のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

3/14 国+歴:「縅(おどし)」は意外と「脅し(おどし)」でない!? ~日本鎧の「縅(おどし)」の話~

国語+歴史の話ー。

日本の鎧(よろい)の形式の一つ、
「縅(おどし)」とその語源についての話です、



前置き。
普段なかなか見ることはありませんが、
日本の古い「鎧(よろい)」には色んな部位(ぶい)…パーツがあります。
例えば「兜(かぶと)」とか、「籠手(こて)」とかですね。

で、こういった鎧に関して、歴史マンガとかを読んでいると「赤糸縅(あかいとおどし)の鎧」とか「黒糸縅(くろいとおどし)の鎧」といった言葉も目にしたりすることがあります。


筆者は「おどし」というと「脅し」を思い浮かべますので、
色んな「縅(おどし)」というものがあるのは「ああ、カラーリングで強く見せようとしているのかな?」となんとなく思っていたのですが。
先日調べたら違ったので、そこら辺の話を。



まず、「縅(おどし)」とは、
小さな板(「小札(こざね)」)とかに糸を通してつなぎ合わせ、鎧の一部を作る形式ですね、
日本の鎧は、肩とか腰のあたりに段になってるところがあるので、そこをイメージすると分かりやすいかもです。


で、先日読んだ資料によると、
「縅(おどし)」の語源は「緒(お)を通す」ということみたいですね。
つまり「緒通し(おとおし)」ということです。
ざっくり言うと単に「紐(ひも)を通して作るよ」みたいな感じです。
で、Wikipediaによれば、それにあとから「威し」という字を当てたと。
…「脅し」とか深読みしたのは外れていましたね。


Wikipediaによればこの「縅」は、「平安時代」以前は「貫(つら、ぬき)」とか「連」と読んでたようです。
こっちの方が「糸が板を貫通しているよー」とか「糸でつないだ板が連続しているよー」という意味では分かりやすいかもしれません。


…というわけで「縅(おどし)」(の語源)は意外と「脅し」ではなかったという話でした。
まあすごい綺麗な鎧だったら敵は恐れたかもしれませんが、それはそれ。

字が同じでもまた違う言葉、という意味では、
昨日書いた「金平糖(こんぺいとう)」と「金平(きんぴら)」はまた別、というネタに少し似てますね。
新しい言葉を調べる時は、漢字だけにこだわらぬよう、少し注意した方が良いかもしれません。



まあそんな感じで~。



追記
 ちなみに「縅(おどし)」から連想したのですが、
 料理屋などで注文の前に出てくるサービス料理のことを、「お通し(おとおし)」と言ったりします。


追記2
 鎧(よろい)については「なんでわざわざ板をつなぐの?全部鉄で作った方が強くない?」と思う方もいるかもしれません。
 それについては多分「動きやすいように余裕を作ってある」のが理由かと思います。

 例えば、鎧を全部一枚の鉄で作ったら、強いは強いかもしれませんが、重くなってしまいます。
 それに関節とかの曲がる部分も鉄で作っちゃうと、曲がりにくくて動きにくくなるわけですね。
 例えば「曲がらない鉄製のズボン」とかを想像してもらえば分かりやすいかもです。
 なので鉄の部分が多い「西洋鎧(せいようよろい)」、「プレートメイル」とかでも関節の部分はわざと開けてあったりします。
 で、日本の鎧はさらに隙間が多く、細かいパーツをつないて曲がるようにしてあるところが多かったりします。

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