のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

4/3 歴史:「初代アメリカ合衆国・皇帝」!? ~ジョシュア・ノートンの話~

 歴史の話ー。
 有名な話ですが、「アメリカ*1皇帝」*2「ジョシュア・ノートン」の話を。


 前置きとして、アメリカ合衆国には大統領はいても、法律上の「皇帝(こうてい)」はいません。
 皇帝がいるなら「帝国(ていこく)」という名前になりそうですしね。
 まあ例えで「アメリカ帝国」と言われることはあるのですが……。


 にもかかわらず「自分はアメリカの皇帝である」と名乗った人がいます。
 その名は「ジョシュア・エイブラハム・ノートン(Joshua Abraham Norton)」。

 彼は自らを「皇帝ノートン1世」と名乗り、
 色んな新聞社に手紙を送ったり、
 「皇帝勅令(こうていちょくれい)」として色んな命令を出したといいます。

 もちろん、法律的に彼が皇帝であるわけはなく。
 実際には「事業に失敗して正気を失った人物」らしく、
 ちょっと暗い背景があるようなのですが……。

 にもかかわらず彼は温和で平和的な人物であり、民衆にはとても人気があったそうです。
 サンフランシスコ*3の町中を「視察(しさつ)」して色んな人と話したり。
 ある時は暴徒と、そのリンチを受けそうになっている人の間に立ち、
 真ん中で神に祈りを捧げていたこともあったそうで。
 それを聞いた暴徒は恥じて解散してしまった…という話もあります。
 (Wikipediaからの引用)


 彼が亡くなった時には3万人の人が葬儀(そうぎ)に並んだといわれており、
 Wikipediaからの引用ですが、『ニューヨーク・タイムス』は
 「彼は誰も殺さず、誰からも奪わず、誰も追放しなかった。彼と同じ称号を持つ人物で、この点で彼に立ち勝る者は1人もいない」 という記事を載せたようです。
 「皇帝」といわれる人物はしばしばひどいこともしますから、それを踏まえた言葉と思われます。



 もしあなたが「皇帝」や偉い人を目指すときは、
 「アメリカ皇帝ジョシュア・ノートン」のことを思い出してみてもいいかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。



追記
 ちなみに筆者が初めて「ジョシュア・ノートン」について知ったのは『氷室の天地』というマンガです。
 歴史漫画ではないのですが、有名人がいっぱい出てくる箇所がありまして。


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