英語+国語+社会の話―。
スペルが似ていて、発音が実は同じらしい2つの英語、
「strait(ストレイト)」と「straight(ストレート)」の話を。
※英和辞典によれば「strait」と「straight」の発音は同じらしいのですが、
本記事中では見やすさのため「ストレイト」と「ストレート」と書き分けています。
前置き。
昨日「channel(チャンネル)」*1について調べている中で、
意味が似た語の「strait(ストレイト)」が気になったので、その話を。
※
まず「strait(ストレイト)」とは、英単語の一種ですね。
昨日書いた「channel(チャンネル、チャネル)」と同じく、「海峡(かいきょう)」の意味などを持っています。
ちなみに英和辞典によれば、「strait」は「channel」より狭い海峡を指すらしく、
例えば「ドーバー海峡」*2は英語だと「Strait of Dover(ストレイト・オブ・ドーヴァー)」*3というようですね。
(そして昨日紹介した「イギリス海峡(かいきょう)」の方は「English Channel(イングリッシュ・チャンネル)」ですね)
ところで、「ストレイト」に似たカタカナ語では、
「ストレート」というものもありますが。
(日本でもよく、「まっすぐ」や「直線(ちょくせん)」*4などを表している語ですね)
こちらのスペルは「straight(ストレート)」なので、また違(ちが)う単語ですね。
なので「『ストレイト(strait)』と『ストレート(straight)』は違う」と言えそうなのですが…。
…実は、単純に違うとも言い切れないかもしれません。
…というのも英和辞典には、この2つは「発音(はつおん)が一緒」とも書いてありまして。
本記事中では、見やすさのために「ストレイト」と「ストレート」と書き分けていますが、
発音的には、どちらかに統一(とういつ)する方がいいのかもしれません。
(※ネットで聞いた感じでは、どちらも「ストレイト」ぽい気もしました)
そのため細かく言うなら、
「『ストレイト(strait)』と『ストレート(straight)』は違う!」けれど、
「『ストレイト(strait)』と『ストレート(straight)』は(発音が)一緒!」ということになるのかもですね。
…なかなか矛盾(むじゅん)してる感がすごいです。
※
まあ上のことは筆者のジョークですし、
また「strait」と「straight」というスペルを見れば、区別はできますが。
ただそれでも似ているので、英文系テストで間違える可能性もありますし、
まして、リスニングのテストで聞き間違えることは、もっとあるかもしれません。
なので、英語のテスト…特にリスニングで、
「ストレート」という言葉を聞いたなら。
「『straight』だろ!」とまっすぐ(ストレート)に答えずに、
ちょっと「ストレイト(strait)」の方も疑ってみると、いいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「拘束服(こうそくふく)/拘束衣(こうそくい)」という服は、
英語で「strait jacket(ストレイト・ジャケット)」と呼ばれたりもするようです。
◆用語集
・strait(ストレイト)【英語】:
関連用語:「海峡(かいきょう)」
関連地名:「ドーバー海峡/カレー海峡」
・straight(ストレート)【英語】:
逆っぽい語:「twist(ツイスト)/ねじる」*5
*1:「channel(チャンネル)」や「海峡(かいきょう)」については 9/4 社+英他:「国家間(こっかかん)」に「チャンネル」はありますか? ~「channel(チャンネル)」と「イギリス海峡(English Channel)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ドーバー海峡/カレー海峡」については 2/20 英+社他:「カレー」を占領・奪還する!? ~フランスの都市「カレー」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:ネットで聞いた発音的には、「Dover」は「ドーバー」というより「ドウヴァー」っぽい感じもしました。
*4:「直線(ちょくせん)/straight line(ストレート・ライン)」については 1/18 算数+英:図形/「3+3=4」のフシギな計算! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「ねじる」などの意味を持つ英語「twist(ツイスト)」については 11/9 英+体他:色んな「ツイスト(twist)」の話! ~ダンス、ドーナツ、髪型(かみがた)その他~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。