数学の話ー。
今日やった数学のメモです。
過去記事*1に関係してます。
例えば「正負の数(せいふのかず)」とかでやる問題の
「37×155+63×155」。
これは普通にやると難しいですが
分配法則(ぶんぱいほうそく)を利用して「(37+63)×155」としてしまえば
(100)×155なので答えは「15500」となります。
ちょっとやりやすく。
もちろん普通に計算してもいいのですが、その場合
「5735+9765」という4ケタの足し算をしなきゃいけないのが難ですね。
(もちろん答えは同じ15500なのですが)
まあ省ける所は省いた方が楽ってことで。
あと+-が重なる時の話。
「+(-5)」とかはついつい「+5」にしたくなりますが、
基本「-と+が重なってると-」になり、「-と-が重なってると+」になります。
なので「-が偶数*2個なら+、奇数個なら-」になります*3。
-(-1)は-が2つだから「+」、つまり「+1」になると。
「-{-(-1)}」は-が3つなので「-1」になります。
いちいち計算しなくても、-の数に気を付ければ最終的な答えが+か-かは分かるという訳です。
なので仮に「-(-(-(-(-(-1)))))」
みたいな変な問題が出ても大丈夫。
-は6個の偶数なので、「+1」ということになります。
逆に+(+(-(+(+(+1)))))だと、
-は1つの奇数。なので答えは「-1」です。
途中に一つ「-」があるばっかりに答えはマイナスになってしまいます。
法則を覚えると一気に楽になる数学があるよ、という話でした。
まあそんな感じで~。
追記
似たような問題として、1×1=1、なので1²=1というものがあります。
なので((((((1)²)²)²)²)²)²みたいな問題が出ても、答えは1です。
ずっと1×1なので。
ちなみにこれが他の数字*4だとすごい勢いで動きます。
例えば「((2)²)²」だと
((2)²)²=(4)²=16となります。
さらに二乗にした「(((2)²)²)²」なら(16)²で256といった感じです。
その上は256×256=65538ですが、さすがにそれの二乗は桁がヤバそうです。
◆用語集
・分配法則(ぶんぱいほうそく):数学の法則。
α×(b+c)=α×b+α×c
(α+b)×c=α×b+α×c
という法則。本文で紹介したのはどちらかというとその利用(逆転)で
α×b+α×c→α×(b+c)or(α+b)×c
といった感じ。教科書*5とかによく出てくるので気になった方はチェックをば。
これを利用すると結構3・4ケタのかけ算がやりやすくなる。
英語だと「distributive law(ディストリビューティブ・ロウ)」、
もしく「distributive property(ディストリビューティブ・プロパティ)」というようだ。
*1:5/31 数学:因数分解の話メモ ~推理ゲームにして格闘ゲーム!?~ - のっぽさんの勉強メモ や 6/4 数学:式や因数分解の軽いメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「偶数(ぐうすう)」や「奇数(きすう)」については 3/31 数学:特定の数字を狙い撃ちにする!~例えば「1」の場合~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:ここについては 3/24 数学:「プラプラ・マイマイゲーム」! ~+と-、++と--~ - のっぽさんの勉強メモ も参照。
*4:「数字(すうじ)」については1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモを参照。
*5:「教科書(きょうかしょ)」については 12/1 英語:比較級・最上級って便利よね、という話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。