のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

4/6 理+歴:「ミミズ」は伝説の「赤竜(せきりゅう)」ですか!?

 理科+歴史の話ー。
 ミミズ*1自身が伝説*2になっているわけではないので、ご了承を。


 生き物の「ミミズ」、その呼び名の一つである「赤竜(せきりゅう)」と、
 世界の伝説の「赤竜/赤い*3*4」の話などです。

 簡単に。


 前置き。
 生物の「ミミズ」については、当ブログでも取りあげたことがありまして。
 「土龍(どりゅう)」という強そうな名で呼ばれている…ということを書きましたが。


 それに加えて先日、ミミズは「赤竜(せきりゅう)」という名でも呼ばれていることを知りました、
 …文字からすると「赤い竜」という意味でしょうか。これまた強そうですね。


 といっても、どうやらこれは「漢方薬(かんぽうやく)」*5としての名前のようです。
 Wikipediaによればミミズ(蚯蚓)は漢方薬で、「赤竜(せきりゅう)」や「地竜(ちりゅう)」または「蚯蚓(きゅういん)」という名前で使用されるようですね。
 ミミズの体は赤かったりするので、そこら辺から「赤竜」とつけられたのかもしれません。


 ところが、ミミズとは別の「赤竜」という名前の存在も、それはそれでいたりします。
 Wikipediaによれば、中国の伝説に「赤竜(せきりゅう/チーロン)」(または「赤龍」)という存在がいるようで。
 こちらはミミズでなく、普通に「赤い竜(りゅう)」だったりします。
 いわゆるドラゴン。空を飛んだりして、ウロコなどがある伝説の生物です。
 しかもヨーロッパや世界中には結構「赤い竜」に関わる伝説は多いようです。
 イギリスのウェールズの伝説に出てたり、聖書に出ていたり。


 なので仮に「世界の赤竜が集まる会」みたいなのがあったとして、
 ミミズが出かけていくと、自分以外のメンバーはみんな伝説の竜だった…!みたいなこともありえそうですね。ミミズの運命やいかに


 まあそれは無いにしても、同じような名前で違うものは、世界に結構あるものです。
 海外旅行などに行くときは、気を付けておくとよいかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。





◆用語集
・赤竜(せきりゅう)【伝説】:
 赤い竜。
 ファンタジーなどでは火属性であるとされることも多い。
 またヨーロッパなどでの悪の赤竜(レッドドラゴン)は、欲深く、口から火を吐き、財宝を蓄える、という性格付けがなされていることも多い。口から火を吐く場合はほぼ「火竜(かりゅう)」と同じような意味であったりもする。
 ちなみに別の記事で書いたが、「竜(りゅう)」または「龍(りゅう)」へのイメージは文化によっても違う。
 東洋では竜は割と「神」や「神の使い」であるとみなされるが、
 西洋では「悪魔」とか「悪魔の化身」とみなされることが多い。 
 特に新約聖書ヨハネの黙示録*6に出てくる赤い竜は「悪魔」っぽいイメージ(「黙示録の獣」*7)。
 ちなみに「赤竜」などで検索してみると、結構ゲームに出ているようである。
 ゲーム『ファイナルファンタジー』の「9」や「11」に出ているようであり、
 ゲーム『逆転オセロニア』には「赤竜・玉王」というキャラなどがいるようだ。
 またゲーム『ファイアーエムブレム ヒーローズ』では、兵の種別の一つとして存在する様子。
 またTRPGリプレイ作品に『レッドドラゴン』というものがあり、
 ボードゲームに『レッドドラゴン・イン』というものもある。
 関連用語:「ファイアー・ドレイク」*8、「せきりゅう【潜水艦】」*9
 似てる言葉:「ギンリョウソウ(銀竜草)」*10【植物】


・赤竜【中国】:
 ちなみに中国の伝承では「五龍(ごりゅう)」の一匹’(一柱?)ともされるようだ。
 ちなみに「前漢(ぜんかん)」を建てた人物「劉邦(りゅうほう)」は、この赤竜の子である、という伝説もある。
 関連用語:「青龍(せいりゅう)」*11


・赤い竜【ウェールズ】:
 ウェールズ地方の伝説の龍。ウェールズの象徴たるドラゴン。
 詳細は省くが、この竜の存在などが、「ユーサー・ペンドラゴン」またその息子「アーサー・ペンドラゴン」(いわゆるアーサー王)につながっていたりする。
 あとこの竜を発見する話では、少年時代の魔術師「マーリン」も出てくる。


・マーリン:
 Wikipediaによれば、12世紀の偽史ブリタニア列王史』に登場する魔術師。
 名前はアンブローズ・マーリン(英語: Ambrose Merlin)。
 「ユーサー・ペンドラゴン」またその息子の「アーサー」を導いた。
 また「ストーンヘンジ」を建築したのもこの人らしい。
 父親は「夢魔(むま)/インキュバス*12であるという話もある。


・赤竜【聖書的なイメージ】:
 ちなみにトマス・ハリス氏の小説『レッド・ドラゴン』にはこの黙示録に出てくる「赤い竜」が絡んでいる。
 関連人名:「ネロ」*13


・『レッド・ドラゴン』【トマス・ハリス氏の小説】
 『羊たちの沈黙』などのキャラクター「ハンニバル・レクター」が登場するシリーズの一つ。


・『レッドドラゴン』【TRPGリプレイ】:
 TRPGリプレイ作品。
 メンバーに有名なライトノベル作家の先生などが多く豪華だったりする。
 …内容は色々とすさまじいのだが。


・『レッドドラゴン・イン』:
 ボ-ドゲームの一つ。
 ファンタジー世界の酒場*14で、お酒を飲み交わしている情景が舞台なのだが、
 途中で支払いのお金がなくなったり、アルコール飲みすぎて酔いつぶれたりすると脱落。
 最後まで立っていたものが勝利、みたいな割とすさまじいゲーム。でも楽しい。
 各キャラによって使える能力が違うのも面白い。…当然、他プレイヤーの邪魔をしたりするわけだが。
 関連記事:『宿屋を表す外国語セブン』*15


五龍(ごりゅう):
 中国の伝承における五体の龍。
 ちなみにWikipediaによれば、日本の武将「毛利元就(もうりもとなり)」の次女に「五龍局(ごりゅうのつぼね)」という人物がいたらしい。関係は不明だが、すごい名前だ。



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*1:「ミミズ(蚯蚓)」については 1/29 国語:蛇(へび)/「虫へん」の「虫」は(元々)「昆虫(こんちゅう)」じゃない!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「伝説(でんせつ)」については 1/8 歴+ゲーム:ロマンと理想は地下(ちか)にある!? ~伝説の地下都市「アガルタ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「赤(あか)」については 5/3 英+国他:色(いろ)/赤(あか)の表現 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「竜(りゅう)」については 7/17 国+英:どら焼き・ドラキュラ・ドラゴンの話! ~色んな「ドラ」のつく言葉~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:漢方薬(かんぽうやく)」については 5/27 国語:花(はな)の王、花の宰相(さいしょう)、花の神(かみ)!(5・7・5っぽい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:ヨハネの黙示録』については 7/9 地+諸外:山(やま)/「マッターホルン」は「鹿の角(しかのつの)」ですか? ~「Matterhorn(マッターホルン)」と「Cervino(チェルヴィーノ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「黙示録の獣」については 9/12 歴+ゲーム:ゲームに絡める「メソポタミア」史!? ~ゲーム『Fate』から見る、紀元前(きげんぜん)のメソポタミア~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:竜の一種「ファイアー・ドレイク」については 4/4 英+音他:「銅鑼(どら)」は「ゴング」と「タムタム」ですか? ~ジャーン♪と鳴らすアレの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:潜水艦「せきりゅう」については 10/17 社会:気になった単語の色々メモ(仮) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:植物の「ギンリョウソウ(銀竜草)」については 12/4 理+社他:「竜(りゅう)」は「幽霊(ゆうれい)」で「パイプ」ですか? ~植物の「ギンリョウソウ(銀竜草)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「青龍(せいりゅう)」については 1/14 歴史:五行(ごぎょう)/「青春(せいしゅん)」は青龍(せいりゅう)さんのおかげ!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:夢魔(むま)」や「インキュバス」、または「サキュバス」については 12/20 英+ゲーム:「ドレイン」と「吸収(きゅうしゅう)」と「排出(はいしゅつ)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:ローマ皇帝「ネロ」については 12/20 歴史:「暴君(ぼうくん)」ネロは現世で歌う ~コラボCMの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「酒場(さかば)」については 1/11 英+社:ゲームとかの「宿屋(やどや)/inn」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:記事『宿屋を表す外国語セブン』については 11/17 社+諸外他:「宿屋(やどや)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。