のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

11/13 国+歴:あなたはどこに「上京(じょうきょう)」しますか? ~「東京(とうきょう)」、「京都(きょうと)」、それ以外~

 国語+社会(歴史+地理)の話ー。
 別に「上京(じょうきょう)」する必要はないのですが、人によって行き先は違うかもしれません。


 現代でも使う「上京(じょうきょう)」という言葉に、
 実は「東京(とうきょう)」*1や「京都(きょうと)」といった行き先のパターンがありうるかも、という話です。


※都会(とかい)や田舎(いなか)といった言葉を使いますので、ちょっと差別(さべつ)に関する話になるかもしれませんが、 
 言葉自体をテーマにしたいということで、特に何かを攻撃したいわけではありません。ので悪しからず。
 でもご不快に感じられた場合はすみません。




 前置き。

 日本語の中に「上京(じょうきょう)」という言葉があります。
 これは現代では「田舎(いなか)から都会(とかい)に行く」、特に「東京(とうきょう)に行く」といった意味合いで使われている印象です。
 何故「上る」(あがる、のぼる)という言葉が使われているかと考えると、
 暗に田舎や地方(ちほう)が「下」で、都会や「東京」の方が「上」という意味合いが込められていそうで、若干危ういネタですが。


 しかし「上京」が昔からこの意味…つまり「東京に行く意味」だったか、と言うとそうでもないようです。
 手元の国語辞典によれば、昔は「上京」という言葉は「京都(きょうと)に行く」ことを指していたのだとか。


 これは、昔は京都やその近くが政治(せいじ)の中心地だったからですね。
 天皇家(てんのうけ)の人々が長くいましたし、「平城京(へいじょうきょう)」とか「平安京(へいあんきょう)」とかが有名でしたし。
 なので京都こそが「都(みやこ)」であり、「上京」とは、昔は「京都に行く」ことを表していたと。


 むしろ「東京」の方が中心になったのは、「江戸時代(えどじだい)」や、東京と改名(かいめい)した「明治時代(めいじじだい)」くらいから、という感じかもしれません。
 (「鎌倉時代かまくらじだい)」は東京でなく神奈川県(かながわけん)の「鎌倉(かまくら)」に幕府(ばくふ)が置かれてましたし)
 とすると、ここ400~200年足らずのことと言えるかもしれませんね。
 (江戸幕府ができたのが1603年くらいからで、明治維新のきっかけになったペリー来航が1853年なので)

 西暦(せいれき)「2000年」の5分の1足らず、と言うとなかなか新鮮な気分です。



 それをどう考えるかはともかくとして、
 「都(みやこ)」の位置(いち)によって「上京」の先が変わるかも、というのは面白い話です。
 (普段のお住まいはともかく)あなたがどこに「上京」するか、というのもそれによって変わるわけですね。


 たとえば今でも埼玉県(さいたまけん)に「さいたま新都心」と呼ばれる場所がありますが、
 そこが新しい首都(しゅと)になったら、「上京」とは「埼玉県の方に行くこと」になるかもしれません。


 もっとも、「埼玉県」の名前には「京」の字が入っておりませんので、
 「上京」のまま言葉を使うのか、「埼玉」に対応したまた新しい言葉が作られるのか…。
 考えてみると、なかなか興味深いかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。




追記
 昔、京都に行く場合は「上洛(じょうらく)」という言葉も使っていたようです。
 戦国時代(せんごくじだい)がテーマの漫画だとかだと、武将(ぶしょう)たちがすごい京都に「上洛」したがってたりしますが、
 これは京都が重要な土地であった、ということですね。
 (詳しく言うと「足利幕府(あしかがばくふ)」や「将軍家(しょうぐんけ)」の話が関わってきて面白いのですが、長くなるのでまた今度)

 ちなみに昔は「東下り(あずまくだり)」という言葉もあったようです。
 これは京都から東国(とうごく)…東の地方や国へ行くことですね。
 何故「下る」という言葉が使われているのかというと、
 昔、東国の方は(比較的)わりと発展(はってん)が遅れていたりしたようなので、
 京都の方から見ると「下」の方へ行く…つまり「下る」とみなされていたようです。
 ただ、今では東の「東京」が日本の首都ですし、この言葉はあまりしっくり来ないかもしれませんね。

 ちなみに日本史で習う「征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)」という役職も、東国や東北地方などに関係するものであったりします。


追記2
 ちなみにネットによれば「上京」という名字の方もいらっしゃるらしいです。
 もっとも「上京(かみきょう)」という読み方らしいですが。
 「上京(じょうきょう)」という言葉を思い浮かべながら見ると、なかなか面白い名字ですね。


追記3
 ちなみに手元の和英辞典にも「上京」に関して載っていました。
 それによれば英語にも「首都は高いところにある」という意識があり、
 例えばイギリスの首都である「ロンドンに行く」ことを「go up to London(ゴー・アップ・トゥ・ロンドン)」と言ったりするらしいです。
 「up(アップ)」という言葉には「上の方」とか「上げる」といった意味があるので、まさに「上京」的な感じですね。

 ただ同時に「北が高く南が低い」という感じ方もあるようで。
 その場合「go down to London(ゴー・ダウン・トゥ・ロンドン)」という言い方もするらしいです。
 (ちなみにロンドンはイギリスではわりと南の方にあります)
 「down(ダウン)」は「下の方」とか「下がる」といった意味合いなので、こちらは「ロンドンへ下(くだ)る」といった感じですね。上のものとはちょうど真逆の意味になります。
 確かに地図でも北の方を「上」と呼んだりしますしね。

 「上」/「下」、「上る」/「下る」というのも、立場や見方、状況によって結構変わるのかもしれません。



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