについてすごいざっくり&偏ったまとめを載せておきます。
 (筆者の持ってるデータも偏っていると思うので、詳細は各自で確認ください。すみません)
 みなさまはどう思われるでしょうか?


①「入管難民法(にゅうかんなんみんほう)」の改正
 内容:外国人労働者の仕事の資格を増やす
 メリット:色んな外国人の人が働きやすくなる、人材の確保
 デメリット:どうもサポート環境が整っていないようだ、また安くて酷い仕事をさせることになるのでは?という不安
       (あとすでに今ある外国人の「技能実習制度」で、結構不満の声とか、死者とかが出ているという話もある)


②「水道法(すいどうほう)」の改正
 内容:今までは自治体(じちたい)、つまり町とか村が管理してた「水道」に、企業が入れるようにします
    (正しくは「コンセッション方式」らしい)
 メリット:お金などが足りない町とかで、水道の管理が助けてもらえるかもしれない
 デメリット:企業は主に「利益」優先で動くので、水道料金が上がったり、もうからない所の管理はサボるかも
       (ニュースなどによると、海外で水道を「民営化」したところは、トラブルが起きているようである)


③「漁業法(ぎょぎょうほう)」の改正
 内容:漁業に企業が参加しやすくする
 メリット:企業のパワーで漁業が盛り上がるかも?
 デメリット:地元の漁師さんが圧迫されて、仕事が無くなってしまうかも。また企業による魚の取りすぎ→絶滅などの不安


追記2
 本文でもちょっと書きましたが、「外国人労働者」に関しては時に、
 「外国人労働者に仕事を奪われる!」「だから追い出せ!」と言う人々も一定数出てくるようです。
 というか、歴史を見るに、いろんな国で何回か出てきているようですね。
 主に社会が貧しくなったりすると、特にこういうことを言うようになるようです。

 で、ここで「差別はいけない」というのも重要なのですが、
 本文に書いたように、人が多くなると企業は選べるようになるので、
 「人がどこかの地域に入るだけで労働環境が変わる」という部分はあるとも言えます。

 だから「外国人労働者が仕事を奪うことは全くないか?」という質問の仕方をすると、
 まあ「全くないとは言えない」かもしれません。


 ただここで重要なのは「外国人労働者『だから』仕事を奪っている」というのとはちょっと違う、ということです。
 例えば日本人Aさんが雇われることで、日本人Bさんが雇われなくなったならば。
 それを「AさんがBさんの仕事を奪った」という人もいるでしょう。
 日本人労働者だって日本人労働者の仕事を奪うし、奪っている、という訳です。
 「日本人労働者は外国人労働者と違って仕事を奪わないか?」といえば、その答えはおそらくNOでしょう。
 その意味では「労働者は他の労働者の仕事を奪っている部分があるかもしれない」というべきかもしれません。

 ただ「外から来た人々」(外国人)、というのは分かりやすい憎しみや不満の対象になりますので、
 「味方としての日本人、敵としての外国人」という図式でものが言われることが、多いのかもしれません。


 今もアメリカ・メキシコ国教には難民の人々のキャンプがあったり、
 ヨーロッパ・EUでも難民の受け入れに関して、色々問題が起こったりしました。
 これから異常気象が強まり、ある場所を離れざるを得ない人々はさらに増加するかもしれません。
 (あるいはそれは、あなたや私かもしれません)
 他国の人とどう付き合うのか、どう受け入れるのか、というのは近年のとても重要な課題のようです。



追記3
 あと最近は「人間の仕事はAI(エーアイ)に奪われる」という話もあります。
 いろんなものを機械化・自動化することで、人間の仕事が無くなる、という訳ですね。
 書店ではこのテーマの本もけっこう売られているので、興味があったら手に取ってみるのもいいかもしれません。




◆用語集
入管難民法(にゅうかんなんみんほう):
 正確には「出入国管理及び難民認定法」というようである(Wikipedia参照)。


・水道法(すいどうほう):
 水道(すいどう)(「上水道(じょうすいどう)」)について定める日本の法律。1957年あたりに定められたようだ。


・難民(なんみん):
 色んな理由により国を離れた人、また追われた人。
 英語では「refugee(レフュジー)」、(災害などによるものでは)「sufferer(サファラー)」など。
 Wikipediaによれば、現在の「国際法(こくさいほう)」では、難民(政治難民)に対して国際社会は手を差し伸べ、助けることが義務付けられているらしい。


・水道(すいどう):
 水の通る道。またそれによって水を供給するサービスや施設のこと。
 英語では「water supply(ウォーター・サプライ)」など。
 関連用語:「水供給(みずきょうきゅう)」*3


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