社会+ゲームの話ー。
なんか料理名っぽいサブタイですが、深い意味はありません。
中東の国の「カタール(دولة قطر)」と、
ゲームで時々出てくる武器の「カタール」、
あと「ジャマダハル」という武器の話です。
前置き。
筆者はちょっとゲームの攻略本を読んでいたのですが、
そこで「カタ-ル」という名前の武器が紹介されておりました。
でもそこで「国名でカタールってあるよなあ…」と思ったので、調べてみました。
※
まず国の「カタール」の話を。
「カタール国」、または「カタール」は中東・西アジアに位置する国ですね。
首都は「ドーハ」。サッカー*1好きの方は「ドーハの悲劇」で知っておられるかもしれません。
ちなみに「カタール」のスペルはアラビア語*2では「دولة قطر」、英語では「Qatar(カタール)」みたいです。
Wikipediaによれば国名の由来は「qatura (カトゥラ)/噴出(ふんしゅつ)する」という言葉に由来するそうです。
中東は石油がよく出たりするので、その関係かもしれません。
で、武器の「カタール」の方なんですが、これがちょっとややこしかったりします。
何故なら、「カタール」という名前の武器が、複数あるからです。
Wikipediaによれば、昔のインドに「カタール」という、割と普通の小さな剣…小剣*3があったそうなんですが、
これが後で図鑑で紹介される時、「ジャマダハル」という他の武器と挿絵(さしえ)を間違えられてしまったそうで。
そのせいで、ヨーロッパでは「ジャマダハル」の方が「カタール」だと思われてしまったそうです。
しかもこの「ジャマダハル」という武器が、とても特徴的でして。
普通の剣は棒の先に剣を付ける、みたいな形をしているのですが。
対して「ジャマダハル」はまず握りこむグリップがあって、先に剣がついているという形でした。
メリケンサックとか、スコップの持ち手の先に剣を付けた、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
このためか、ジャマダハルは日本のテレビゲームなどでもよく出てきています。
しかも(特に昔は)名前が「カタール」だと誤解されたままだったので、
色んなゲームで「カタールという名前のジャマダハル」が結構出てくることになってしまったようです。
なかなかシュールな悲劇ですね。
でもこのネタはもうゲーム業界では知られているのか、
最近のゲームでは「カタール」というと元の小剣(ジャマダハルじゃない方)が出てきたりするようです。
※
今回は物の名前の話でしたが、これが「人間」の場合で考えると、
「違う人が自分の名前で有名になっちゃう」みたいな感じで、ちょっとイヤですね。
ちなみに「日本から遠い国名が覚えられない」という方もおられるようですね。
今回紹介した国の「カタール」は日本からわりと遠い国ですが、
Wikipediaによれば、英語での国名は「Qatar」であり、
これは世界の国と地域の名前で唯一、「Q」(キュー)で始まる国名らしいです。
こういう風に何か一つ特徴をつかんでおくと、名前を覚えやすかったり、間違いにくいかもしれませんね。
新しく人に会った時などは、意識してみるといいかも?
まあそんな感じで~。
追記
他にもちょっと似た響きの言葉をメモっておきます
・シタール
・パタータ
・バザール
・バタール
・アバタール
*1:「サッカー」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「アラビア語」については 4/7 歴史:イスタンブールはビザンティオンですか? ~はい、コンスタンティノープルです~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「小剣(しょうけん)」については 6/17 生+社他:「ネクタイ」は「剣(けん)」でできてますか? ~「小剣(スモールチップ)」と「大剣(ブレード)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。