英語+こころの話ー。
助動詞の話です。でもwantは助動詞じゃないのでご注意を。
「心の口癖*1(こころのくちぐせ)」ってのは造語みたいなものです。
ざっくり言うと、助動詞というのは「動詞*2の意味を助けてくれる」ものです。
例えば「Tom runs fast.(トムは速く走っている)」と言うと現在のことだけですが、
「できる」という意味の助動詞「can」を入れると
「Tom can run fast.(トムは速く走れる)」となって、いつでも速く走れることが表せます。
中学校でよく使う助動詞は
①「can(キャン)」:「~できる」
②「should(シュッド)」:「~した方がいい」
③「must(マスト)」:「~しなければならない」
④「may(メイ)」:「~かもしれない」
⑤「will(ウィル)」*3:「~するつもりです」(未来形)
(それぞれ上記の他にも意味はあります)
って感じですかね。
動詞の前に入れればいいので割と使い方は簡単です。
(もちろん動詞を原型に戻すの手間はありますが)
さて、心にかかわる話をすると、
過去記事「3/5 呪い・祝い」等でも触れたように
何でも「must」で「~しなければならない」と考えると、辛くなりやすいかも、と思います。
もちろん、それで気合が入って「よしやるぞ!」と思える時はいいのですが、
疲れてる時に「あれもこれもやらなきゃ!」と思うと、それだけでパンクしそうな気分になったり。
そして「あれもこれもできない……」と、「can't」で色んなことを考えてしまうかもしれません。
そういう悩みが後の成長に繋がる場合もありますが、あんまりつらい時は
助動詞を「can」とかに変えて、「~できる」ことを数えるといいかもしれません。
あるいは助動詞ではないですが「want(ウォント)/~したい」どいう動詞で考えてもいいかもです。
「I can ~(私は~できる)」「I want ~(私は~したい)」という風に。
まあ、英語の助動詞はサクッと変えられるので、
そんな風に心の中の言葉、「心の口癖」も変えられたらいいかも、という話です。
「簡単に変えられないよ!」と思うかもですが、まあぼちぼちで。
できればいいかもねーというくらいなので。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・助動詞(じょどうし):動詞に色んな意味を付け加える語。
英語で言うと「auxiliary verb(オグジアリ―・ヴァーブ)」。「verb」は「動詞」。
助動詞単体では機能しないので、ある意味「追加パーツ」みたいなものである。
(「Tom must」と書くと「トムは~しなければならない」となってしまう)
・can(キャン):「~できる」を表す助動詞*4。
「~できる」というポジティブな響きから、割と使われやすい助動詞ではないかと思う。
ちなみに女性雑誌の『CanCam(キャンキャン)』の名前の由来は「I Can Campus」であり、
「キャンパス(大学)リーダーになれるように」ということらしい(ネット情報)。
*1:「口癖(くちぐせ)」については 1/7 国+こころ:「7つ」は「個性(こせい)」があるものですか? ~「癖(くせ)」と「個性」と「なくて七癖(ななくせ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「動詞(どうし)」については 12/8 英語:「基本5文型(きほんごぶんけい)」って何さ? +四天王(してんのう) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「will(ウィル)」については 1/4 国+英+歴:その文法を「キャラ化」する!? ~「時制(じせい)」と「運命の三女神」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:助動詞の「can」については 6/28 英語:お遊び/ゲーム的な英文例 ~花子と先生と、やたらとゲーム~ - のっぽさんの勉強メモも参照。