歴史+生活の話ー。
過去の「元号(げんごう)」*1と、それを変えてきたタイミングなどについての話です。
前置き。
先日、新元号の「令和(れいわ)」が発表されたことで、関連ニュースなどが多いのですが。
その中には「今まで使われてきた元号」に目を向けるものもありますね。
なので軽くそこら辺の話を。
新元号の「令和(れいわ)」は248番目、ということですが、
これは今まで使われてきた元号が247個ある、ということでもありますね。…かなり多いですね。
あと関係ないですが、なんか数的に初代『ポケモン』のポケモン数「251匹」を思い出してしまいます。
で、今まで使われてきた元号などを見ると、どこかで見覚えのある物も結構ありまして。
これを勉強に役立てることもできると思われます。
例えば、日本として初めて使用した元号は「大化(たいか)」(西暦645年~650年)らしいのですが、
これは学校の歴史でよく習う「大化の改新(たいかのかいしん)」に関わる元号ですね。
なのでざっくり言うと「元号が大化の(時代に行われた)改新、制度の改革」みたいな感じです。
つい「大化の改新(たいかのかいしん)」と全体をひとくくりで聞いてしまいますが、
そういう意味では「平成の改新」・「平成の大変更」というような言葉とあまり意味は変わらない、ということになります。
あと歴史でよく習うものに「~の乱(らん)」などもあります。
例えば「保元の乱(ほうげんのらん)」(1156年)、「平治の乱(へいじのらん)」(1160年)、「応仁の乱(おうにんのらん)」(1467年)などですね。
なんか色々似てる感じがしてややこしいですが、
これらの最初の「保元(ほうげん)」「平治(へいじ)」「応仁(おうにん)」はそれぞれ元号だったりします。
Wikipediaによれば
・「保元(ほうげん)」=1156年~1159年
・「平治(へいじ)」=1159年~1160年
・「応仁(おうにん)」=1467年~1469年
みたいな感じのようです。
なんか短い間隔で変わってますが、昔はどうも起きた出来事に応じて元号を変える、ということもよくあったようですね。
例えばWikipediaによれば元号「応仁(おうにん」には、「戦乱により改元」と書いてありました。
歴史を勉強するほうからすると「あんまり元号をホイホイ変えないで!?」みたいな気分になりそうですが、
逆に言えば、元号が変わる時には、近くに大きな出来事があったりもします。
それとセットにすると、ちょっと覚えやすいかもしれません。
あと「1467年」など「西暦」の方も覚えやすくなる可能性もありますね。
まあ元号を全部暗記するのは難しいですが、
大学の入試問題だと、過去の「元号」を利用した資料問題もあったりします。
なので新元号「令和」への変更を機に、気になる元号をちょっと覚えておくと、
歴史のテストが少しやりやすくなったりするかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
天皇一人につき元号は一つ、というようにしたのは「明治時代」からのことみたいで、
これを「一世一元(いっせいちげん)の制」というようですね。
逆に言えばそれまでは結構変わってたようです。
あと古い時代の元号に「和銅(わどう)」(708年から715年)というものもありますが、
これは歴史の教科書によく載っている古いお金「和同開珎(わどうかいほう)」と関わりがあったりします。
*1:「元号(げんごう)」については 3/31 歴+数:「31」=「2019」=「1」!? ~「元号(げんごう)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。