歴史+理科+こころの話-。
「宇宙や時間が膨張(ぼうちょう)している…!」とか、そういう科学的な話ではないです。
「1年の中の発明(はつめい)や出来事とかが増えると、説明も長くなるかもねー」みたいな話です。
前置き。
一般的に年を取るほど「時間を短く感じる」なんて言いますが、
今回はちょっと違う視点の話を。
現代の色んなもの、また社会の「歴史」などを学んでいて思うのですが、
1年での「変化の速さ*1」というのはその時代によって大分変わりますね。
例えば今は1年や10年などで、だいぶ新しいものが出てきたりします。
「スマホ」は年々進化しますし、最近では「ドローン」*2が普通に家電量販店で売られているのを見ました。
日本で家庭用パソコンを本格的に使い出したのは1995年からの気がしますが、
20年ほど経った今(2018年)では、逆にスマホがあるからパソコンを持たない、という話もあるくらいになりました。
慣れているとこれらの変化を「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、
一方で昔の「縄文時代」とか「弥生時代」では、そんなに物が変わったりしなかった、ということもあります。
例えば「土器(どき)」とか作っている所で「1年」とか「10年」待っても、「ドローン」とか使い始めたりしないわけですね。
社会科の「年表」とか見てても、昔の出来事同士の間には、「100年」とか「1万年」とかの間が空いていたりしますし。
(多分それぞれの生活はあったのでしょうが、発明は少なかったと思われます。もちろん当時の記録が少ない、ということもあるでしょうが)
おそらく今は、技術や知識など「積み重なったもの」がすでにあるので、次の発明にかかるまでのスピードが短くなっているのでしょう。
すると、後の時代になるほど、「発明」は増えやすいことになるわけで。
教科書の中の、その1年の「発明」についての「説明文」の量も増えるとも言えます。
ということは言ってみれば、「1年(の発明などについての説明文)はどんどん長くなる」
…なんてことが言えるのかもしれません。
まあ毎年同じペースで発明できるわけではないので、あくまで傾向なんですが。
発明の量がそのまま「1年の充実度」というわけではないですが、
「何か新しいことないなあ」とか「1年があっという間に過ぎる」と感じる方は、
この1年で何があったかを書いてみたり、昔と比べてみてもいいかもしれませんね。
意外と「充実してる」と感じられる可能性もあるかも?
まあそんな感じで~。
関連用語:「文明(ぶんめい)」*3
関連自作ゲーム:『好きなもの進化年表』*4
追記
年表、あるいはグラフを書くとき、どういう「単位」を使うかは重要です。
例えば「1年単位」にすると歴史を細かく見れるかもしれませんが、
あまり変化のない時代を扱う時は、なんか内容の薄い部分が多くできてしまうかもしれません。
逆に「1万年単位」とかだと、人類のざっとした歴史などを知るにはいいですが、
最近の年ごとの変化などは、うまく捉えられそうにないですね。
そのため自分が「どういったものを見たいのか?」ということが、年表やグラフづくりでも大事になってきます。
数学で言うと「概数(がいすう)」とか「四捨五入」、マクロやミクロ、
理科で言うと「顕微鏡(けんびきょう)」の「レンズ倍率*5」などに関係する話と言えるかもしれません。
追記2
もちろん過去記事で紹介したように、「古い時代でしか作れなかったもの」というものもあります。
「ロストテクノロジー」*6というやつですね。
*1:「速さ」や「速度(そくど)」については 12/18 数学:速度と思ったらソシャゲだった!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ドローン」や「無人航空機(むじんこうくうき)」については 11/29 社+英:「FMS(エフエムエス)」の話 ~日本とアメリカの、兵器などの取引~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「文明(ぶんめい)」については 10/5 社会:文明(ぶんめい)の進化と、欲望(よくぼう)の方向 ~物が改良される方向~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:筆者の自作ゲーム『好きなもの進化年表』については 4/10 歴史+ゲーム:好きなものにも歴史あり!? ~自作ゲーム『好きなもの進化年表』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「倍率(ばいりつ)」については 5/21 数+国他:色んな「倍率(ばいりつ)」の話! ~ゲーム、レンズ、あと受験(じゅけん)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「ロストテクノロジー」については 9/18 国+社:新しいもの、古いもの、そして「オリジナリティ」の話 ~真似(まね)と原始時代~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。