理科+生活の話ー。
ウコギ科の木である、「タカノツメ(鷹の爪)」の話を。
唐辛子(とうがらし)*1の「鷹の爪(たかのつめ)」*2にも触れつつ。
前置き。
まず「鷹の爪(たかのつめ)」というと、唐辛子(とうがらし)の品種としても有名ですね。
名前の通り、形が鳥(とり)の「鷹(たか)」の「爪(つめ)」に似ていることが由来のようです。
で、筆者は「鷹の爪」と呼ばれる食材というと、上記の唐辛子しか知らなかったのですが…。
調べてみると他にもあるようです。
それが木の一種であり、山菜(さんさい)にもなる「タカノツメ(鷹の爪)」ですね。
(ややこしいので、以下「タカノツメ」表記で)
Wikipediaによれば「タカノツメ」はウコギ科の落葉小高木あるいは落葉高木で、
「冬芽(ふゆめ)」…つまり冬の芽(め)の形が、「鷹」の「爪」に似ているのが、名前の由来のようです。
なので唐辛子の「鷹の爪」の命名と、似た感じですね。
ちなみに「タカノツメ」自体は上記の様に「木」なので、
Wikipediaによれば、「箸(はし)」や「楊枝(ようじ)」の材料(ざいりょう)にもなったりするようです。
なので「(ウコギ科の)『タカノツメ』で『箸(はし)』は作れる!」と言えそうなのですが…。
言葉だけ聞くと、「唐辛子の『鷹の爪(たかのつめ)』で箸を作るの…!?」って感じもして、ちょっと辛(から)そうですね。
※
ちなみに上でチラッと書いたように、
「タカノツメ」の若芽(わかめ)は、山菜として食べられるようです。
ネットで調べた感じでは、4~5月辺りが旬(しゅん)のようですね。
なので、山菜や野菜が好きという方は、
「唐辛子(鷹の爪)」…じゃない「タカノツメ(ウコギ科)」を、
ちょっと調べてみても良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに本文で書いたように、「タカノツメ」で箸(はし)が作れるということは、
「鷹の爪(唐辛子)」と「タカノツメ(若芽、山菜)」を合わせた料理を、「タカノツメ(本体の木)」の箸で食べる…ということもできるかもですね。
一部カタカナにすると「『タカノツメ(鷹の爪)』と『タカノツメ』(の料理)を『タカノツメ』(の箸)で食べる!」となって、なかなかややこしいです。
◆用語集
・タカノツメ【ウコギ科】:
関連用語:「タラノキ」*3【植物・木】、「タラノメ/タラの芽」
*1:「唐辛子(とうがらし)/トウガラシ」については 6/17 英+理+家:野菜(やさい)に関する英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:唐辛子(とうがらし)の「鷹の爪(たかのつめ)」や「鷹(たか)」については 6/21 生+地:「鷹の爪(たかのつめ)」と「ネズミのふん」の話!? ~色々な「唐辛子(とうがらし)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:タカノツメと同じウコギ科の木である「タラノキ」、またその芽である「タラノメ/タラの芽」については 3/12 理+生:「タラノメ」と「タラノメ」は違いますか? ~「タラの芽(楤の芽)」と「鱈(たら)の目(め)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。