のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

2/12 国+歴:「白い波(なみ)」と言えば「盗賊(とうぞく)」ですか? ~「白波(しらなみ)」と「白波賊(はくはぞく)」の話~

 国語+歴史の話ー。


 白い波(なみ)*1などを表す言葉「白波(しらなみ)」と、
 昔、中国*2にいたという集団「白波賊(はくはぞく)」についての話です、


 前置き。
 資料を調べている時に、「白波」という言葉を目にしたのでその話を。


 まず辞書によれば、「白波(しらなみ)」とは「白い波」、または「白く見える波」のことみたいですね。
 海(うみ)の水と言えば「青(あお)」、というイメージですが、
 波になる時は上とかが白っぽくなるので、そこら辺の関係だと思われます。
 百人一首の歌「わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波」などでも詠まれたりしていますね。


 そんな「白波」ですが、
 歌舞伎(かぶき)*3の演目(えんもく)などでは、盗賊(とうぞく)*4を主人公としたものが白浪物(しらなみもの)」と呼ばれることもあります。
 盗賊と波、直接結びつくイメージはそんなにないですが、
 どういうことなのか?と調べてみると。


 これはWikipediaによれば、中国で「盗賊」を意味した「白波賊(はくはぞく)」という語に由来するようです。
 流れを分けて説明すると


 ①中国の「後漢(ごかん)」*5の時代の末に、「黄巾の乱(こうきんのらん)」を起こした「張角(ちょうかく)」という人物がいた
 ②彼とその残党が、のちに「河西(現在の山西省)」の「白波谷(はくはこく)」に立てこもった
 ③そのことから、彼らは「白波賊(はくはぞく)」と呼ばれるようになった
 ④後にこれが「盗賊」全体を表す意味になった
 ⑤それが日本に輸入されて「白波(しらなみ)」と読まれるようになった


 …みたいな感じらしいですね。


 で、そんな盗賊(白波)を主人公にしたのが歌舞伎の「白波物」という訳です。
 このシリーズの作品は結構あるようなので、
 歌舞伎が好きな方にとっては、「白波と言えば盗賊!」という感じかもしれませんね。


 残念ながら、元になった「白波谷(はくはこく)」の由来は、調べても分かりませんでした。
 なので何故「白波」という言葉が出てきたのかは、説明しきれていないのですが。 

 ただ盗賊など、悪いことをする人は過酷な環境にさらされ、寿命(じゅみょう)が短いこともあり得ます。


 それを「儚い(はかない)」と捉えるなら、
 砕けては散る、儚い「白波(しらなみ)」という呼び名は、結構合っているのかもしれません。



 まあそんな感じで~。




追記
 もちろん悪人(あくにん)が長生きすることも十分にあり得ます。
 これに関しては「憎まれっ子世に憚る」(にくまれっこ、よにはばかる)という言葉もあったりします。



◆用語集(※人名等、敬称略)
・白波(しらなみ):
 英語では「white crested waves(ホワイト・クレステッド・ウェーブス)」、「foam crested waves(フォーム・クレステッド・ウェーブス)」、砕ける波としては「foaming breakers(フォーミング・ブレイカーズ)」、「white-capped breakers(ホワイト・キャップド・ブレイカーズ)」、「whitecaps(ホワイトキャップス)」、「white horses(ホワイト・ホーゼス)」などというようだ。


・白波【盗賊】:


黄巾の乱(こうきんのらん):


張角(ちょうかく):


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