生活+英語+音楽の話―。
「眠る時はいつも爆音(ばくおん)を流しているぜ!」的な話ではありません。
日本では「音(おと)」のイメージも強い語①「sound(サウンド)」と、
同じスペル・発音の、②「sound(サウンド)/(睡眠が)深い」の話を。
前置き。
まず日本で①「sound(サウンド)」というと、「音(おと)」を指すことが多い印象ですね。
カタカナ語でも「サウンドトラック(soundtrack)」や、「SE/サウンドエフェクト(sound effect)/効果音(こうかおん)」などの語もあったりしますし。
で、上記のように「サウンド(sound)」を「音」と考えると、
夜などに眠る時、あまりうるさいのはちょっと…という感じもするので、
(人にもよりますが)「眠る時にあまり『サウンド(音)』はいらない」ということになりそうですが。
しかし一方で、「サウンド」があった方が眠れる、という場合があったりもするようです。
これは「癒やしの音楽を流す」などの話ではなく、
眠りに関係する②「sound(サウンド)」という語があるらしいからですね。
英和辞典によれば②「sound(サウンド)」は、
形容詞で「(睡眠が)深い」とか、副詞では「ぐっすりと」(眠る)と言う意味を持つようです。
また例文として「have a sound sleep(ハブ・ア・サウンド・スリープ)/ぐっすりと眠る」という物も載っていました。
もし上記例文から「sound(サウンド)/(睡眠が)深い」を取り除くと、
「have a sleep(ハブ・ア・スリープ)」…、普通に「眠る」という意味になりますね。
比べると「have a sound sleep/ぐっすりと眠る」の方が眠れていそうなので、
「(語としての)『サウンド(②sound)』があった方が(ぐっすり)『眠れ』ている!」と言えるかもですね。
ちょっと矛盾(むじゅん)っぽくて面白いです。
※
ちなみに英和辞典を見た限りでは、
①「sound/音」と、②「sound/(睡眠が)深い」の関係は不明でした。
それていてスペルや発音は同じようなので、なかなか不思議ですね。
まあ普段「サウンド」というと、①「sound/音」の方が多いかと思いますが。
でももし、英語圏の国に行くことがあり、
「眠り」関係で「sound(サウンド)」という語を目にしたら。
ちょっと②「sound/(睡眠が)深い」の可能性を考えてみても、いいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに英和辞典によれば、
②「sound」には 他にも「しっかりとした」「健康(けんこう)な」などの意味があるようです。
眠り関係だけの語でもないようですね。
追記2
上では略しましたが、また他にも「sound(サウンド)」という語はあるようです。
英和辞典によれば、③「sound(サウンド)」は「水深(すいしん)を図る」とか「意見・考えを打診する」という意味のようですね。
水深・海関係では、音を利用した「ソナー」というものもあるので、そちらに関係しているかもですが、
そう説明されているわけではないので、詳細は不明です。
…音もスペルも同じ「sound」という語が3つ別にあるのは、なかなかややこしいですね。
(日本語にも、そんな感じの語はありそうですが)