のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

1/16 国+社他:思考実験/「人間に口(くち)のない世界」の「ことば」の話! ~『言葉』と「ことば」~

 国語+社会+ゲームの話ー。
 一応、ホラーな記事ではありません。
 あと思考実験(シミュレーション)なので筆者的にはゲームジャンルで。


 「言葉(ことば)」という語には、「口(くち)」という漢字(かんじ)が含まれているけど、
 「じゃあもし、人間に口が無かったら?」と考えてみた話です。



※ややこしい長文なので注意


※以下では思考実験のやりやすさ上「人間に口がある」ことを前提としてますが、
 これは特に障害・身体的特徴を持つ方への攻撃の意図ではなく、
 また人間としての基準決めの意味でもありません。
 あくまで一部の漢字の成立過程などについて考えてみる試みです。
 しかしご不快に感じることがあればすみません。ご容赦を。


 前置き。
 昨日の記事で『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』*1というマンガや
 「言語学(げんごがく)」…言葉(ことば)についての学問を紹介していて思いついたのですが。
 
 「言葉(ことば)」という語の「言」には、
 「口(くち)」という字が含まれていますね。


 では、仮にもし、人間(にんげん)という種族にもともと「口(くち)」がなかったら、どうでしょう?
 そこでは『言葉』という語は、そもそも使われないのではないか?
 または違う形になるのではないか?と思いまして。
 ちょっと考えてみました。


(※以後、「人間に口のない世界」を、「口のない世界」と呼ぶことあり)

 例えば、人間にもともと「口(くち)」というものがなかったら。
 まず、漢字の「口」を使う回数は今より減るかと思います。
 また、口から出る「声(こえ)」についても同じです。
 それらは(その世界の人間にとって)「自分にない器官(きかん)や現象(げんしょう)、手段」ですからね。


 なので、「口のない世界」では普段のコミュニケーションに使う手段…
 …仮にそれを「ことば」とすると(※「言葉」と書くと「口」が入ってしまうのでひらがな)、
 その「ことば」に、「口」という漢字が含まれる確率は、低いかと思います。
 「口のない世界」ではそもそも人間には口がないですし、コミュニケーションにも使いませんしね。


 では、どうやってお互いにコミュニケーションするかというと。
 例えば「文字(もじ)」や「ジェスチャー」(身振り手振り)が使われそうですね。
 また口から声が出なくても、物を叩く「音(おと)」も使われるかもしれません。


 よって「人間に口がない世界」では、今使われている『言葉』という語の代わりに、
 「身振り手振り」や「ジェスチャー」など、また違う動作の名前が使われるのではないかと思われます、
 仮にメインのコミュニケーション手段を「ことば」と呼ぶならば、
 ちょっとルビっぽくなりますが、「動作(ことば)」、「字(ことば)」みたいな。


 あるいは現在の世界の言葉と入れ替えていくなら


・書くことの「字(じ)」をメインにする世界
 「語」→「字」、「単語」→「単字」、「会話」→「会字」、あるいは「表字」?


・動作、「動」をメインにする世界
 「語」→「動」、「単語」→「単動」、「会話」→「会動」、あるいは「表動」?


 …って感じでしょうか。


 逆に言えば、現在のように「口」を使った漢字が多いのは、
 少なくとも漢字を作った時代に、「人間の間で口を使った会話ができること」が重要視されていたのではないかと思います。


 だからか今でも、「言う」ことを表す字の「言」は、
 漢字の「ごんべん」になり、いろんな言葉に含まれています。


 「語(ご)」という字は、口から出る言葉に限らないのに、「言」という字を含んでいます。
 例えばノートとかに書いたものは、口を使っていないのに、
 「単語(たんご)」と呼ばれ、ほぼ自動的に「口」を含むわけですね。
 というか冒頭で紹介したように「言葉(ことば)」という時点で「口」を含むわけです。


 別にそれらを悪いと言いたいわけではないのですが、
 普段自然だと思っていることでも、少し条件が違うと、全く違った形になるかもしれない、ということを思いました。
 (口の有無は少しではないかもですが)



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに言葉や言語(げんご)を表す英語に「tongue(タン)」というものもあるのですが、
 これは「舌(した)」*2という意味も持つ英語でもあります。
 舌は言葉の発音(はつおん)に関してとても重要な役割をするので、
 それがよく表れている、という感じですね。
 逆に言えば、本文で確認した「人間に口のない世界」では、口も舌もないと思われるので、
 この「tongue」という言葉が「言葉」を指すことはないと思われます。


追記2
 本文ではあまり触れませんでしたが、「書き言葉」と「話し言葉」がいつも同じとは限りません。
 例えば日本には「文語体(ぶんごたい)」、「口語体(こうごたい)」というものもあるようです。
 説明が難しいのですが、Wikipediaによれば「文語(ぶんご)」というのが文章(ぶんしょう)の上で使われる言葉遣いであり、
 「口語(こうご)」が日常で使われる言葉遣いのようですね。
 で、「文語体」と「口語体」はそれぞれに対応した「文体(ぶんたい)」のようです。
 ただしWikipediaによればかつての「言文一致運動(げんぶんいっちうんどう)」というもので、今は口語体がメインで使われているようですね。
 ちなみにこの「言文一致運動」に関して有名な作品に「二葉亭四迷(ふたばてい・しめい)」氏の『浮雲(うきぐも)』という小説があったりします。
 国語や歴史の教科書でも名前を見る作品ですね。



◆用語集
・口(くち)【部位・器官】
 英語では「mouth(マウス)」。
 関連用語:「唇(くちびる)」*3、「口紅(くちべに)」、「舌(した)」、「歯(は)」*4、「くちばし(嘴)」、「食感(しょっかん)/mouthfeel」*5、、「アクセント」*6


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