のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

6/14 社+国:「殿下(でんか)」といえば「階段(かいだん)の下(した)」ですか? ~「殿下」と「階段」と「敬称(けいしょう)」の話~

 社会+国語の話ー。
 「殿下は、階段*1の下の秘密部屋がお好きで…」的な話ではありません。


 敬称(けいしょう)の1つである「殿下(でんか)」と、
 その由来らしき意味、「階段(かいだん)の下(した)」についての話を。


(※途中「陛下(へいか)」という言葉についてのデータを参照しているので、
  こちらをメインテーマの言葉についても良かったのですが。
  でも昨日の「関白(かんぱく)」とつながりがあるのが「殿下」のため、こちらをメインにしました。ご了承を)


 前置き。
 昨日は「関白(かんぱく)」について書きましたが、
 そこから「関白」に対する敬称、
 「殿下(でんか)」について興味が湧いたので調べてみました。


 まず「殿下(でんか)」とは、敬称(けいしょう)の1つですね。
 (「敬称(けいしょう)」は、尊敬(そんけい)を込めた呼び方のことです)
 Wikipediaによれば、中国では皇族(こうぞく)・王族(おうぞく)等の方々に対して用いられたようですが、
 日本では範囲が広くなり、「摂政(せっしょう)」*2や「関白(かんぱく)」*3職に対しても用いられたそうです。


 そういえば、現代日本でも皇族の方々についてのニュースでは。
 よく「○○殿下」という呼び方を聞く印象ですね。
 また昔の時代がテーマのマンガ等には、身分の高い人も多く出たりするので、
 「○○殿下」という言葉をよく目にするイメージもあります。


 ところで、そんな「殿下」について漢和辞典を調べてみると、
 もちろん敬称としての意味も載っていたのですが、
 「宮殿(きゅうでん)、または大きな建物の階段の下」という意味もありました。
 またWikipediaには、殿下は「殿舎(でんしゃ)の階下(かいか)」とも載っていました。
 (「殿舎(でんしゃ)」とは御殿(ごてん)、つまり建物のことですね)


 どういうことか?と調べてみると。
 どうも身分の高い人を、直接的に呼ぶことを避ける習慣があるようです。


 軽く調査した範囲では、「殿下」の直接的な由来は見当たらなかったのですが、
 同じく「○下」という呼び方、「陛下(へいか)」についての話を見つけました。
 (「陛下(へいか)」は君主に対する尊称(そんしょう)…基本的に国のトップに対する呼び方ですね)


 Wikipediaによれば、「陛下(へいか)」の「陛」とは宮殿の階段のことで、
 「陛下(へいか)」とは「階段の下」を意味し、
 尊敬の対象に直接呼び掛けることを忌(い)むことで敬意(けいい)を示す…という話が載っていました。
 (「忌(い)む」とは、「避(さ)ける」ことですね)
 つまり、遠回しな呼び方で尊敬を表す、といいうことですね。


 これは「陛下」についての話ですが、
 似た言葉の「殿下」も同様の由来と思われます。
 (上記のように、「殿下」も「宮殿、または大きな建物の階段の下」という意味を持っていますし。
  ただ筆者の仮説も多少入っているとも言えるので、ご注意を)


 …なので「『殿下』といえば『階段の下(殿下)』!」とも言えそうですが…。
 …「下(した)」は身分的に低いイメージもあったりするので、
 (由来の話抜きで)ここだけ偉い人に聞かれたら、怒られそうですね。


 ところで、上では「階段」について多く書きましたが。
 今は「バリアフリー」等の関係で、「階段」が無くされることも多い気もします。
 例えば「ノンステップバス」…出入り口の段差をなくしたバスもありますし。


 まあそれで、「殿下」や「陛下」という呼び方が無くなる訳でもないですが。
 でももし「階段」が無い世界で、敬称・尊称を考え直すなら、
 「殿下」や「陛下」などは、また違う呼び方になるのかもですね。


 「階段」は、「身分(みぶん)の上下」等も表しそうで分かりやすいですが。
 (わざわざ「階段の下」に呼びかけるのは、相手が「階段の上」にいるということになりますし)
 もしそれが無ければ、例えばあなたはどうやって尊敬を表しますか?
 ちょっと考えてみるのも面白いかもですね。



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに「殿」のつく言葉は他にも色々ありまして。
 例えば「殿上人(てんじょうびと)」「殿中(でんちゅう)」などの語もあります。

 「殿上人(てんじょうびと)」は「殿上の間」に上ることを許された、ある位(くらい)以上の人々のことであり、
 「殿中(でんちゅう)」は、御殿(ごてん)の中や宮中(きゅうちゅう)…つまり朝廷(ちょうてい)などの「中」を表す言葉ですね。

 普段「上」と「下」というと「上」の方が偉かったりしますが、
 「殿上人(てんじょうびと)」がある程度以上の位からなれるのに対し、
 Wikipediaによれば「殿下(でんか)」は「実質上の公家の最高位」らしいので、
 ざっくり言うと「殿上人」は「殿下」は偉くない人も多い…ということになりそうです。
 一部分だけ式にすると「下>上」となりそうて、なかなかシュールですね。
 (実際は、むしろ「殿下」と呼ばれる人も殿上人に含まれていたりしますが)

 そして「上・中・下」というと、普段「上>中>下」という感じですが、
 「殿人」は「殿」より偉いわけではなく、
 しかも「殿」は人のことではなく「場所」のことなので、並べると逆に混乱しそうですね。




◆用語集(※人名・役職等敬称略)
・殿下(でんか):


・陛下(へいか):
 関連用語:「天皇(てんのう)」*4



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