理科+英語+国語の話ー。
大きな一つの岩「一枚岩(いちまいいわ)」と、
「一枚岩ではない」などの言い回し、
そして「一枚岩」の英訳「モノリス(monolith)」の話を。
前置き。
まず「一枚岩(いちまいいわ)」というと大きな一つの(板のような)岩のことですね。
岩(いわ)にはひびが入ってたり割れ目がある物も多いのですが、
それらがあまりなくて、一つになっている綺麗な岩って感じです。
なので外見的にも固そうで、強そうな感じがしますね。
で、この「一枚岩」は単品より、
むしろ「一枚岩ではない」という言い回しでよく聞く気がします。
例えばある組織(そしき)の中でも、人によって意見が分かれていたりする時、
「あの組織も一枚岩ではない」と言ったりする感じです。
意外ともろいかもよ、という意味合いも含んでいる気がしますね。
そんな「一枚岩」ですが、英語にすると格好良い響きだったりもします。
なぜなら和英辞典によれば、「monolith(モノリス)」というらしいので。
ちなみにこの「モノリス」はSF映画などでも見る単語だったりします。
そちらでは宇宙人の作ったものだったり、
不思議な力を持っていたりもする感じです。
なので個人的に、「一枚岩」の英訳が「モノリス」なのはちょっと面白いですね。
さて、「組織が一枚岩である」という言葉はそんなに聞かない気もしますが、
もしかしたら「あなたの『組織』は『一枚岩』ですか?」という質問を、
「あなたの『組織』は『モノリス(一枚岩)』ですか?」と言い換えられるかも?
…意味は変わってないのに、謎の組織になった感がありますね。
※
ちなみにどんなに綺麗で継ぎ目のない「一枚岩」でも、
よくよく考えると、小さな石(いし)や原子(げんし)の集まりと言えそうです。
最初からそう生まれてきた訳ではなく、色んな物が合体して出来ている訳ですね。
なのでそれ以前(一枚岩の誕生前)も、バラバラの岩だったかもしれません。
さて、すごく仲の良い人同士や組織だと、
「ずっと仲良く」「お互いを決して裏切らない」こと等が重要視されそうです。
でもそれだけにケンカしたり、分裂したりすると、
「絆(きずな)に傷がついてしまった…」「失われた」という気分になって、すごく落ち込んでしまうかもですが。
でも、ケンカしてもまた後から仲直りしたり、
絆を強めたりもできるかもしれません。
その結果、上記の「一枚岩(モノリス)」みたいになれることもあるかもです。
もちろん「最初から最後まで一緒、仲良く!」というのにこだわり、
途中でトラブルがあった時に諦める…というのもいいかもですが。
でも「最終的に『一枚岩(モノリス)』のような絆を!」と考え、
また一緒に何かを目指してみる…、というのもいいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・一枚岩(いちまいいわ):
関連用語:「結合(けつごう)」*1、「連結(れんけつ)」
・モノリス:
関連用語:「メガリス」*2、「発掘(はっくつ)」*3
似てる語:「モノラル」*4、
関連記事:『宝石を表す外国語セブン』*5、『石を表す外国語セブン』*6
*1:「結合(けつごう)」、「連結(れんけつ)」については 8/22 生+英他:「電車(でんしゃ)」は「カップリング」で動きますか? ~マンガ等の「カップリング」と「連結器(れんけつき)/coupling(カップリング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「メガリス」については 3/1 社+英:家は「メガリス」の近くですか? ~「巨石記念物(きょせききねんぶつ)/megalith(メガリス)」と「巨石(きょせき)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「発掘(はっくつ)」については 12/19 英+学他:「受験生(じゅけんせい)」は毎日「dig(ディグ)」してますか? ~「dig/こつこつ勉強する(等)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「モノラル」については 11/21 音+英他:「モノラル」や「ステレオ」って何ですか? ~録音(ろくおん)・再生(さいせい)方式の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:記事『宝石を表す外国語セブン』については 9/30 理+諸外:「宝石(ほうせき)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:記事『石を表す外国語セブン』については 10/7 理+諸外他:「石(いし)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。