のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

1/23 理+英他:「武士(ぶし)」は「スリッパ」を背負っていましたか? ~「アツモリソウ」と「lady(s)-slipper(レディズ・スリッパー)」の話~

 理科+英語+社会の話ー。
 「武士は家に上がる時に備え、スリッパを常備した…」という話ではありません。


 膨らんだ花びらを持つ植物「アツモリソウ(敦盛草)」と、
 その由来に絡む、膨らんだ形の武具「母衣(ほろ)」、
 そしてアツモリソウの英名「lady(s)-slipper(レディズ・スリッパー)」等の話を。


(※本記事中、人名等敬称略)


 前置き。
 筆者がちょっと調べ物をしていると、
 「lady(s)-slipper(レディズ・スリッパー)」や「アツモリソウ」などの
 面白そうな語を見つけたので、その話を。


 まず、「アツモリソウ」という植物の話から。
 Wikipediaで調べてみると「アツモリソウ」は、ラン科アツモリソウ属の多年草らしいです。
 「袋状の唇弁(しんべん)を持つ花の姿を、平敦盛(たいらのあつもり)の背負った母衣(ほろ)に見立ててつけられている」と書いてありました。
 つまりざっくり言うと、ふくらんだ花びらが「母衣(ほろ)」というものに似ているということですね。
 (ちなみに「平敦盛(たいらのあつもり)」というの平安時代末期の武将ですね)


 で、同じくWikipediaによれば、
 「母衣(ほろ)」とは、武士がつけていた武具の一種らしいです。
 マントのように鎧(よろい)の後ろの方に付けるのですが、
 中身などを入れて膨らませる、というのが特徴のようですね。
 外見的には「荷物を布でくるんで背負っている」みたいな感じになります。
 後ろから(攻撃のために)飛んでくる、石や矢を防ぐ目的だったようですね。


 ところで「アツモリソウ」には英名もあるようでして。
 手元の英和辞典によれば、「lady(s)-slipper(レディズ・スリッパー)」
 Wikipediaの「アツモリソウ亜科」のページでは「Ladys slippers (レディズ・スリッパーズ)」となっておりました。
 これは「貴婦人(きふじん)のスリッパ」という意味らしいです。


 また詳細は略しますが、アツモリソウの学名にも「サンダル」という言葉が関係しているので、
 英語圏・欧米におけるアツモリソウは「(丸い)靴っぽい」と見られていたのかもしれません。


 なので、アツモリソウの「膨らんだ部分」が、
 日本では「母衣」、英語圏では「スリッパ」とみなされた、ということですね。
 そのため英語圏の方々が、武士の「母衣」の膨らんでいる様子を見たら、
 「『武士』は『スリッパ』(みたいな物)を背負っていた…!?」なんて思うかもですね。
 …逆に武士の方々がスリッパをみたら「母衣に似ている靴…!?」と思うのかもですが。


 まあ上のことは割とジョークですが、
 同じ花でも、文化によって名前が違うのは興味深いですね。


 アツモリソウの場合、日本では「武士」、英語圏では「貴婦人」と、
 かなりイメージが違う言葉に関係しているのが面白いです。


 あなたの知っている日本名の花も、英名や学名だと面白い名前になっているかも?
 (そしてまたその逆もありそうです)
 ちょっと調べてみるのもいいかもですね。



 まあそんな感じで~。





追記
 しかしアツモリソウのように、「その文化にしかない物・人物に関係する名前」だと、
 なかなか海外の人に説明するのは難しいかもですね。
 まず「平敦盛」や「母衣」について説明しなければなりませんし。



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