理科+英語の話ー。
干潟(ひがた)の泥(どろ)の上などで生きる魚*1「ムツゴロウ」と
その英名「mudskipper(マッドスキッパー)」の話です。
今日はちょっと用事があったので簡単に。
前置き。
筆者は和英辞典で調べものをしていたのですが、
その中で「ムツゴロウ」という魚の英名が「mudskipper(マッドスキッパー)」であることを知りました。
「mud(マッド)」というのが「泥(どろ)」で、「skip(スキップ)」が「跳ねる(はねる)」などの意味を持つので
「泥(どろ)の上を跳ねる者」みたいな感じですね。
そして「スキップ」をそのままにすれば「泥の中でスキップする者」みたいな感じもします。
何故この名前が?というのを調べてみると
Wikipediaによればムツゴロウは、潮(しお)が引いた干潟(ひがた)の上で生活する魚らしく。
しかも初夏(しょか)にはオスがピョンピョンと「跳ね(skip)」て求愛(きゅうあい)*2したりするそうです。
多分ここら辺が「mudskipper」の由来かと思われます。
※
求愛行動は大事なので、ムツゴロウとしては必死にスキップしていると思いますが、
「泥の上で/中でスキップする」というと、ちょっと楽しそうにも聞こえますね。
まだちょっと梅雨が続いて、服に「泥はね」などがついてしまうこともあるかもですが、
その時は「ムツゴロウ/mudskipper」のことを思い出すと、ちょっと楽しいかも知れません。
少なくとも英語の勉強にはなるかも?
まあそんな感じで~。
追記
調べてみると「干潟(ひがた)」で活動する魚や動物は色々いるようです。
また面白い求愛行動をする生物も。
興味が湧いたら調べてみるのも面白いかもしれません。
◆用語集
・ムツゴロウ:
・泥(どろ):
土*3と水が混ざったようなもの、状態。
英語では「mud(マッド、マド)」。
関連用語:「砂(すな)」*4、「さんずい」*5、「泥棒(どろぼう)」*6、「砂利(じゃり)」*7、「ヘドロ」*8、「splash(スプラッシュ)/水・泥がはねかかる」*9
・干潟(ひがた):
関連用語:「ラグーン(lagoon)」*10
*1:「魚(さかな)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「求愛(きゅうあい)」については 8/7 こころ+英他:「コート」といえば「求愛(きゅうあい)」ですか? ~「court(コート)/求愛する」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「土(つち)」については 5/22 理科:四大元素(しだいげんそ)の話 ~地水火風~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「砂(すな)」については 12/26 英語:単語/関係(かんけい)を意識してみる ~石と山とか、朝と夜とか~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:漢字の「さんずい」については 6/10 国語:足し算漢字クイズ! ~「さんずい」編~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「泥棒(どろぼう)」については 12/27 国+英他:「泥棒猫(どろぼうねこ)」は「こそこそ猫」ですか? ~「slink(スリンク)」と「slinking cat(スリンキング・キャット)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「砂利(じゃり)」については 11/16 理+音他:「砂利(じゃり)」は「国歌(こっか)」に出てきますか? ~「砂利」と「さざれ石(細石)」と「君が代(きみがよ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「ヘドロ」については 2/22 社+国他:そういえば「ヘドロ」って「何」ですか? ~「ヘドロ」と、怪しい「語源(ごげん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:水・泥がはねかかる意味もある英語「splash(スプラッシュ)」については 10/29 生+英他:その「着物(きもの)」は「スプラッシュ」してますか? ~「絣(かすり)/splashed pattern(スプラッシュド・パターン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:地形の一種「ラグーン(lagoon)」については 2/11 地+英:秋田県にある「ドラゴン・ラグーン」!? ~「ラグーン(lagoon)」と「八郎潟(はちろうがた)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。