理科+国語+数学の話ー。
クイズっぽいですが、サブタイでネタバレしています。
円形(えんけい)や丸い物を表す漢字、「輪(わ、りん)」と、
花の数え方「一輪(いちりん)」、そして色んな形の花の話です。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
昨日「1(いち)」を表す外国語を調べた流れで、
今日は「一輪(いちりん)」という言葉を調べてみました。
※
まず、「輪」という字は、丸い物を表したりする漢字ですね。
「輪(わ)」や「輪(りん)」など複数読み方はありますが、
どちらにせよ「輪っか」や「一輪車」など、丸いもの、円形のものに関わる印象です。
ちょっと伸びた形の「楕円(だえん)」はあるにせよ、
基本的に「丸くない輪」は存在しないようにも思えます。
ところが、広い意味なら「丸くない輪(わ、りん)」もあると言えるかもしれません。
というのも花の数え方に、「一輪(いちりん)」があるからですね。
手元の国語辞典によれば「一輪(いちりん)」は、
「車輪(しゃりん)」や「花(はな)」など、「全体の輪郭が丸みを帯びている物」の数え方…という感じで書かれていました。
筆者も最初はそれで納得していたのですが、
でもよく考えると、「丸くない花」って結構多い気もしますね。
まず五枚のはなびらの花は、どちらかというと「五芒星(ごぼうせい)」とか「星形(ほしがた)」っぽかたったりしますし。
以前紹介した「ユキノシタ」のように、下の2枚だけ大きな花もあったりします。
(はなびらの生え方は、中心からの円形ともいえますが)
また今回調べてみると「サギソウ(鷺草)」や「ゴクラクチョウカ(ストレリチア)」などのように
そもそも「鳥(とり)」に似ていると言えるくらい、姿が違う花もあったりするようです。
(それぞれ鳥の「鷺(さぎ)」や「極楽鳥(ごくらくちょう)」に似ている感じですね)
どこかで画像を見て頂けると多分分かると思いますが、
「輪」というよりはかなり「鳥じゃんこれ!」っていう気になる形をしています。
なのでその意味では、
「花の『一輪』は、丸くない『輪』(のこともある)!」
…なんて言えるかもしれません。
ちょっと矛盾っぽくて面白いですね。
※
まあだからといって「一輪という数え方は間違っている!」という訳ではなく、
単にクイズっぽくて面白いなーとか、花の形面白いな~って話ですね。
今度あなたがどこかで「一輪」の花でも見ることがあれば、
「これは丸くて『輪』っぽい!」とか「これはあまり丸くないなー」なんて、
色々考えてみても面白いかもですね。
まあそんな感じで~。