英語+歴史の話ー。
羊*1を育てる職業「羊飼い」と、犬*2の犬種「シェパード」についての話です。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
先日英和辞典で調べてものをしていると
「羊飼い」という言葉の英訳が「shepherd(シェパード)」であるということを知りました。
で、そういえば犬に「シェパード」っていたような、と思ったので、調べてみました。
まずそもそも「羊飼い(ひつじかい)」とは羊を育てる人のことですね。
育てる目的は毛を刈るためだったり、肉を食べるためだったりします。
で、そんな羊飼いを表す英語「shepherd(シェパード)」という言葉は、
Wikipediaによれば「sheep herder(シープ・ハーダー)/羊の牧畜民(ぼくちくみん)」という言葉を縮めたものみたいですね。
ちなみに「herder(ハーダー)」は牛飼いや羊飼いなど「家畜の世話をする人」という意味で、
「herd(ハード)」というのが動物・家畜の群れ*3を表す名詞だったり、「群れを集める」といった動詞であるようです。
で、犬の「シェパード」のことですが、
日本でシェパードと呼ばれるのは特に「ジャーマン・シェパード・ドッグ」という種類のようですね。
「シャーマン」というのは「ドイツの」という意味なので、意味は「ドイツの牧羊犬(ぼくようけん)」のようです。
この「牧羊犬(ぼくようけん)」とは何か?というと、「羊を育てる時に手伝ってくれる犬」のことです。
大体羊を育てる時は、多数の羊をいっぺんに育てることが多いので、人間一人だとうまくまとめられなかったりすると。
そんな時に「牧羊犬」がいると、うまく羊を導いてくれたりするようですね。
ちなみに上記の「ジャーマン・シェパード・ドッグ」ですが、
Wikipediaによればいろんな仕事に携わっているようです。
例えば、災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬、あるいは介助犬または補助犬(盲導犬)など。
牧羊犬は羊を導くことで、昔から人を助けてくれていたようですが、
現代の「シェパード」はそれだけでなく、「人間」をも導いて助けてくれているようですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「紙」が使われる前の時代は「羊皮紙(ようひし)」というものが使われていたところもあったようです。
羊などの革を加工した記録用紙ですね。動物製ですが。
「羊」という字が入っていますが、Wikipediaによれば子牛(こうし)の革も使われていたりして、日本語の「羊皮紙」という言葉に当てはまらないところもあるようです。
◆用語集(※人名等敬称略)
・herd(ハード):
・羊飼い:
羊を育てる職業。
ちなみにWikipediaのページを見たら羊飼いの有名人に「アベル」、「モーセ」、「ダビデ」、「パリス」*4、「ロムルス」、「ジャンヌ・ダルク」とかそうそうたるメンバーがそろっていた。すごい。
・羊皮紙(ようひし):
英語では「parchment(パーチメント)」、または「vellum(ヴェラム)」。
・ドイツ:
ヨーロッパにある国。
ドイツ語では「Deutschland(ドイッチュラント)」、英語では「Germany(ジャーマニー)」。
関連用語:「ベルリンの壁」*5、「カリウム」*6、「亜鉛(あえん)」、「北欧神話(ほくおうしんわ)」
関連国:「ベルギー」*7、「ノルウェー」、「スウェーデン」
・ドイツ語/Deutsch、deutsche Sprache:
関連用語:「メスシリンダー(Messzylinder)」*8、「グミ(Gummi)」*9、「アルバイト(Arbeit)」*10、「ゼミナール(Seminar)」*11、
*1:「羊(ひつじ)」については 8/17 英+フラ:「ブランケット」と「モンブラン」の関係! ~「白」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「犬(いぬ)」については 12/29 国+理:「犬(いぬ)」も「侍(さむらい)」になりますか? ~「犬侍(いぬざむらい)」と「文化(ぶんか)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「群れ(むれ)」については 7/23 理+英他:「メダカ」は「スクール」を作りますか? ~「メダカの学校」と「school(スクール)/群れ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「パリス」については 3/25 社+こころ:「リンゴ」で「戦争(せんそう)」は起きますか? ~「トロイア戦争」と「不和(ふわ)のリンゴ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「ベルリンの壁」については 12/28 英語:色んな「壁(かべ)」の話(メモ) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「カリウム」や「亜鉛(あえん)」、「北欧神話(ほくおうしんわ)」、「ノルウェー」、「スウェーデン」については 5/31 理科:元素記号19~36(仮) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「ベルギー」については 11/24 生+英:「ジョッキ」は「海外(かいがい)」には「無い」ですか? ~「ジョッキ」と「jug(ジャグ)」と「mug(マグ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「メスシリンダー(Messzylinder)」については 1/28 理+英他:「メスシリンダー」の「メス」とかの話(※主に紹介用記事であり説明は不完全) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:そもそもの語源はドイツ語の「ゴム/Gummi(グミ)」であるというお菓子「グミ」については 9/3 生+ドイツ他:「グミ」は「歯(は)」にいい「ゴム」ですか? ~「歯の病気」と「Gummi(グミ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:語源はドイツ語の「Arbeit」という言葉「アルバイト」については 3/30 国+ドイ他:「アルバイト」といえば「論文(ろんぶん)」ですか? ~「アルバイト」と「Arbeit(アルバイト)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*11:知識を学ぶ講座・場所「ゼミナール(Seminar)」については 8/1 社+諸外他:「セミナー」・「ゼミナール」・「セミナリヨ」! ~色んな「学ぶ場所」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。