学習+英語+社会+こころの話ー。
「カウンセラーが顧問になって奇跡を起こす!」的なドラマ話ではありません。
学校では部活(ぶかつ)の先生というイメージの語、「顧問(こもん)」と、
その英訳の1つ「counselor(カウンセラー」などの話を。
前置き。
昨日「common(コモン)」*1の話をした流れで、
今日は同音の「顧問(こもん)」という語について調べてみました。
※
まず「顧問(こもん)」というと、「学校の部活(ぶかつ)の先生」というイメージがありますね。
放課後(ほうかご)の部活の時間などに、色々教えてくれる先生って感じです。
日本では教科の先生がそのまま担当するイメージですが、
アメリカ等では学校外の人に来てもらうこともある…という話を聞いた気もします。
そんな訳で、個人的には学校のイメージが強い「顧問」ですが、
国語辞典で調べてみると、顧問は「(会社や団体などで)相談を受けて意見を述べる役目」と載っていました。
なので特に学校に限った意味ではない訳ですね。
むしろ社会全体で見ると、学校外の「顧問」の方が多そうです。
(「顧問弁護士(こもんべんごし)」なんて言葉もよく聞きますし)
ちなみに、この「顧問」を和英辞典で調べてみると、
①「adviser(アドバイザー)」や②「counselor(カウンセラー)」などの英語が載っていました。
①はそれこそ顧問の先生っぽい気もしますが、
②の「カウンセラー」がちょっと意外な感じもしますね。
気になったので調べてみますと。
個人的に「カウンセラー」は、心*2の悩み相談に乗る専門家…的な印象がありますが、
英和辞典によれば「counselor(カウンセラー)」は「助言者(じょげんしゃ)」、「相談役(そうだんやく)」、「指導員(しどういん)」等の意味も持つようです。
思ったより部活の顧問っぽい意味もありますね。割と広めの意味を持っているのかもしれません。
なので英訳の仕方によっては、
「『部活』の『顧問(counselor)』は『カウンセラー』!」と言えるかもです。
…最近は「スクールカウンセラー」の方も学校にいたりするので、ちょっとややこしいですが。
※
ちなみに上記のように、日本では教科の先生が部活顧問になったりするので、
顧問の先生が、その部活が得意とは限りません。
人手が足らなければ、運動が苦手な方が運動部顧問になることもありそうです。
なので、「顧問」だから良い「アドバイス」*3等が出来るとは限りませんが、
でも話しやすいとか、性格がいい顧問の先生なら、
生徒が色んな悩みなどを「相談」しやすい…なんてことはあるかもですね。
つまり専門的な「助言者(counselor)」にはなれなくとも、
良い「相談役(counselor)」になってくれる先生はいるかも?
もしあなたが部活に入っていて、顧問の先生がいるなら、
「この『顧問(counselor)』の先生は、どんなタイプだろうか…」
なんて考えながら、接してみるのもいいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・顧問(こもん):
関連用語:「関白(かんぱく)」*4 「謝恩会(しゃおんかい)」*5
・カウンセラー
*1:「common(コモン)」については 4/20 社+英他:「ありふれている」からこそ「良い」物? ~「common(コモン)/ありふれた」と「常識(じょうしき)/common sense」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「心(こころ)」や「相談(そうだん)」、記事『心に関する英語セブン』については 9/7 英語+こころ:「心(こころ)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「アドバイス」については 12/11 国語:話法(わほう)/べ、別にあんたのことが嫌いなんじゃないんだからね! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:天皇と相談しながら政治を進めたりもする「関白(かんぱく)」については 6/13 社+英他:「秀吉(ひでよし)」は「チーフ・アドバイザー」になりましたか? ~「関白(かんぱく)」と、その英訳の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:卒業式の後、先生方にお礼を言ったりする会「謝恩会(しゃおんかい)」については 12/24 学+英他:式後(しきご)に「センキュー・パーティー」はありますか? ~「謝恩会(しゃおんかい)」と「thank-you party」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。