のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

3/12 理+英他:「王水(おうすい)」は「王の水」ですか? ~「王水」と「aqua regia(アクア・レギア)」~

 理科+英語+歴史の話ー。


 物を溶かす力が強い液体、「王水(おうすい)」についての話です。

 ちょっと体調が悪いので簡単に。


 (※本記事中、人名等敬称略)

 前置き。
 辞書を調べていたら、
 「王水(おうすい)」という物の訳語が「aqua regia(アクア・レギア)」となっているのを見つけたので、その話を、

 まず「王水(おうすい)」とはざっくり言うと、
 濃い塩酸(えんさん)と濃い硝酸(しょうさん)を3:1の体積比(たいせきひ)で混ぜてできる液体のことですね。

 金属(きんぞく)の中でも、金(きん)や白金(はっきん)は普通の酸(さん)には溶けないらしいのですが、
 王水はそれらも溶かすことができるらしいです。強力ですね。


 Wikipediaによれば、王水は昔から知られており、錬金術師(れんきんじゅつし)が名前を付けたようです。
 例えばイスラム錬金術師「アル・ラーズィー」(854年 - 925年)などの錬金術師の方が、本などで言及していたようですね。


 で、時は経って1789年、「アントワーヌ・ラヴォアジエ」というフランスの科学者の方が、
 この液体(王水)を「aqua regia(アクア・レギア)」と(改めて?)名付けたそうです。
 日本語の「王水(おうすい)」はこの「aqua regia」の訳語みたいですね。
 元の名前も日本語もカッコいい感じがします。


 ちなみに、王水は日本では「劇物(げきぶつ)」扱いとなって取り締まられているようです。
 (「毒物及び劇物取締法」に引っかかるらしいです)
 それだけ危ないものってことですね。


 まあ「名前がカッコいい!」からといって「王水」は作れない気もしますが、
 ラノベの「異世界もの」作品では、時に「チート」というすごい能力が身に付いたりもします。
 つまり、危ないものも作れてしまうかもしれないわけで。


 もしあなたが異世界に行った時には、「王水」や「aqua regia」には注意した方がいいかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。



◆用語集
王水(おうすい):
 関連用語:「水(みず)」*1


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