のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

10/30 社+こころ:「先(さき)」が見えると「損(そん)」をする!? ~「選択(せんたく)」と「責任(せきにん)」の話~

 社会+ゲーム+こころの話ー。

 アレなタイトルですが、
 「先なんて見ない方がいい…」とか「知るといつも損をする」ということではありません。

 むしろ「『先なんて見たくない』と思う時、何故そう思うのだろう?」みたいな話です。


※ちょっと重い話もあるので、苦手な方はご注意を。すみません。
※あとパッと見では過去記事「理不尽な不幸」*1と矛盾する感じもしますが、合わせると知ることも知らないこともそれぞれのリスクがある、という感じです。




 前置き。

 これから「先(さき)」のこと、や「未来」のこと、というのは
 知ることができるととても便利に思えます。

 例えば未来の危険を回避したり、
 人より早く何かに準備しておくことで、「得」をすることもあるでしょう。
 未来についての「占い(うらない)」や「未来予測(みらいよそく)」といったものも、人気がある印象ですね。


 でもいつでも、先が見えた方が「得」か、「損」をしないか?
 というと、そうとは言い切れないかもしれません。


 何故なら「選択によって重大な犠牲が出てしまうケース」があるからです。


 例えば、あなたが選択肢(せんたくし)を選んでいく式のゲームをしていたとしましょう。
 そしてどこかで、左右への「分かれ道」に出会ったとす。
 その時、選択肢に

・「右に行く」
・「左に行く」

 というものが出たとして、あなたはどちらを選ぶでしょうか?

 …どちらにしても、まあわりと気軽に選べるのではないかと思います。


 しかし、その「先」の「犠牲(ぎせい)」が見えてしまった場合はどうでしょう?
 上記の「右に行く」「左に行く」という選択肢に、以下のような説明が足されたらどうでしょうか。

・右に行く…このルートだと最終的に3人が死にます
・左に行く…このルートだと最終的に2人が死に、味方の1人が裏切ります

 …って感じですね。我ながらひどい話ですが。


 おそらく、「先」が見えなかったときより、選びづらくなっているのではないかと思います。
 前よりも「責任(せきにん)」を感じるかもしれませんし、「そもそも選びたくないよ!」と思うかもしれません。
 (もちろん気分は変わらない、というのでも大丈夫です)


 でもゲームを進めるためには、どちらかを選ばなければならないとしたら、
 結局(ゲームの中の)誰かを犠牲にするしかありません。
 こちらでは、知らない時より、イヤな気分になっており、しかも「知らなかった」という言い訳もできません。
 何にせよ「自分が選んだ」ということになってしまいます。


 つまりこの場合、「先」が見えることでに、気分的には「損」をしてしまったと、感じる方もいるかもしれません
 略して(今回は)「先が見えると損」(な気分)ってわけですね。
 (もちろん「同じ犠牲が出るなら、早く知れてよかった」という方もいるかもしれません。)




 で、ちょっと話はズレますが、
 いま世界では、どちらかというと「今さえよければいい」、「自分の国だけ良ければいい」といった考えが、ある程度人気があるように思えます。
 「今さえ~」の方は、「刹那主義(せつなしゅぎ)」、「自分の国だけ~」の方は「ナショナリズム*2と言ったりしますね。

 こういったものはパッと見「身勝手(みがって)」にも見えますが、
 もしかすると、どこかで「先が見えることによる『損』」を避けているところもあるかもしれません。


 何故かというと、今の世界は、「誰かが犠牲になっている」様が見えやすいからです。


 昔より知識や情報は増え、大事だけれども「イヤなこと」も多く見えてしまうようになりました。
 インターネットで、世界のイヤな情報・被害のニュースはいくらでも入ってきます。
 自分の国が得をする裏で、どこかの国が苦しんでいる、ということも「知れて」しまいます。
 物を作る時も、地球の環境や資源に気を使わなければなりません。


 上記の「選択肢」のゲームの話とつなげるならば、
 自分たちの「選択」によって起こる「先」の「犠牲」も、いっぱい見えてしまうわけです。
 そのことから、「何かを選ぶと、どこかでひどいことになるかもしれない」と、どこかで知ってしまっているかもしれません。
 昔ほどは、シンプルに「国を豊かにしたい」とか「ドンドン物を作ろう」とは思いにくいわけです。

 
 するとそういった複雑な情報に対して
 「もうイヤな情報は嫌だ!自分のことだけ考えたい!『先』なんて見るだけ損じゃないか!
 という風に思う方が出てきても、まあおかしくはないですね。
 そういったものも、あるいは上記の「刹那主義」や「ナショナリズム」の一因になっているかもしれません。


 で、これに対して「もっと『先』のことを考えないとひどい目に会うよ!」と説得しても、反発されやすいかもしれません。 
 その「先」こそ彼らが見たくないもので、それによって今「ひどい気分」になっていると思っているのですから。


 …って感じのことを考えました。



 今回の文を読まれて「じゃあ先は見えない方がいいのか?」と思うかもしれませんが、そうでもありません。
 「先が見えることで、自分の大事なものが守れる」ケースも、確かにあるでしょうから。
 (本文の冒頭で書いたメリットですね)


 例えば左右の分かれ道で

・右に行く…大量のお金を失うが、家族を守ることができる
・左に行く…家族を失うが、大量のお金を得ることができる

 という「先」が見えていたなら。
 自分にとって大事だと思う方を、選択すればいいのですから。
 その部分はやはり「得」と言えるのではないかと思います。
 犠牲が生じないわけではありませんが、自分にとってより良い道を選べるという訳ですね。



 結局、先が見えようが何だろうが、手に入る「情報」の量が増えただけ、とも言えます。
 「先が見えること」が「能力」や「道具」と考えるなら、それ自体が善悪ではなく、使い様なのでしょう。
 それ自体が得だ損だ、というより、
 「自分に取って役に立つ」ように使えるか、ということが大事なのかもしれません。


 あなたはどうお考えでしょうか?



 まあそんな感じで~。



追記
 過去の「グローバル化*3の記事でも書きましたが、「全体を意識すると逆にやる気が無くなる」ケースもあるかもしれません。
 例えばある人が「村一番の力持ち」と褒められて、いい気分になっていたとします。
 しかし後でインターネットで、自分くらいの力持ちは世界では山ほどいた、と知ったとしたら。
 そうするとその人は「何だ…自分って大したことないな」とちょっとがっかりするかもしれません。
 行ってみれば自分の能力の「先」を意識してしまっただけに、やる気が下がってしまったわけです。
 (もちろん逆に「世界は広いな!よし、もっと頑張るぞ!」と思うかもしれませんので、人にもよりますが)

 その人自身の力は変わっていなくとも、「全体でどれくらいか」という意識によってやる気は出たり下がったりもします。
 これは以前に書いた「加点法(かてんほう)」*4や「減点法(げんてんほう)」といったものに近いかもしれませんね。
 逆に言えば「どこを目指すか」、「何と比べるか」を工夫すれば、自分のやる気をコントロールしやすくなるかもしれません。
 「つい全部無駄と思ってしまう」という方は、比べる対象を少し変えてみてもいいかもしれませんね(あるいは小目標*5の追加)。

 何かの能力に、どれだけ「先」や「上」があったとしても、みんながそれらを目指さなければならないわけではありません。
 「これだけできれば満足」とか 「他に大事なことがあるから、これくらいでいいや」と思う方もいるでしょう。
 そういった意味で「先」はあくまでそこにあるものであり、主人公は「あなた」です。
 それを思っておくと、「やらされている感」や「がっかり感」が少なくて良いかもしれませんね。



追記2
 よく年を取った人は「慎重(しんちょう)」で、若い人が「チャレンジ」をする、という風に言いますが、
 その一因は「先を知っているか知らないか」ということもあるかと思います。

 年を取って知識が増えたとすると、自分の行動で起こる色んな「悪いこと」も見えてしまうかもしれません。
 すると、「責任」を感じやすい人なら、行動はしにくくなりますね。
 で、若い内は色んな事を知らなかったりするので、逆にチャレンジしやすかったりします。
 まあどちらがいいというよりは、どちらもそれぞれできることがある、という感じでしょう。

 「年をとってもチャレンジ!」ということはよく言われますし、筆者も基本的にはいいことかとは思います。
 ですが、下手に知識と能力がある人が深いこと考えずに動いたら、ヤバいことになる場合もあるかと思います。
 例えば知識が達人級の人が「よし!地球征服するマシンでも作ってみっか!」と、軽い思いで叶えちゃうと地球と人類がヤバそうです。
 能力が足りてない若い内の夢なら「若いな~、まあ頑張れ」で済ませられるのですが、こちらは「逆に能力が足りてるからヤバい」、「実現するな」、「もうちょっと落ち着いてくれ」って感じですね。




◆用語集
・責任(せきにん):
 やらなければならないこと、その中でも特に自分に任されたり引き受けたこと。
 英語では「responsibility(レスポンシビリティ)」。
 関連用語:「抱負(ほうふ)」*6



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