のっぽさんの勉強メモ

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11/14 歴+英:「関所(せきしょ)」は何を「チェック」しますか? ~「barrier」と「checkpoint」の話~

 歴史+英語の話ー。


 (旅などで)道*1行く人を調べる施設(しせつ)の「関所(せきしょ)」と、
 その英語「checkpoint(チェックポイント)」などについての話です。



 前置き。
 昨日は記事で「上京(じょうきょう)」*2や「東下り」について扱ったので、
 今日はそこから連想した「関所(せきしょ)」の話を。


 まず「関所(せきしょ)」というのは、人や物の出入りなどを調べる場所ですね。
 古い言葉なので、歴史や時代劇(じだいげき)などで聞く感じで、
 衛兵(えいへい)*3などが怖い顔をして守っていたり、厳しく取り調べをしたりする印象です。


 Wikipediaによれば関所は「交通(こうつう)の要所(ようしょ)に設置された、徴税(ちょうぜい)や検問(けんもん)のための施設(しせつ)」だそうです。
 「要所(ようしょ)」とは「大事な所」、「徴税(ちょうぜい)」は税金(ぜいきん)を取り上げること、「検問(けんもん)」は怪しい人や物を取り締まることなので、
 ざっくり言うと、関所は「大事な道とかに置かれた施設」であり、色んなものを調べたり、お金を取っていた、ということですね。

 
 で、そんな「関所」について和英辞典で調べてみると、
 英語では「barrier(バリアー)」、または「checkpoint(チェックポイント)」という感じでした。
 「barrier(バリアー)」は「壁(かべ)」や「障壁(しょうへき)」、「check(チェック)」は「調べる」、「point(ポイント)」は「点(てん)」と言った意味です。


 なのでイメージだと「barrier/人をいったん邪魔するもの(施設)/食い止めるところ」、
 「checkpoint/人を調べる点(施設)」という感じでしょうか。
 「バリアー」というと固そうですが、「チェックポイント」と言うとなんだか軽そうですね。スポーツなどでも使う言葉なので、どこか「通過点(つうかてん)」という感じもします。
 

 ちなみに、手元の『日本史B用語集』によれば、
 中世日本の「関所」は「交通運輸(こうつううんゆ)」の増加に着目した人々によって、通行税(つうこうぜい)目的に設置された、というようなことが書かれています。
 また『ファンタジー世界読本』によれば、中世ヨーロッパの領地でも、何かと理由を付けて、旅人から税金を巻き上げていたようです。
 つまり上の「関所」でやっていることと同じですね。


 そうだとすると、中世の「関所」は怪しいものや敵に対する「バリアー」というよりも
 「(お金のための)チェックポイント」の意味合いが強かったのか?という感じもしますね。
 お金だけが目的なら、きちんと取り締まっていなかった可能性もありますね。



 まあ、関所は敵国などへの防御もしていたとは思うのですが。
 ただ上に挙げたような資料を見ると、
 関所(checkpoint)が「チェック(check)」していたのは「怪しいもの」なのか、旅人の「お金」なのか…、
 という疑問もわいてくるところではあります。


 なので、今度あなたが「関所(checkpoint)」について学ぶことがあったら、
 注意深く「関所」の役割を「チェック(check)」してみるといいかもしれませんね。
 うまくすると、その時代の考えを学ぶ「ポイント(point)」も見えてくるかも?



 まあそんな感じで~。




 関連人名等:「藤原陳忠(ふじわらののぶただ)」*4



追記
 ちなみに(東でも西でも)昔の時代がテーマのマンガとかだと、
 関所の役人(やくにん)がワイロをもらって、怪しい人や物を通してしまっている場面が描かれていたりもします。
 まあみんながそんな人ではなかったかもしれませんが、
 あんまりまじめでない役人は関所を、「ワイロをもらう場所」、あるいは「ただ通行人からお金を巻き上げる場所」くらいに思っていたかもしれませんね。


追記2
 この流れて紹介するのはちょっと失礼かもしれませんが、
 サイコロを使ったマス目式ゲームの中には「自分の土地に止まった/通った人からお金を取る」というようなものもあります。
 筆者の知っているものでは例えば『モノポリー』や『桃太郎電鉄』、『カルドセプト』、『ダイスdeチョコボ』、『いただきストリート』といった作品があります。
 これは紹介しただけなので、特にここら辺のゲームを批判したいわけではないので悪しからず。

 ただ、昔のがめつい土地の持ち主とかは、それこそ「ゲーム感覚」で、通行人からお金を取り上げていたかもしれませんね。
 「何かと理由付けて、通行人からお金を巻き上げてやろう!そうしたら自分が儲かるし!」みたいな。
 …やられる方としてはたまったものではありませんが。




◆用語集
・関所(せきしょ)/関(せき):
 人やものを取り締まったり、税金を取ったりする場所。
 英語では「barrier(バリアー)」や「checkpoint(チェックポイント)」など。
 ちなみに中国の「函谷関(かんこくかん)」というところは、色んな歴史的イベントにも関わっており、有名な関所である。
 関連用語:「橋(はし)」*5、「駅伝制(えきでんせい)」*6、「駅(えき)」*7、「関守石(せきもりいし)」*8、「結界(けっかい)」、「マイルストーン*9、「知事(ちじ)」*10、「総督(そうとく)」、「王の道」、「宿屋(やどや)」*11、「川(かわ)」*12



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*1:「道(みち)」については 7/27 英語:色んな「ロード」の話! ~road,load,lord,~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「上京(じょうきょう)」や「東下り」については 11/13 国+歴:あなたはどこに「上京(じょうきょう)」しますか? ~「東京(とうきょう)」、「京都(きょうtp)」、それ以外~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「衛兵(えいへい)」については 5/17 学習:復習(ふくしゅう)/衛兵さんをここに配置します ~忘却への抗戦~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「受領(ずりょう)は倒れるところに土をつかめ」という言葉で強欲なイメージのついている人物「藤原陳忠(ふじわらののぶただ)」については 1/23 歴史:色んな「藤原(ふじわら)」氏の話! ~英雄、受領(ずりょう)、あと怨霊~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「橋(はし)」については 8/4 英語:色んな「はし」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「駅伝制(えきでんせい)」については 1/3 国+歴:正月関係/「おせち」と「駅伝(えきでん)」についてのメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「駅(えき)」については 7/6 英語:駅の「ホーム」は「ホーム」じゃない!? ~「ホーム」と「フォーム」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「関守石(せきもりいし)」や「結界(けっかい)」については 5/2 社会:その風景、ちょっとお借りします!? ~庭園(ていえん)の「借景(しゃっけい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:マイルストーン」については 5/9 社+学他:今の「進度(しんど)」を示す石! ~「マイルストーン」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「知事(ちじ)」や「総督(そうとく)」、「王の道」については 2/5 歴史:「王様の耳」は超すごい!? ~「王の耳」と「ダレイオス1世」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「宿屋(やどや)」については 1/11 英+社:ゲームとかの「宿屋(やどや)/inn」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「川(かわ)」については 1/13 地理:「かわいた大きな川」(札幌/さっぽろ)のラーメン! - のっぽさんの勉強メモ を参照。