生活+ゲーム+理科+国語の話―。
「異世界からモンスターを密輸入した…!?」的な話ではありません。
プルプル・ぬめぬめ*1したモンスターの印象もある語「スライム(slime)」*2と、
何かがぬめぬめしていること、「ぬめり(滑り)/slime」の話を。
前置き。
昨日はプルプルした「豆腐(とうふ)」*3について書きましたので、
今日はプルプルしたモンスターである事も多い、「スライム」の話を。
※
まず「スライム(slime)」というと、ゲームなどの印象も強い語ですね。
特にファンタジー系の物語では、ぬめぬめ・プルプルの、
ゼリーや粘液(ねんえき)っぽいモンスターとして出てきたりします。
(可愛いか凶暴かは作品によっても異なりますね)
そんな「スライム」ですが、上で「ファンタジー」と書いたように、
基本的には「非日常(ひにちじょう)」的な存在…という印象がある気もしますが。
(同名のおもちゃ「スライム」はありますが、日常に一杯あるわけでもないですね)
しかし実は日常でも、スライムには出会っているかもしれません。
というのも、「ぬめり」という語を英語にすると、「slime(スライム)」になったりするからですね。
この「ぬめり(滑り)」というと、
何かがぬめぬめ・ネバネバしていることや、その成分を指す語ですが。
和英辞典によれば、これの英訳が「slime(スライム)」などとなっておりました。
そして例えばアンコウ*4や納豆(なっとう)、オクラなど、
一部の魚や食材は「ぬめり」を持っていたりもします。
なので、それらを普段から食べているという方は、
ある意味「『日常』でも『スライム(slime)/ぬめり』によく出合っている!」と言えるかもですね。
…なんか異世界ライトノベル感がすごいですが。
※
ちなみに、ファンタジー作品の「スライム」は可愛かったりもするのですが、
一方で、英和辞典での「slime(スライム)」の意味には、
「ヘドロ」*5、「いやな物」、「悪臭(あくしゅう)のする物」などがありました。
…かなりマイナスで嫌な感じですね。
そして上記のような、嫌なにおいのする「ぬめり(slime)」は、
特にお風呂や水回りの掃除(そうじ)をさぼると、出てきやすい気もします。
(いわゆる「水アカ」とか「カビ」とか)
そちらの「スライム(ぬめり)」には「日常」でも出会わないよう、
水回りは、こまめに掃除をしておくと良いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・slime(スライム)【英語】:
・ぬめり(滑り):
例えばぬめりを持っていそうな食材としては、魚の「アンコウ(鮟鱇)」や「ドジョウ」、食品や野菜などだと「納豆(なっとう)」、「とろろ/とろろいも」、「なめこ(滑子)」、「オクラ」、「めかぶ」、「モロヘイヤ」などがあったりする。
関連用語:「コラーゲン」*6、「溶解(ようかい)」*7、「溶解液(ようかいえき)」
反対っぽい語:「カリカリ」*8
・ぬめる(滑る):
*1:「ぬめぬめ」については 4/24 国+生:この「絖(ぬめ)」は「ぬめぬめ」ですか? ~絹織物の「絖(ぬめ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:ファンタジー系のモンスターとしての「スライム」については 1/6 理科:圧力(あつりょく)/点・線・面と、物理攻撃の話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「豆腐(とうふ)」については 2/20 生+英他:「豆腐(とうふ)」は「カード」の一種ですか? ~「豆腐/soybean curd(ソイビーン・カード)」と「カード(curd)/凝乳(ぎょうにゅう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:魚の「アンコウ(鮟鱇)」については 1/11 理+英:「太公望(たいこうぼう)」で「ガチョウ」で「モンク」の魚!? ~「アンコウ(鮟鱇)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「ヘドロ」については 2/22 社+国他:そういえば「ヘドロ」って「何」ですか? ~怪しい「ヘドロ」と、怪しい「語源(ごげん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「コラーゲン」については 5/4 理+家:「コラーゲン」は「6億歳」ですか!? ~コラーゲン誕生の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「溶解(ようかい)」や「溶解液(ようかいえき)」については 1/19 国+英他:「テスト」と「解答(かいとう)」と「解決策(かいけつさく)」の話! ~「solve」と「solution」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「カリカリ」については 1/25 生+英他:(ローストポークの)「カリカリ」を英語で言えますか? ~「crisp(クリスプ)」や「crunch(クランチ)」、「crackling(クラックリング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。