理科+英語の話―。
今日は10月10日…、10(テン)・10(とお)の日、
ということで昆虫(こんちゅう)の「テントウムシ(天道虫)」についての話を。
また風邪を引いたのか具合が悪いので、すみませんが簡単に。
前置き。
「テントウムシ(天道虫)」というと、昆虫の一種ですね。
丸っこいフォルムに赤や黄色などの色、斑点のカラーリングで、わりと「かわいい」とされることも多い印象ですが。
辞書によれば、テントウムシは英語では「ladybird(レディバード)」、「ladybug(レディバグ)」と言ったりするようです。
「lady(レディ)」*1というのは以前にも書きましたが「ご婦人」や「淑女(しゅくじょ)」、「貴婦人(きふじん)」と言った意味があります。
そして「bird(バード)」は「鳥(とり)」、「bug(バグ)」は「虫(むし)」ですので、
「ladybird(レディバード)」は「貴婦人の鳥」、「ladybug(レディバグ)」は「貴婦人の虫」ということになりますね。
虫なのに「鳥/bird」と呼ばれているのは面白いですね。
ちなみにWikipediaによれば、「紅娘」と書いて「紅娘(てんとうむし)」という呼び方もあるようです。
こちらでも「娘(むすめ)」…つまり女性を表す言葉が入っていますね。
もちろんみんなメスではなく、交尾(こうび)をしたりするのでオスとメスがいる訳なのですが…。
まあ東西を問わず、女性的なイメージがついているようです。
それにしてもなかなか特徴的な英名かと思います。
他にも「lady」や「bird」の名前を持つ虫はいるかもしれませんが、
もしなぞなぞで
「虫なのに『鳥』と呼ばれる虫ってなーんだ?」とか
「貴婦人って呼ばれる虫ってなーんだ?」という風に聞かれたら、
答えが「テントウムシ」である可能性を、考えてみてもいいかもしれません。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにテントウムシ(天道虫)の名前の由来ですが、
Wikipediaによれば太陽のことを「天道」、または「お天道様(おてんとさま)」と呼ぶことがあり、
天道虫が枝の先から太陽(天道)に向かって飛んでいく様子から、その名前が付けられたようです。
ちなみに特撮の『仮面ライダーカブト』の主人公は「天道総司(てんどう・そうじ)」という名前だったりします。
追記2
ちなみにオーストラリア出身の女装パフォーマー・ミュージシャンで「レディビアード」という方もおられるようです。
*1:「lady(レディ)」や「淑女(しゅくじょ)」については 12/3 英語:色んな「レディ」の話 ~貴婦人(きふじん)になる準備はできていて?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。